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掲載中の816本から、年代・ジャンル・作品名で絞り込めます。

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816本を表示中 ジャンルを複数選ぶと、そのすべてに当てはまる作品だけが残ります

THE SHAWSHANK REDEMPTION
洋画1994年ドラマ

ショーシャンクの空に

冤罪で刑務所に送られた男の20年。派手な見せ場はほとんどないのに、観終わったあと確実に何かが変わっている。迷ったらこれ、と言い切れる一本。

5.0/5
CITY LIGHTS
洋画1931年コメディ恋愛

街の灯

サイレント映画。声はひとことも出ない。それでも、映画史でもっとも有名なラストシーンのひとつを持っている。

4.9/5
CITIZEN KANE
洋画1941年ドラマ

市民ケーン

新聞王の生涯を、関係者の証言を継ぎ合わせて描く。映画技術の教科書として、いまも必ず名前が挙がる一本。

4.9/5
晩春LATE SPRING
邦画1949年ドラマ家族

晩春

父と二人暮らしの娘が結婚を勧められる、それだけの話。小津作品の型がここで完成している。

4.9/5
東京物語TOKYO STORY
邦画1953年ドラマ家族

東京物語

老夫婦が東京の子どもたちを訪ねる、それだけの話。世界の映画人が繰り返し「史上最高の一本」に挙げてきた作品。

4.9/5
雨月物語UGETSU
邦画1953年時代劇SF・ファンタジー

雨月物語

戦国の世で欲に取り憑かれた男たちの話。長回しの移動撮影で現実と幽界を繋いでしまう手つきが、いまも語り継がれる。

4.9/5
七人の侍SEVEN SAMURAI
邦画1954年時代劇アクション

七人の侍

野武士に襲われる村を守るため、百姓が七人の侍を雇う。207分・白黒・70年以上前の作品でありながら、いま観てもエンタメとして機能する。

4.9/5
12 ANGRY MEN
洋画1957年ドラマサスペンス・犯罪

十二人の怒れる男

陪審員室から一歩も出ない会話劇。有罪で決まりかけた評決が、一人の疑問から少しずつ崩れていく。

4.9/5
切腹HARAKIRI
邦画1962年時代劇ドラマ

切腹

時代劇でありながら、剣戟はほとんどない。斬り合いの代わりに、言葉で相手の欺瞞を追い詰めていく133分。

4.9/5
天国と地獄HIGH AND LOW
邦画1963年サスペンス・犯罪ドラマ

天国と地獄

誘拐事件を扱った作品。前半の密室劇と後半の捜査劇で、映画の作りがまるごと切り替わる。

4.9/5
THE GODFATHER
洋画1972年ドラマサスペンス・犯罪

ゴッドファーザー

「映画史上の最高傑作」と呼ばれ続ける一本。派手な銃撃戦を期待すると肩透かしを食うが、その代わりに一人の人間が変わっていく過程を、これ以上ないほど冷静に見せてくれる。

4.9/5
THE GODFATHERPART II
洋画1974年ドラマサスペンス・犯罪

ゴッドファーザー PART II

続編でありながら前作を超えたと言われる稀な例。若き日の父と、当主となった息子を交互に描く構成が異様に効く。

4.9/5
CASABLANCA
洋画1942年恋愛ドラマ

カサブランカ

戦時下のモロッコを舞台にした恋愛劇。引用されすぎて手垢がついているが、実際に観ると台詞の一つひとつがきちんと機能している。

4.8/5
THE THIRD MAN
洋画1949年サスペンス・犯罪ドラマ

第三の男

戦後のウィーンで、友人の死の真相を探る男。廃墟の街と地下下水道、そして名高いラストシーン。

4.8/5
野良犬STRAY DOG
邦画1949年サスペンス・犯罪ドラマ

野良犬

戦後間もない東京の闇市と焼け跡が、そのまま記録されている。捜査ものとしても優れた一本。

4.8/5
SUNSET BOULEVARD
洋画1950年ドラマサスペンス・犯罪

サンセット大通り

サイレント時代の元大女優と、行き詰まった脚本家。ハリウッド自身が自分の残酷さを描いた作品。

4.8/5
ALL ABOUT EVE
洋画1950年ドラマ

イヴの総て

ベテラン女優のもとに現れた熱心なファンが、少しずつ彼女の位置を奪っていく。会話劇の到達点のひとつ。

4.8/5
麦秋EARLY SUMMER
邦画1951年ドラマ家族

麦秋

結婚をめぐる家族の話でありながら、描かれているのは家族そのものが解体していく過程。

4.8/5
生きるIKIRU
邦画1952年ドラマ

生きる

30年間ただ判を押してきた市役所の課長が、胃がんを宣告される。感動作として語られるが、後半の構成はかなり意地が悪い。

4.8/5
西鶴一代女THE LIFE OF OHARU
邦画1952年時代劇ドラマ

西鶴一代女

御所勤めの女性が、身分違いの恋をきっかけに転落していく。溝口健二の主題がもっとも純粋に出た作品。

4.8/5
ゴジラGODZILLA 1954
邦画1954年SF・ファンタジードラマ

ゴジラ

シリーズの原点。娯楽作として作られていないので、いま観ると驚くほど暗い。空襲と被爆の記憶がそのまま映っている。

4.8/5
浮雲FLOATING CLOUDS
邦画1955年ドラマ恋愛

浮雲

戦時中の仏印で始まった関係が、敗戦後の日本で腐りながら続いていく。救いのなさで知られる一本。

4.8/5
THE SEVENTH SEAL
洋画1957年ドラマSF・ファンタジー

第七の封印

十字軍から戻った騎士が、死神と対局しながら疫病の国を旅する。何度も引用されてきた古典。

4.8/5
VERTIGO
洋画1958年サスペンス・犯罪恋愛

めまい

高所恐怖症の元刑事が、ある女性の尾行を頼まれる。中盤で謎が解けたあとに始まる後半こそが本題。

4.8/5
THE 400 BLOWS
洋画1959年青春ドラマ

大人は判ってくれない

学校にも家にも居場所のない少年の日々。ヌーヴェル・ヴァーグの出発点であり、いまも青春映画の基準。

4.8/5
LAWRENCE
OF ARABIA
洋画1962年ドラマ戦争

アラビアのロレンス

第一次大戦下のアラブ反乱を主導したイギリス人将校の話。CGのない時代に、本物の砂漠と人数だけで作られた大作。

4.8/5
洋画1963年ドラマ

8 1/2

スランプに陥った映画監督の頭の中を、現実・記憶・妄想の区別なく映す。以降の「作れない話」の原型。

4.8/5
DR. STRANGELOVE
洋画1964年コメディ戦争

博士の異常な愛情

狂った将軍が核攻撃を命令し、誰もそれを止められない。冷戦下に作られた、笑うしかない終末喜劇。

4.8/5
TAXI DRIVER
洋画1976年ドラマサスペンス・犯罪

タクシードライバー

ベトナム帰りの不眠症の運転手が、夜のニューヨークを走り続ける。孤独が暴力に変わる過程を、内側から描く。

4.8/5
APOCALYPSE NOW
洋画1979年戦争ドラマ

地獄の黙示録

ベトナムの川を遡上し、消息を絶った大佐を暗殺する任務。戦争映画というより、狂気に向かう旅の記録。

4.8/5
BACK TO THE FUTURE
洋画1985年SF・ファンタジーコメディ

バック・トゥ・ザ・フューチャー

タイムマシンで30年前へ飛んだ高校生が、自分の両親をくっつける。設定だけ聞くとコメディだが、脚本の設計は今なお教科書として扱われるレベル。

4.8/5
GOODFELLAS
洋画1990年サスペンス・犯罪ドラマ

グッドフェローズ

実在の元マフィアの証言を基にした作品。犯罪組織の日常を、楽しげなナレーションとテンポのいい音楽で描く。

4.8/5
THE LORD
OF THE RINGS
洋画2001年SF・ファンタジーアクション

ロード・オブ・ザ・リング

3部作の1作目。CGだけに頼らず、実景・ミニチュア・特殊メイクを総動員して中つ国を成立させた。ファンタジー映画の基準を作った作品。

4.8/5
THE DARK KNIGHT
洋画2008年アクションサスペンス・犯罪

ダークナイト

ヒース・レジャーのジョーカーばかり語られるが、本当にすごいのは「正義が何をどこまでやっていいか」を最後まで問い続ける脚本のほう。

4.8/5
IT'S A
WONDERFUL LIFE
洋画1946年ドラマ家族

素晴らしき哉、人生!

クリスマスの定番として知られるが、中身はかなり苦い。夢を諦め続けた男が、自分が生まれなかった世界を見せられる。

4.7/5
BICYCLE THIEVES
洋画1948年ドラマ家族

自転車泥棒

戦後ローマ。仕事に必要な自転車を盗まれた男が、息子と一日中それを探し歩く。俳優は全員素人。

4.7/5
羅生門RASHOMON
邦画1950年時代劇サスペンス・犯罪

羅生門

日本映画が世界に知られるきっかけになった一本。「立場によって真実が変わる」という語り口は、この作品の名前で呼ばれるほど定着した。

4.7/5
ROMAN HOLIDAY
洋画1953年恋愛コメディ

ローマの休日

70年以上前の白黒映画だが、いま観ても驚くほど軽快。そして、恋愛映画としては珍しいくらいきっぱりした結末を選んでいる。

4.7/5
REAR WINDOW
洋画1954年サスペンス・犯罪

裏窓

骨折して車椅子の写真家が、向かいのアパートを覗くうちに殺人を疑い始める。視点を一箇所に固定したまま112分持たせる。

4.7/5
二十四の瞳TWENTY-FOUR EYES
邦画1954年ドラマ戦争

二十四の瞳

小豆島の分教場に赴任した女性教師と、12人の児童の18年間。戦争を直接は描かず、失われた結果だけを見せる。

4.7/5
LA STRADA
洋画1954年ドラマ

旅芸人に売られた娘と、粗暴な大道芸人。フェリーニの代表作で、寓話のように単純で、そのぶん深く残る。

4.7/5
蜘蛛巣城THRONE OF BLOOD
邦画1957年時代劇ホラー

蜘蛛巣城

シェイクスピアの翻案。霧の中の城と、能の所作を取り入れた演技。終盤の矢の場面が有名。

4.7/5
SOME LIKE IT HOT
洋画1959年コメディ恋愛

お熱いのがお好き

殺人現場を目撃した男二人が、女性楽団に紛れ込んで逃げる。テンポと台詞の切れ味で押し切る121分。

4.7/5
NORTH BY
NORTHWEST
洋画1959年サスペンス・犯罪アクション

北北西に進路を取れ

巻き込まれ型サスペンスの原型。トウモロコシ畑の複葉機、ラシュモア山。以降の娯楽アクションはここから始まった。

4.7/5
PSYCHO
洋画1960年ホラーサスペンス・犯罪

サイコ

シャワーシーンだけが有名だが、本当の衝撃は「感情移入していた人物が途中で消える」という構造のほう。

4.7/5
用心棒YOJIMBO
邦画1961年時代劇アクション

用心棒

娯楽時代劇として完成しきった一本。西部劇に翻案され、そこからさらに現代の映画へ影響が広がった、型そのものの発明。

4.7/5
THE GREAT ESCAPE
洋画1963年戦争アクション

大脱走

捕虜収容所からの集団脱走。実話を基にした娯楽大作で、段取りを見せることの面白さがここに全部ある。

4.7/5
砂の女WOMAN IN THE DUNES
邦画1964年ドラマSF・ファンタジー

砂の女

昆虫採集に来た教師が、砂丘の底の家に閉じ込められる。抽象的な設定を、徹底的に具体的な砂の質感で撮る。

4.7/5
乱れるYEARNING
邦画1964年ドラマ恋愛

乱れる

戦争未亡人として嫁ぎ先の店を守ってきた女性が、義弟から思いを告げられる。抑制された98分。

4.7/5
赤ひげRED BEARD
邦画1965年時代劇ドラマ

赤ひげ

185分。黒澤明と三船敏郎の最後のコンビ作であり、初期の集大成でもある。

4.7/5
2001A SPACE ODYSSEY
洋画1968年SF・ファンタジー

2001年宇宙の旅

台詞は極端に少なく、物語の説明はほぼない。1968年の作品なのに、宇宙船の見え方はいまも古びていない。観る人を選ぶが、選ばれると一生残る。

4.7/5
CHINATOWN
洋画1974年サスペンス・犯罪ドラマ

チャイナタウン

浮気調査から始まった事件が、水利権をめぐる巨大な腐敗にたどり着く。脚本の完成度で語られ続ける一本。

4.7/5
砂の器CASTLE OF SAND
邦画1974年サスペンス・犯罪ドラマ

砂の器

身元不明の殺人事件を追う刑事たち。終盤、演奏会と捜査報告と回想が同時進行する構成が突出している。

4.7/5
ALIEN
洋画1979年SF・ファンタジーホラー

エイリアン

SFの見た目をしたホラー。怪物をほとんど見せないまま117分持たせる。デザインの気持ち悪さは今も突出している。

4.7/5
STALKER
洋画1979年SF・ファンタジードラマ

ストーカー

願いが叶うという「ゾーン」へ、案内人が二人を連れて行く。SFの体裁を借りた、信仰と欲望をめぐる作品。

4.7/5
AMADEUS
洋画1984年ドラマ

アマデウス

モーツァルトの伝記映画ではない。彼の才能を誰よりも正確に理解し、だからこそ絶望した宮廷作曲家サリエリの視点で語られる。

4.7/5
RAN
邦画1985年時代劇ドラマ

老いた武将が家督を三人の息子に譲り、破滅していく。黒澤明の後期最大の作品。

4.7/5
STAND BY ME
洋画1986年青春ドラマ

スタンド・バイ・ミー

少年4人が死体を探しに行く。それだけの89分だが、子ども時代が終わる瞬間を、これほど正確に捉えた映画は多くない。

4.7/5
THE SILENCE
OF THE LAMBS
洋画1991年サスペンス・犯罪

羊たちの沈黙

アカデミー主要5部門を独占した唯一級のサスペンス。レクター博士の出演時間は実は短く、恐怖のほとんどは面会室の会話だけで作られている。

4.7/5
FORREST GUMP
洋画1994年ドラマ

フォレスト・ガンプ/一期一会

知能に障害のある男が、ベトナム戦争からウォーターゲートまでを通り抜けてしまう。感動作として有名だが、皮肉の効いた作りでもある。

4.7/5
FARGO
洋画1996年サスペンス・犯罪コメディ

ファーゴ

狂言誘拐が次々に破綻していく。犯罪ものでありながら、主人公は妊娠中の女性警察署長という配置が効く。

4.7/5
HANA-BI
邦画1997年ドラマサスペンス・犯罪

HANA-BI

病の妻を連れて旅に出る元刑事。台詞は極端に少なく、絵画と沈黙で構成される。ヴェネツィア金獅子賞受賞作。

4.7/5
CURE
邦画1997年ホラーサスペンス・犯罪

CURE キュア

同じ手口の殺人が続くが、実行犯はすべて別人。日本の心理サスペンスで屈指の一本。

4.7/5
千と千尋の神隠し SPIRITED AWAY
邦画2001年アニメSF・ファンタジー

千と千尋の神隠し

国内興行収入316.8億円、アカデミー賞とベルリン金熊賞をダブル受賞。数字だけが有名になりがちだが、中身は驚くほど地に足のついた「働く話」です。

4.7/5
CITY OF GOD
洋画2002年サスペンス・犯罪ドラマ

シティ・オブ・ゴッド

リオデジャネイロのスラムの20年を、猛烈なテンポで描く。実際にその地区に住む若者が多数出演している。

4.7/5
MEMORIES
OF MURDER
洋画2003年サスペンス・犯罪ドラマ

殺人の追憶

実際の未解決連続殺人事件を基にした作品。捜査の失敗と、当時の社会の空気を、笑いを混ぜながら描く。

4.7/5
A SEPARATION
洋画2011年ドラマ家族

別離

離婚を巡る夫婦と、雇った家政婦との間に起きた事故。誰も嘘をつききれず、誰も完全には正しくない。

4.7/5
ROMA
洋画2018年ドラマ家族

ROMA/ローマ

1970年代のメキシコシティ。中流家庭に住み込む先住民系の家政婦の日常を、監督自身の記憶をもとに再現する。

4.7/5
PERFECT DAYS
邦画2023年ドラマ

PERFECT DAYS

東京の公衆トイレ清掃員の日々を、繰り返しとして描く。ヴィム・ヴェンダース監督が撮った、日本を舞台にした作品。

4.7/5
ルックバックLOOK BACK
邦画2024年アニメ青春

ルックバック

漫画を描く二人の少女の出会いから別れまで。原作の完成度をそのまま映像に移した、無駄のない一本。

4.7/5
国宝KOKUHO
邦画2025年ドラマ時代劇

国宝

日本アカデミー賞で最多10部門を受賞。175分をかけて、一人の役者の半生を追う。

4.7/5
SINGIN'
IN THE RAIN
洋画1952年ミュージカルコメディ

雨に唄えば

傘を回して踊るあの場面だけが有名だが、中身はサイレントからトーキーへの移行期を描いた業界内幕コメディ。とにかく笑える。

4.6/5
LA DOLCE VITA
洋画1960年ドラマ

甘い生活

ゴシップ記者がローマの夜を渡り歩く。物語らしい物語はなく、断片が並ぶだけ。それでも忘れがたい映像が続く。

4.6/5
BREATHLESS
洋画1960年サスペンス・犯罪恋愛

勝手にしやがれ

警官を撃った男と、アメリカ人の恋人。物語より、ジャンプカットという編集手法で映画史を変えた作品。

4.6/5
THE GRADUATE
洋画1967年ドラマ青春

卒業

大学を出たものの何もする気になれない青年が、母親の友人と関係を持つ。教会から花嫁を奪う場面が有名だが、その直後が本題。

4.6/5
BONNIE AND CLYDE
洋画1967年サスペンス・犯罪アクション

俺たちに明日はない

実在の強盗カップルを描いた作品。暴力の描き方を変え、アメリカン・ニューシネマの出発点になった。

4.6/5
THE FRENCH
CONNECTION
洋画1971年サスペンス・犯罪アクション

フレンチ・コネクション

麻薬密輸を追う刑事の捜査を、ドキュメンタリーのような手触りで描く。カーチェイスの原型としても知られる。

4.6/5
JAWS
洋画1975年ホラーアクション

ジョーズ

海水浴場を襲う人食いザメ。機械仕掛けのサメが故障続きで映せなかった結果、見せない演出が生まれたという有名な経緯を持つ。

4.6/5
ROCKY
洋画1976年ドラマアクション

ロッキー

三流ボクサーが世界王者と戦うチャンスを得る。試合の場面は最後だけで、大半は冴えない男の日常。

4.6/5
ANNIE HALL
洋画1977年コメディ恋愛

アニー・ホール

コメディアンと歌手の恋の始まりから終わりまでを、時系列をばらして語る。恋愛映画の作り方を変えた一本。

4.6/5
THE DEER HUNTER
洋画1978年戦争ドラマ

ディア・ハンター

ベトナム戦争に行った三人の若者と、彼らを送り出した町。戦闘より、行く前と帰ってからを長く描く。

4.6/5
THE SHINING
洋画1980年ホラー

シャイニング

雪に閉ざされたホテルで家族が壊れていく。驚かせる仕掛けをほとんど使わず、対称の構図と音だけで不安を作る。

4.6/5
E.T.THE EXTRA-TERRESTRIAL
洋画1982年SF・ファンタジー家族

E.T.

誰もが知っている自転車と月のシルエット。ただ、この映画が本当に描いているのは、寂しさを抱えた少年が別れを引き受けるまでの過程です。

4.6/5
BLADE RUNNER
洋画1982年SF・ファンタジー

ブレードランナー

公開時は失敗作扱いだった。それが今ではSF映画の見た目そのものを決めた一本として語られる。物語より、空気を浴びる映画。

4.6/5
蒲田行進曲FALL GUY
邦画1982年コメディドラマ

蒲田行進曲

時代劇の撮影所を舞台にした喜劇。命がけの階段落ちに挑む大部屋俳優を軸に、笑いと悲惨が同居する。

4.6/5
風の谷のナウシカNAUSICAÄ
邦画1984年アニメSF・ファンタジー

風の谷のナウシカ

スタジオジブリ設立前の作品だが、後の宮崎アニメの要素はここでほぼ完成している。原作漫画を知ると、映画版の位置づけも見えてくる。

4.6/5
タンポポTAMPOPO
邦画1985年コメディ

タンポポ

西部劇の型を借りたラーメン映画。本筋の合間に、食にまつわる無関係な小話が挟まり続ける。

4.6/5
AKIRA
邦画1988年アニメSF・ファンタジー

AKIRA

物語は駆け足で分かりにくい。それでも、この作画を超えるものは今も多くない。日本アニメが世界に届いた原点。

4.6/5
DIE HARD
洋画1988年アクション

ダイ・ハード

クリスマスのビルが武装集団に占拠され、非番の刑事が一人で立ち向かう。アクション映画の構成の教科書。

4.6/5
紅の豚PORCO ROSSO
邦画1992年アニメアクション

紅の豚

豚の姿をした飛行艇乗りが、アドリア海で賞金稼ぎをしている。宮崎駿監督の趣味が全開で、それが一本の映画として成立している。

4.6/5
JURASSIC PARK
洋画1993年SF・ファンタジーアクション

ジュラシック・パーク

CGが映画を変えた瞬間として語られる作品。ただ実際に観ると、怖がらせ方の設計と、恐竜をなかなか見せない我慢のほうが効いている。

4.6/5
ソナチネSONATINE
邦画1993年サスペンス・犯罪ドラマ

ソナチネ

抗争を避けて沖縄に送られたヤクザたちが、やることもなく海辺で過ごす。暴力と静けさの落差で知られる一本。

4.6/5
PULP FICTION
洋画1994年サスペンス・犯罪コメディ

パルプ・フィクション

ギャング、ボクサー、強盗カップル。関係のなさそうな話が時系列をバラバラにして並べられ、最後にひとつの形に収まる。90年代以降の映画を決定的に変えた一本。

4.6/5
SE7EN
洋画1995年サスペンス・犯罪

セブン

七つの大罪になぞらえた連続殺人を追う刑事の話。残酷描写はほとんど直接映らないのに、観たあとの気分の悪さは他に類を見ない。

4.6/5
TOY STORY
洋画1995年アニメ家族

トイ・ストーリー

技術的な事件として記録される作品だが、いま観ると驚くのは81分の脚本の締まり方。無駄が本当にひとつもない。

4.6/5
BEFORE SUNRISE
洋画1995年恋愛ドラマ

恋人までの距離

列車で出会った男女が、翌朝までの十数時間を一緒に過ごす。事件は起きず、会話だけで101分持たせる。

4.6/5
GHOST IN
THE SHELL
邦画1995年アニメSF・ファンタジー

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊

全身義体の捜査官が、ネットワーク上の犯罪者を追う。83分と短く、哲学的な議論と静かな都市描写が大半を占める。

4.6/5
幻の光MABOROSI
邦画1995年ドラマ

幻の光

是枝裕和の劇映画デビュー作。台詞が極端に少なく、引きの画だけで構成される。

4.6/5
もののけ姫PRINCESS MONONOKE
邦画1997年アニメSF・ファンタジー

もののけ姫

ジブリでもっとも重く、もっとも容赦のない一本。自然と人間、どちらにも正義があり、どちらも引けない。子ども向けだと思って観ると火傷する。

4.6/5
PERFECT BLUE
邦画1997年アニメサスペンス・犯罪

パーフェクトブルー

アイドルから女優へ転身した女性が、自分の輪郭を見失っていく。今敏監督の長編デビュー作にして、後の実写映画にも影響を与えた一本。

4.6/5
THE TRUMAN SHOW
洋画1998年SF・ファンタジードラマ

トゥルーマン・ショー

町も家族も全部セット、住民は全員俳優。本人だけが知らないまま30年間放送され続けているテレビ番組の話。

4.6/5
THE MATRIX
洋画1999年SF・ファンタジーアクション

マトリックス

弾丸をよける有名なあの映像。ただ本当に新しかったのは、哲学的な問いをそのままアクション映画の推進力にしてしまった構成のほう。

4.6/5
FIGHT CLUB
洋画1999年ドラマサスペンス・犯罪

ファイト・クラブ

不眠症の会社員が、石鹸を売る男と出会って地下の殴り合いを始める。仕掛けばかり語られるが、要点はその後の展開のほう。

4.6/5
MEMENTO
洋画2000年サスペンス・犯罪ドラマ

メメント

10分しか記憶が保たない男が、妻を殺した犯人を探す。時間を逆向きに並べることで、主人公と同じ不安を観客に与える。

4.6/5
AMÉLIE
洋画2001年コメディ恋愛

アメリ

他人をこっそり幸せにすることに夢中な女性の話。緑と赤に染めた画面と、細かい小ネタの連続で押し切る122分。

4.6/5
千年女優MILLENNIUM ACTRESS
邦画2002年アニメドラマ

千年女優

引退した大女優へのインタビューが、いつのまにか彼女の出演作の中に入り込む。今敏監督の編集技術の見本。

4.6/5
OLDBOY
洋画2003年サスペンス・犯罪アクション

オールド・ボーイ

理由も告げられず監禁され、突然解放された男の復讐劇。廊下の長回しで知られるが、本題は復讐の後にある。

4.6/5
誰も知らないNOBODY KNOWS
邦画2004年ドラマ家族

誰も知らない

母に置き去りにされた4人の兄妹の話。実際に起きた事件を下敷きにしているが、告発ではなく、ただ静かに時間の経過を見せていく。

4.6/5
PAN'S
LABYRINTH
洋画2006年SF・ファンタジードラマ

パンズ・ラビリンス

内戦後のスペインを舞台にした、大人向けのダークファンタジー。妖精や怪物が出てくるのに、いちばん恐ろしいのは軍人の継父である。

4.6/5
NO COUNTRY
FOR OLD MEN
洋画2007年サスペンス・犯罪

ノーカントリー

劇伴をほぼ使わず、風と足音と呼吸だけで2時間持たせる。追う者と追われる者の話でありながら、結末はどちらの側にも与えられない。

4.6/5
おくりびとDEPARTURES
邦画2008年ドラマ家族

おくりびと

職を失ったチェロ奏者が、納棺師になる。アカデミー外国語映画賞受賞作。所作の描き方が全部を支えている。

4.6/5
WALL·E
洋画2008年アニメSF・ファンタジー

ウォーリー

ゴミに埋もれた地球に一体だけ残った清掃ロボットの話。前半のサイレント映画のような時間が突出している。

4.6/5
THE SOCIAL
NETWORK
洋画2010年ドラマ

ソーシャル・ネットワーク

Facebook創業の物語。IT起業の映画かと思って観ると、実際に描かれているのは、うまくいけばいくほど孤立していく人間の話。台詞の速度が異常。

4.6/5
TOY STORY 3
洋画2010年アニメ家族

トイ・ストーリー3

シリーズ完結編。おもちゃの側から見た「卒業」の話で、子ども向け作品としては珍しく終わりを描き切っている。

4.6/5
INTOUCHABLES
洋画2011年コメディドラマ

最強のふたり

首から下が動かない富豪と、スラム出身の介護人。実話を基にしたフランス映画で、湿っぽさを徹底的に避けている。

4.6/5
舟を編むTHE GREAT PASSAGE
邦画2013年ドラマコメディ

舟を編む

地味な題材を、地味なまま面白く見せる。言葉に取り憑かれた人たちの仕事ぶりを、静かに追いかける一本。

4.6/5
WHIPLASH
洋画2014年ドラマ青春

セッション

名門音楽学校のドラマーと、恫喝で生徒を追い込む教師。106分、緊張が一切緩まない。

4.6/5
INSIDE OUT
洋画2015年アニメ家族

インサイド・ヘッド

11歳の少女の頭の中で、5つの感情が暮らしている。子ども向けの体裁で、感情の役割についてかなり踏み込んだことを言う。

4.6/5
聲の形A SILENT VOICE
邦画2016年アニメ青春

聲の形

小学生のとき聴覚障害のある少女をいじめた少年が、高校生になって彼女に会いに行く。安易な和解に着地させないところが強い。

4.6/5
PARASITE
洋画2019年ドラマサスペンス・犯罪

パラサイト 半地下の家族

カンヌ最高賞とアカデミー作品賞を同時に獲った唯一の作品。喜劇として始まり、途中で完全に別のジャンルに変わる。

4.6/5
THE FIRST
SLAM DUNK
邦画2022年アニメ青春

THE FIRST SLAM DUNK

原作漫画の最終盤の一試合を映画化。原作者自身が監督を務め、視点人物を変えることで新しい物語にしている。

4.6/5
OPPENHEIMER
洋画2023年ドラマ戦争

オッペンハイマー

原爆を作った物理学者の伝記。派手な場面はほとんどなく、大半が会話と、二つの時間軸を行き来する構成で進む。

4.6/5
ANATOMY
OF A FALL
洋画2023年サスペンス・犯罪ドラマ

落下の解剖学

夫が転落死し、妻が殺人罪に問われる。法廷で暴かれるのは事件ではなく、夫婦の関係そのもの。

4.6/5
お早ようGOOD MORNING
邦画1959年コメディ家族

お早よう

小津作品でいちばん軽い一本。団地の日常を舞台にした喜劇で、おならのギャグが延々と続く。

4.5/5
THE EXORCIST
洋画1973年ホラー

エクソシスト

少女に取り憑いた悪魔と、信仰を失いかけた神父。ホラーが真面目な映画として扱われるようになった転換点。

4.5/5
影武者KAGEMUSHA
邦画1980年時代劇ドラマ

影武者

武田信玄の死を隠すため、瓜二つの盗人が影武者を務める。物語より、画面の色彩と合戦の物量で観る作品。

4.5/5
転校生I ARE YOU, YOU AM ME
邦画1982年青春SF・ファンタジー

転校生

階段から落ちた中学生の男女が入れ替わる。尾道を舞台にした青春映画で、以降の入れ替わりものの下敷きになった。

4.5/5
家族ゲームTHE FAMILY GAME
邦画1983年コメディ家族

家族ゲーム

受験を控えた次男のもとに来た家庭教師が、家族の関係をかき回していく。日本映画でもっとも有名な食卓の構図を持つ一本。

4.5/5
お葬式THE FUNERAL
邦画1984年コメディ家族

お葬式

義父が急死し、葬儀を出すことになった夫婦の3日間。悲しみより手続きと見栄と気疲れが前に出る。

4.5/5
マルサの女A TAXING WOMAN
邦画1987年コメディサスペンス・犯罪

マルサの女

国税局査察部の女性調査官と、脱税を重ねる経営者の攻防。取材に基づく具体性が、そのまま面白さになっている。

4.5/5
RAIN MAN
洋画1988年ドラマ家族

レインマン

自閉症の兄の存在を知らなかった弟が、遺産のために彼を連れ出す。ロードムービーとして進みながら、関係が変わっていく。

4.5/5
DEAD POETS SOCIETY
洋画1989年青春ドラマ

いまを生きる

全寮制の名門校に赴任した型破りな英語教師と、生徒たち。名場面の多さで知られるが、結末はかなり苦い。

4.5/5
LÉON
洋画1994年アクションサスペンス・犯罪

レオン

牛乳と観葉植物しか持たない殺し屋のもとに、家族を殺された少女が転がり込む。名場面の多さで語られるが、いま観ると引っかかる部分もある。

4.5/5
CHUNGKING EXPRESS
洋画1994年恋愛ドラマ

恋する惑星

香港を舞台にした二つの短い恋の話。手持ちカメラとネオンで撮られた映像が、1990年代の空気そのものになっている。

4.5/5
12 MONKEYS
洋画1995年SF・ファンタジーサスペンス・犯罪

12モンキーズ

ウイルスで地上が壊滅した未来から、囚人が過去へ送られる。時間ものの中でも、構造の閉じ方が特に美しい一本。

4.5/5
L.A. CONFIDENTIAL
洋画1997年サスペンス・犯罪

L.A.コンフィデンシャル

1950年代のロサンゼルス警察の腐敗を描いた群像劇。人物が多いのに混乱しない、脚本の整理が見事な一本。

4.5/5
うなぎTHE EEL
邦画1997年ドラマ

うなぎ

カンヌ最高賞受賞作。重い前提から始まりながら、本編は淡々とした田舎の日常が続く。

4.5/5
THE SIXTH SENSE
洋画1999年ホラーサスペンス・犯罪

シックス・センス

死者が見える少年と、彼を担当する小児精神科医。仕掛けで有名だが、実際は静かな人間ドラマ。

4.5/5
THE GREEN MILE
洋画1999年ドラマSF・ファンタジー

グリーンマイル

『ショーシャンクの空に』と同じ監督・原作者による刑務所もの。189分と長く、寓話的で、そして重い。

4.5/5
INFERNAL
AFFAIRS
洋画2002年サスペンス・犯罪ドラマ

インファナル・アフェア

香港ノワールの到達点。のちにハリウッドで『ディパーテッド』としてリメイクされたが、原型のほうが張りつめている。

4.5/5
MYSTIC RIVER
洋画2003年サスペンス・犯罪ドラマ

ミスティック・リバー

イーストウッドが撮った、救いのない一本。犯人探しの体裁をとりながら、実際には取り返しのつかなさについての映画である。

4.5/5
DOWNFALL
洋画2004年戦争ドラマ

ヒトラー ~最期の12日間~

ベルリン陥落直前の総統地下壕を、秘書の証言をもとに再現する。ドイツが自国の指導者を人間として描いた作品。

4.5/5
パプリカPAPRIKA
邦画2006年アニメSF・ファンタジー

パプリカ

他人の夢に入る装置が盗まれ、夢と現実の境界が壊れていく。今敏監督の遺作となった長編。

4.5/5
フラガールHULA GIRLS
邦画2006年ドラマ青春

フラガール

実話を基にした作品。閉山が迫る炭鉱町で、ハワイアンセンターの踊り子を目指す少女たちと、東京から来た教師。

4.5/5
THE PRESTIGE
洋画2006年サスペンス・犯罪SF・ファンタジー

プレステージ

19世紀ロンドンの奇術師二人の執念の対決。冒頭で「よく見ろ」と言われ、それでも騙される作り。

4.5/5
3 IDIOTS
洋画2009年コメディ青春

きっと、うまくいく

インドの名門工科大学を舞台にした青春コメディ。歌って踊って笑わせながら、学歴社会の圧力を正面から扱う。

4.5/5
MOTHER
洋画2009年サスペンス・犯罪ドラマ

母なる証明

ポン・ジュノが『殺人の追憶』と『パラサイト』のあいだに撮った一本。母性を美談としてではなく、恐ろしいものとして描き切っている。

4.5/5
告白CONFESSIONS
邦画2010年サスペンス・犯罪ドラマ

告白

娘を殺された中学教師が、終業式のホームルームで犯人が生徒の中にいると告げる。その後の展開を、複数の「告白」の連なりで見せていく。

4.5/5
BLACK SWAN
洋画2010年ドラマホラー

ブラック・スワン

『白鳥の湖』の主役に選ばれたバレリーナが、役に飲み込まれていく。心理ホラーとしても機能する。

4.5/5
風立ちぬTHE WIND RISES
邦画2013年アニメドラマ

風立ちぬ

零戦の設計者・堀越二郎をモデルにした作品。夢を追うことと、その結果への責任を切り離さずに描く。

4.5/5
herHER
洋画2013年SF・ファンタジー恋愛

her/世界でひとつの彼女

近未来のロサンゼルスで、孤独な男が音声AIと関係を築く。公開から10年以上たって、より切実になった作品。

4.5/5
INTERSTELLAR
洋画2014年SF・ファンタジードラマ

インターステラー

相対性理論もブラックホールも出てくるが、感情の中心にあるのは「約束を守れなかった父親」。169分を支えているのはそこ。

4.5/5
百円の恋100 YEN LOVE
邦画2014年ドラマ青春

百円の恋

実家に引きこもっていた女性が、家を出て、深夜バイトをして、ボクシングを始める。安藤サクラの身体が全部を持っていく。

4.5/5
MOONLIGHT
洋画2016年ドラマ青春

ムーンライト

マイアミの貧しい黒人街で育つ少年の、少年期・高校時代・成人後を描く。台詞は少なく、事件も少ない。それでも忘れられない。

4.5/5
LA LA LAND
洋画2016年ミュージカル恋愛

ラ・ラ・ランド

色彩とダンスの多幸感で語られがちだが、この映画が本当にやっているのは、選択には必ず失うものがあると最後に突きつけること。

4.5/5
シン・ゴジラSHIN GODZILLA
邦画2016年SF・ファンタジードラマ

シン・ゴジラ

上映時間の半分近くが会議と手続き。それがこれほど面白くなるとは誰も思っていなかった。日本という国のかたちを描いた特撮作品。

4.5/5
淵に立つHARMONIUM
邦画2016年ドラマ家族

淵に立つ

夫の古い知人が居候として現れる。過去に何があったのかも分からないまま、家族が取り返しのつかない場所へ進む。

4.5/5
メッセージARRIVAL
洋画2016年SF・ファンタジードラマ

メッセージ

異星人との接触を、戦闘ではなく翻訳の問題として描く。原作はテッド・チャンの短編。

4.5/5
ZOOTOPIA
洋画2016年アニメサスペンス・犯罪

ズートピア

ディズニーのアニメーションでありながら、扱っているのは差別と分断。子ども向けの体裁で、大人がぎくりとする内容を仕込んでいる。

4.5/5
万引き家族SHOPLIFTERS
邦画2018年ドラマ家族

万引き家族

カンヌ最高賞。万引きで生活をつなぐ「家族」の話だが、糾弾も感動の押し売りもしない。ただ淡々と見せて、最後に判断をこちらへ渡してくる。

4.5/5
1917
洋画2019年戦争アクション

1917 命をかけた伝令

第一次大戦の西部戦線。攻撃中止の伝令を届けるため、二人の兵士が戦場を横断する。カットが割れないので、逃げ場がない。

4.5/5
JOKER
洋画2019年ドラマサスペンス・犯罪

ジョーカー

コメディアンを夢見る孤独な男が、社会から弾かれて壊れていく。原作ものでありながら、参照しているのは『タクシードライバー』。

4.5/5
NOMADLAND
洋画2020年ドラマ

ノマドランド

企業城下町が消え、家を失った60代の女性がバンで暮らし始める。出演者の多くが実際の車上生活者。

4.5/5
ある男A MAN
邦画2022年ドラマサスペンス・犯罪

ある男

戸籍を交換して生きていた男の正体を追う。ミステリーの形で、名前と出自の意味を問う。

4.5/5
ゴジラ-1.0GODZILLA MINUS ONE
邦画2023年SF・ファンタジーアクション

ゴジラ-1.0

終戦直後の日本を舞台にしたゴジラ。ハリウッド大作の数十分の一の製作費で視覚効果賞を受賞したことが、公開後の話題を決めた。

4.5/5
罪人たちSINNERS
洋画2025年ホラーミュージカル

罪人たち

禁酒法時代のミシシッピを舞台に、ブルースと吸血鬼を結びつけた作品。オリジナル脚本のホラーとして異例の成功を収めた。

4.5/5
旅と日々TABI TO HIBI
邦画2025年ドラマ

旅と日々

ロカルノ国際映画祭で日本映画としては18年ぶりの最高賞を受賞。夏の海と冬の雪山を行き来する。

4.5/5
突撃PATHS OF GLORY
洋画1957年戦争ドラマ

突撃

キューブリック初期の代表作。第一次大戦のフランス軍を舞台に、軍法会議の理不尽を描く。

4.4/5
椿三十郎SANJURO
邦画1962年時代劇アクション

椿三十郎

『用心棒』の続編にあたる娯楽時代劇。喜劇として非常によくできている。

4.4/5
東京流れ者TOKYO DRIFTER
邦画1966年アクションサスペンス・犯罪

東京流れ者

やくざ映画の形をした実験作。真っ白なセット、原色の照明、突然の様式化。物語を追うと必ず混乱する。

4.4/5
A CLOCKWORK
ORANGE
洋画1971年ドラマSF・ファンタジー

時計じかけのオレンジ

暴力を楽しむ若者が、国家によって暴力を憎むよう「治療」される。不快な映像で有名だが、問うているのは自由意志の話。

4.4/5
BAGDAD CAFE
洋画1987年コメディドラマ

バグダッド・カフェ

何も起きない映画の代表格。主題歌『Calling You』とともに、じわじわと空気が変わっていく91分。

4.4/5
GLADIATOR
洋画2000年アクションドラマ

グラディエーター

家族を殺された将軍が剣闘士に落ち、闘技場から皇帝を狙う。話は素朴だが、ローマの再現と音楽で押し切る。

4.4/5
DANCER
IN THE DARK
洋画2000年ドラマミュージカル

ダンサー・イン・ザ・ダーク

ビョーク主演、ラース・フォン・トリアー監督のパルムドール受賞作。ミュージカルの形式を使って、これ以上ないほど残酷な話を語る。

4.4/5
座頭市ZATOICHI
邦画2003年時代劇アクション

座頭市

盲目の按摩が実は剣の達人という古典的シリーズを、北野武が撮り直す。音とリズムで組み立てた時代劇。

4.4/5
下妻物語KAMIKAZE GIRLS
邦画2004年コメディ青春

下妻物語

まったく趣味の合わない二人の少女の関係を、過剰な演出とテンポで見せる。102分、笑いが途切れない。

4.4/5
ゆれるSWAY
邦画2006年ドラマサスペンス・犯罪

ゆれる

兄弟の関係を、法廷と記憶の食い違いから描く。西川美和の名を決定づけた一本。

4.4/5
ゾディアックZODIAC
洋画2007年サスペンス・犯罪ドラマ

ゾディアック

実際の未解決事件を題材に、捜査そのものの徒労を描く。解決編は用意されていない。

4.4/5
容疑者Xの献身SUSPECT X
邦画2008年サスペンス・犯罪ドラマ

容疑者Xの献身

隣人の殺人を隠すため、天才数学者が完全犯罪を作り上げる。倒叙ミステリーの映画化として成功した例。

4.4/5
INCEPTION
洋画2010年SF・ファンタジーアクション

インセプション

設定を聞くと難解そうだが、実際は極めて律儀に説明される。むしろ「複雑な話を観客に迷わせない」ための工夫を見る映画。

4.4/5
悪人VILLAIN
邦画2010年ドラマサスペンス・犯罪

悪人

殺人事件の加害者と、彼と逃避行することになる女性。事件を軸にしながら、周囲の人々の孤独を丹念に描いていく。

4.4/5
THE ARTIST
洋画2011年ドラマコメディ

アーティスト

サイレントからトーキーへの転換期を、あえてサイレント映画として描く。アカデミー作品賞を受賞した異色作。

4.4/5
DRIVE
洋画2011年アクションサスペンス・犯罪

ドライヴ

昼はスタントマン、夜は逃がし屋の男。アクション映画の形をした、極端に様式的な作品。

4.4/5
ARGO
洋画2012年サスペンス・犯罪ドラマ

アルゴ

イラン革命下のアメリカ大使館人質事件。SF映画のロケハンを装って6人を国外へ逃がすという、実際にあった作戦の映画化。

4.4/5
ルームROOM
洋画2015年ドラマ家族

ルーム

監禁された母子の脱出と、その後を描く。前半と後半で完全に別の映画になる構成が優れている。

4.4/5
君の名は。YOUR NAME.
邦画2016年アニメ恋愛

君の名は。

興行収入250.3億円という数字ばかり語られるが、実際に効いているのは中盤の一撃と、そこからの畳み掛け方。賛否が分かれる部分も含めて書きます。

4.4/5
怒りRAGE
邦画2016年ドラマサスペンス・犯罪

怒り

未解決の殺人事件の犯人が整形して逃亡中という設定のもと、東京・千葉・沖縄の三つの物語が並行する。

4.4/5
愛がなんだAI GA NANDA
邦画2019年恋愛ドラマ

愛がなんだ

好きな男に都合よく使われる女性の話。共感も批判もさせない距離感が、この作品の全部。

4.4/5
JOJO RABBIT
洋画2019年コメディ戦争

ジョジョ・ラビット

ナチス政権下のドイツを、笑いを使って描く。ふざけているようで、着地はきわめて真面目。アカデミー脚色賞受賞作。

4.4/5
ファーザーTHE FATHER
洋画2020年ドラマ家族

ファーザー

戯曲の映画化。部屋の家具や人の顔が入れ替わり、観客は主人公と同じ不安を体験する。

4.4/5
DUNE
洋画2021年SF・ファンタジーアクション

デューン 砂の惑星

巨大な砂の惑星をめぐる政治と宗教のSF。物語は前半で終わり、単体では完結しない。

4.4/5
CODA
洋画2021年ドラマ家族

コーダ あいのうた

聴覚障害のある家族の中で唯一聞こえる娘が、歌の道を選ぶかどうかで揺れる。型どおりだが、丁寧に作られている。

4.4/5
aftersunAFTERSUN
洋画2022年ドラマ家族

aftersun/アフターサン

トルコのリゾートでの父娘の休暇を、ビデオ映像と記憶を混ぜて描く。長編デビュー作とは思えない完成度。

4.4/5
BLUE GIANT
邦画2023年アニメ青春

BLUE GIANT

ジャズのサックス奏者を目指す青年の話。物語は王道だが、音楽と演奏場面の作りが突出している。

4.4/5
関心領域THE ZONE OF INTEREST
洋画2023年戦争ドラマ

関心領域

アウシュヴィッツ収容所長の一家の日常を描く。虐殺の場面は一切映さず、音響だけで存在させる。

4.4/5
怪物MONSTER
邦画2023年ドラマ青春

怪物

是枝裕和監督、坂元裕二脚本。カンヌで脚本賞を受賞。誰が「怪物」なのかを問い続ける構成。

4.4/5
エゴイストEGOIST
邦画2023年ドラマ恋愛

エゴイスト

ゲイの男性と、シングルマザーの息子との関係を描く。愛情と支配、善意と自己満足の境目を、逃げずに扱った一本。

4.4/5
PROJECT
HAIL MARY
洋画2026年SF・ファンタジードラマ

プロジェクト・ヘイル・メアリー

『火星の人』のアンディ・ウィアーによるベストセラーSFの映画化。理系の理屈をきちんと積み上げながら、最後は友情の話に着地する。2026年のSFではまずこれを推したい。

4.4/5
鬼婆ONIBABA
邦画1964年ホラー時代劇

鬼婆

戦乱の時代を背景にした恐怖劇。ススキの原と、深い穴だけで構成される。

4.3/5
怪談KWAIDAN
邦画1964年ホラー時代劇

怪談

小泉八雲の怪談集を4話構成で映画化。美術と色彩が突出している。

4.3/5
男はつらいよTORA-SAN
邦画1969年コメディ家族

男はつらいよ

テキ屋の寅次郎が20年ぶりに実家へ帰り、騒動を起こして、また旅に出る。日本でもっとも長く続いたシリーズの原型がここにある。

4.3/5
黒い雨BLACK RAIN
邦画1989年戦争ドラマ

黒い雨

井伏鱒二の小説を今村昌平が映画化。爆心地の描写より、その後の差別と病を描く。

4.3/5
ヒートHEAT
洋画1995年アクションサスペンス・犯罪

ヒート

銀行強盗団と刑事の対決を描く犯罪大作。市街地での銃撃戦は以降の作品の基準になった。

4.3/5
秘密と嘘SECRETS & LIES
洋画1996年ドラマ家族

秘密と嘘

マイク・リー監督の代表作。カフェでの長い二人芝居が、映画史に残る場面として知られる。

4.3/5
TITANIC
洋画1997年恋愛ドラマ

タイタニック

沈むことを観客全員が知っている船の上で恋愛を描く。あらすじだけ見ると単純なのに、なぜこれほど当たったのか。今あらためて観ると理由がはっきり分かる。

4.3/5
リングRING
邦画1998年ホラーサスペンス・犯罪

リング

観たら一週間後に死ぬビデオ。日本のホラーが世界に広がるきっかけになった作品で、恐怖の作り方が以降の基準になった。

4.3/5
ピンポンPING PONG
邦画2002年青春コメディ

ピンポン

松本大洋の漫画を実写化。スポーツものの枠を借りて、才能と挫折を描く。窪塚洋介と井浦新の代表作。

4.3/5
ハウルの動く城HOWL'S MOVING CASTLE
邦画2004年アニメSF・ファンタジー

ハウルの動く城

呪いで90歳の老婆にされた少女が、動く城で暮らし始める。物語の整理は決してよくないが、動く城の造形と久石譲のワルツだけで観る価値がある。

4.3/5
COLLATERAL
洋画2004年サスペンス・犯罪アクション

コラテラル

ロサンゼルスの一夜だけを描く犯罪劇。マイケル・マンがデジタルで撮った夜景が、それ自体で観る価値のある水準にある。

4.3/5
パッチギ!
邦画2005年青春ドラマ

パッチギ!

1968年の京都を舞台に、日本の高校生と朝鮮学校の生徒たちの衝突を描く。喧嘩の話として面白く、そのぶん終盤が重い。

4.3/5
かもめ食堂KAMOME DINER
邦画2006年コメディドラマ

かもめ食堂

ヘルシンキで日本食堂を営む女性と、集まってくる日本人たち。事件は起きず、ただ料理と会話が続く102分。

4.3/5
ONCEONCE
洋画2007年ミュージカル恋愛

ONCE ダブリンの街角で

超低予算・ドキュメンタリー的な撮影で作られた音楽映画。歌がそのまま台詞の代わりになる。

4.3/5
サマーウォーズSUMMER WARS
邦画2009年アニメSF・ファンタジー

サマーウォーズ

仮想空間で起きた事件と、長野の旧家に集まった親戚たちの日常。まったく違う二つを並行させて、最後に重ねる構成が気持ちいい。

4.3/5
SHUTTER ISLAND
洋画2010年サスペンス・犯罪ドラマ

シャッター アイランド

スコセッシとディカプリオによるサスペンス。仕掛けそのものより、2回目に観たときの見え方の変わり方が本題である。

4.3/5
SKYFALL
洋画2012年アクションサスペンス・犯罪

007 スカイフォール

ロジャー・ディーキンスの撮影が突出している一本。スパイアクションでありながら、実際には老いと世代交代の話をしている。

4.3/5
キャロルCAROL
洋画2015年恋愛ドラマ

キャロル

パトリシア・ハイスミスの小説を映画化。視線と間だけで感情を語る、静かな恋愛映画。

4.3/5
BRIDGE OF SPIES
洋画2015年ドラマ戦争

ブリッジ・オブ・スパイ

冷戦下の交渉を描いたスピルバーグ作品。派手な場面はほとんどなく、あるのは会話と手続きだけ。それでも最後まで緊張が持続する。

4.3/5
お嬢さんTHE HANDMAIDEN
洋画2016年サスペンス・犯罪恋愛

お嬢さん

日本統治下の朝鮮を舞台に、詐欺と裏切りが交錯する。イギリスの小説を翻案した、豪奢な作り。

4.3/5
ゲット・アウトGET OUT
洋画2017年ホラーサスペンス・犯罪

ゲット・アウト

人種差別を題材にしたホラー。分かりやすい悪意ではなく、善意の顔をした差別を扱った点が新しかった。

4.3/5
BABY DRIVER
洋画2017年アクションサスペンス・犯罪

ベイビー・ドライバー

カーチェイスも銃撃も、すべて劇中で流れている曲のリズムに同期している。実験的な企画を、娯楽作として成立させた一本。

4.3/5
A STAR IS BORN
洋画2018年ミュージカル恋愛

アリー/スター誕生

何度もリメイクされてきた物語の4度目の映画化。売れていく彼女と、壊れていく彼。歌唱が全部その場の録音。

4.3/5
バーニングBURNING
洋画2018年サスペンス・犯罪ドラマ

バーニング 劇場版

村上春樹の短編「納屋を焼く」を、韓国の格差社会に置き換えた作品。何も確定しないまま終わる。

4.3/5
孤狼の血
邦画2018年サスペンス・犯罪アクション

孤狼の血

広島を舞台にした暴力団抗争もの。役所広司演じる型破りな刑事が、正義とも悪ともつかない位置で動き回る。日本アカデミー賞4冠。

4.3/5
MIDSOMMAR
洋画2019年ホラードラマ

ミッドサマー

スウェーデンの夏至祭を訪れたアメリカ人グループが、閉じた共同体の儀式に巻き込まれる。白夜のホラー。

4.3/5
罪の声THE VOICE OF SIN
邦画2020年サスペンス・犯罪ドラマ

罪の声

グリコ・森永事件をモデルにした小説の映画化。犯人探しではなく、事件に使われた子どもたちのその後を追う。

4.3/5
ミナリMINARI
洋画2020年ドラマ家族

ミナリ

監督自身の子ども時代を下敷きにした移民の物語。ユン・ヨジョンがアカデミー助演女優賞を受賞。

4.3/5
街の上でOVER THE TOWN
邦画2021年コメディ青春

街の上で

古着屋で働く青年の周りで、何も起きない。会話だけで進み、それが妙に可笑しく、妙に沁みる。

4.3/5
犬王INU-OH
邦画2021年アニメミュージカル

犬王

異形の姿で生まれた能楽師と、盲目の琵琶法師。史実を下敷きに、演目をロックコンサートとして見せる。

4.3/5
FLEEFLEE
洋画2021年アニメドラマ

FLEE フリー

アカデミー賞で長編アニメ・長編ドキュメンタリー・国際長編の3部門に同時ノミネートされた作品。

4.3/5
TARTÁR
洋画2022年ドラマミュージカル

TAR/ター

架空の女性指揮者を主人公に、権力と芸術の関係を描く。ケイト・ブランシェットの演技が突出している。

4.3/5
CLOSECLOSE
洋画2022年ドラマ青春

CLOSE クロース

ベルギーの少年二人の関係を描く。前半の幸福と後半の落差が非常に大きい。

4.3/5
正欲
邦画2023年ドラマ

正欲

朝井リョウの小説の映画化。マイノリティを称揚する言葉が、実は誰を排除しているのかを問う。東京国際映画祭で監督賞・観客賞を受賞。

4.3/5
FlowFLOW
洋画2024年アニメSF・ファンタジー

Flow

ラトビア製の長編アニメーション。無料ソフトで制作され、アカデミー長編アニメ映画賞を受賞した。

4.3/5
宝島TAKARAJIMA
邦画2025年ドラマアクション

宝島

真藤順丈の直木賞受賞作を191分で映画化。戦後沖縄の20年を、三人の視点から追う。

4.3/5
フィヨルドFJORD
洋画2026年ドラマ

フィヨルド

クリスティアン・ムンジウが二度目のパルムドールを受賞した作品。日本公開は未定。

4.3/5
回転THE INNOCENTS
洋画1961年ホラーサスペンス・犯罪

回転

ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』の映画化。最後まで真相を確定させない。

4.2/5
キャバレーCABARET
洋画1972年ミュージカルドラマ

キャバレー

歌はすべて舞台の上でだけ歌われる。ミュージカルの約束事を壊した作品。

4.2/5
赤い影DON'T LOOK NOW
洋画1973年ホラーサスペンス・犯罪

赤い影

娘を亡くした夫婦の喪失を、断片的な編集で描く。オカルト映画でありながら、本質は喪失の物語。

4.2/5
プラトーンPLATOON
洋画1986年戦争ドラマ

プラトーン

監督自身のベトナム従軍経験に基づく作品。兵士の視点から、内部の分裂を描く。

4.2/5
ザ・フライTHE FLY
洋画1986年ホラーSF・ファンタジー

ザ・フライ

特殊メイクの到達点として知られる作品。ホラーでありながら、中身は病と看取りの話。

4.2/5
GHOST
洋画1990年恋愛SF・ファンタジー

ゴースト/ニューヨークの幻

殺された男が幽霊として残り、恋人を守ろうとする。1990年を代表する大ヒット作で、いまも記号として残っている。

4.2/5
雨あがるAFTER THE RAIN
邦画2000年時代劇ドラマ

雨あがる

黒澤明が遺した脚本を、助監督だった小泉堯史が監督した第一作。穏やかで優しい時代劇。

4.2/5
GOGO
邦画2001年青春ドラマ

GO

在日韓国人の高校生を主人公にした青春映画。金城一紀の直木賞受賞作を、行定勲が疾走感のある演出で映画化。

4.2/5
回路PULSE
邦画2001年ホラーSF・ファンタジー

回路

黒沢清の代表作のひとつ。驚かせる演出をほぼ使わず、孤独そのものを恐怖として描く。

4.2/5
サイドウェイSIDEWAYS
洋画2004年コメディドラマ

サイドウェイ

結婚前の独身旅行のはずが、うまくいかないことばかり。情けない大人を優しく突き放す、大人向けのロードムービー。

4.2/5
血と骨
邦画2004年ドラマ家族

血と骨

ビートたけしが演じる、擁護しようのない男。感情移入の余地を一切与えないまま2時間強を押し切る、異様な迫力の作品。

4.2/5
ディパーテッドTHE DEPARTED
洋画2006年サスペンス・犯罪ドラマ

ディパーテッド

香港映画『インファナル・アフェア』をボストンに移した翻案。スコセッシに初のアカデミー監督賞をもたらした作品。

4.2/5
JUNO
洋画2007年コメディドラマ

ジュノ

重くなりうる題材を、軽口だけで最後まで走り切る。アカデミー脚本賞を受賞した台詞回しは、いま観ても独特のリズムを持っている。

4.2/5
キサラギ
邦画2007年コメディサスペンス・犯罪

キサラギ

自殺したアイドルの一周忌に集まったファン5人が、密室で推理を始める。低予算の会話劇として、脚本の勝利という言葉が似合う一本。

4.2/5
崖の上のポニョPONYO
邦画2008年アニメ家族

崖の上のポニョ

CGをほぼ使わず、全編を手描きで通した作品。物語は破天荒で説明を放棄しているが、波が生き物のように動く映像は他に類がない。

4.2/5
IRON MAN
洋画2008年アクションSF・ファンタジー

アイアンマン

MCUの第1作。いま観るとむしろ、シリーズ化を前提としない普通の映画としてよく出来ていることに驚く。

4.2/5
白いリボンDAS WEISSE BAND
洋画2009年ドラマサスペンス・犯罪

白いリボン

モノクロで撮られた重厚な作品。犯人は明かされない。後の世代が何をしたかを知る観客に、静かに問いを投げる。

4.2/5
TANGLED
洋画2010年アニメミュージカル

塔の上のラプンツェル

『アナと雪の女王』の前にあった一本。塔から出られない少女の話でありながら、扱っているのは支配的な親からの自立である。

4.2/5
ZERO DARK THIRTY
洋画2012年ドラマ戦争

ゼロ・ダーク・サーティ

『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグローによる作品。英雄譚にせず、成果が出ても誰も晴れやかにならない終わり方が印象に残る。

4.2/5
GRAVITY
洋画2013年SF・ファンタジードラマ

ゼロ・グラビティ

宇宙空間に放り出された宇宙飛行士が地球に帰ろうとするだけの話。それを最初から最後まで「その場にいる感覚」で見せ切る。

4.2/5
オデッセイTHE MARTIAN
洋画2015年SF・ファンタジーコメディ

オデッセイ

遭難ものでありながら、終始明るい。科学的な問題解決の積み重ねだけで2時間半を持たせる。

4.2/5
海街diaryOUR LITTLE SISTER
邦画2015年家族ドラマ

海街diary

吉田秋生の漫画を是枝裕和が映画化。事件を起こさず、季節の移り変わりと食事だけで進む。

4.2/5
ウィッチTHE WITCH
洋画2015年ホラー家族

ウィッチ

当時の記録に基づいて言葉づかいまで再現した時代考証ホラー。派手さはないが、じわじわ効く。

4.2/5
ダンケルクDUNKIRK
洋画2017年戦争アクション

ダンケルク

ダンケルクの撤退を、陸・海・空の3つの時間軸で描く。体験としての戦争映画。

4.2/5
天気の子WEATHERING WITH YOU
邦画2019年アニメ恋愛

天気の子

『君の名は。』の次に作られた一本。似た作りに見えて、結論は正反対。ここで賛否が割れたことこそが、この映画の価値だと思う。

4.2/5
よこがおA GIRL MISSING
邦画2019年ドラマサスペンス・犯罪

よこがお

訪問看護師が事件に巻き込まれ、報道によって人生を失う。二つの時間軸を交互に見せる構成。

4.2/5
朝が来るTRUE MOTHERS
邦画2020年ドラマ家族

朝が来る

辻村深月の小説を河瀬直美が映画化。二人の母それぞれの側から、同じ出来事を描く。

4.2/5
空白INTOLERANCE
邦画2021年ドラマ

空白

一つの事故をめぐって、関係者全員が加害者にも被害者にもなる。逃げ場のない群像劇。

4.2/5
RRRRRR
洋画2022年アクションミュージカル

RRR

1920年代のインドを舞台にした架空の英雄譚。物理法則を無視したアクションと、圧倒的な物量。

4.2/5
市子ICHIKO
邦画2023年ドラマサスペンス・犯罪

市子

舞台作品の映画化。無戸籍という問題を軸に、一人の女性の人生を関係者の証言でたどる。

4.2/5
ANORAANORA
洋画2024年ドラマコメディ

ANORA アノーラ

カンヌのパルムドールとアカデミー作品賞を受賞。喜劇として進み、最後に別の顔を見せる。

4.2/5
教皇選挙CONCLAVE
洋画2024年サスペンス・犯罪ドラマ

教皇選挙

教皇の死後に行われる密室の選挙を描く。政治劇として非常によくできている。

4.2/5
INSIDE OUT 2
洋画2024年アニメ家族

インサイド・ヘッド2

9年ぶりの続編。今回の主役級は「シンパイ」という新しい感情で、不安というものの役割を扱った点が前作からの正しい発展になっている。

4.2/5
ブゴニアBUGONIA
洋画2025年SF・ファンタジーサスペンス・犯罪

ブゴニア

韓国映画『地球を守れ!』のリメイク。話の通じない相手との攻防を、密室で描く。

4.2/5
シラットSIRĀT
洋画2025年ドラマSF・ファンタジー

シラット

カンヌ審査員賞を受賞したスペイン映画。ロードムービーとして始まり、途中でまったく別の場所へ向かう。

4.2/5
爆弾BAKUDAN
邦画2025年サスペンス・犯罪ドラマ

爆弾

呉勝浩の小説を映画化。ほぼ全編が取調室の会話で進む、密室サスペンス。

4.2/5
8番出口EXIT 8
邦画2025年ホラーSF・ファンタジー

8番出口

インディーゲームの映画化。カンヌで上映され、8分間のスタンディングオベーションを受けた。

4.2/5
ルノワールRENOIR
邦画2025年ドラマ家族

ルノワール

『PLAN 75』の早川千絵による第2作。カンヌのコンペティション部門に出品された。

4.2/5
カワードCOWARD
洋画2026年ドラマ青春

カワード

ルーカス・ドンの新作。二人の俳優が男優賞を共同受賞した。日本公開は未定。

4.2/5
超かぐや姫!CHO KAGUYAHIME
邦画2026年アニメSF・ファンタジー

超かぐや姫!

拾ってきた赤ん坊が急成長してかぐや姫になり、バーチャルライバーとして歌い出す。設定は突飛だが、月へ帰る話としての切なさは古典のまま残っている。

4.2/5
地獄門GATE OF HELL
邦画1953年時代劇恋愛

地獄門

日本の初期カラー作品。イーストマンカラーの発色が、いま観ても異様に美しい。

4.1/5
たたりTHE HAUNTING
洋画1963年ホラー

たたり

幽霊屋敷ものの原型。姿を一切見せずに恐怖を作る手法が徹底されている。

4.1/5
キャリーCARRIE
洋画1976年ホラー青春

キャリー

スティーヴン・キングの長編第一作の映画化。いじめと宗教的抑圧を扱った青春ホラー。

4.1/5
ミザリーMISERY
洋画1990年ホラーサスペンス・犯罪

ミザリー

作家が熱狂的な読者に監禁される。キャシー・ベイツがアカデミー主演女優賞を受賞。

4.1/5
酔拳2DRUNKEN MASTER II
洋画1994年アクションコメディ

酔拳2

終盤の製鉄所での長い格闘場面が名高い一作。カンフーの型を見せることに徹している。

4.1/5
アザーズTHE OTHERS
洋画2001年ホラーサスペンス・犯罪

アザーズ

霧に包まれた屋敷を舞台にした幽霊譚。結末の仕掛けで知られる。

4.1/5
シカゴCHICAGO
洋画2002年ミュージカルサスペンス・犯罪

シカゴ

禁酒法時代のシカゴを舞台にした舞台ミュージカルの映画化。歌の場面をすべて主人公の空想として処理した。

4.1/5
殯の森THE MOURNING FOREST
邦画2007年ドラマ

殯の森

カンヌでグランプリを受賞した河瀬直美作品。台詞は少なく、奈良の自然そのものが主役に近い。

4.1/5
AVATAR
洋画2009年SF・ファンタジーアクション

アバター

世界歴代興行収入1位。物語の型は古典的で新味がないが、3D映像と架空の生態系の作り込みは当時ほかになかった。

4.1/5
第9地区DISTRICT 9
洋画2009年SF・ファンタジーアクション

第9地区

難民として地上に降りたエイリアンを隔離地区に押し込めた世界。アパルトヘイトの記憶を下敷きにしたSF。

4.1/5
沈まぬ太陽
邦画2009年ドラマ

沈まぬ太陽

山崎豊子の長編を、正面から映画化した大作。組織に逆らった一人の社員が、20年以上かけて何を失い何を守ったかを描く。

4.1/5
ザ・レイドTHE RAID
洋画2011年アクション

ザ・レイド

インドネシアの武術シラットを使った肉弾戦。舞台をビル1棟に絞りきったアクション映画。

4.1/5
FROZENアナと雪の女王
洋画2013年アニメミュージカル

アナと雪の女王

主題歌ばかりが有名だが、この作品の要点は「真実の愛」の定義をディズニーが自分で書き換えたこと。物語の弱さも含めて書きます。

4.1/5
コヒーレンスCOHERENCE
洋画2013年SF・ファンタジーサスペンス・犯罪

コヒーレンス

一軒の家とディナーの席だけで成立する低予算SF。脚本の仕掛けだけで押しきる。

4.1/5
野火FIRES ON THE PLAIN
邦画2014年戦争ドラマ

野火

大岡昇平の小説を、塚本晋也が自主製作で映画化。87分の中に、逃げ場のない戦争の実相を詰め込む。

4.1/5
アスUS
洋画2019年ホラーサスペンス・犯罪

アス

『ゲット・アウト』の監督による第2作。前作より寓話性が強く、解釈の幅が広い。

4.1/5
さがすMISSING
邦画2022年サスペンス・犯罪ドラマ

さがす

中学生の娘が父を捜す。三つの視点を行き来しながら、予想のつかない方向へ進む。

4.1/5
窓辺にてREI
邦画2022年ドラマコメディ

窓辺にて

感情が動かないことに戸惑う男を描く。会話だけで142分を持たせる、今泉力哉の代表作のひとつ。

4.1/5
サバカンSABAKAN
邦画2022年青春家族

サバカン SABAKAN

監督の実体験を下敷きにした少年もの。事件はほとんど起きず、ひと夏の友情だけを描く。

4.1/5
NOPENOPE
洋画2022年ホラーSF・ファンタジー

NOPE ノープ

西部劇とSFホラーを混ぜた作品。「見世物にすること」への批評が全編に通っている。

4.1/5
生きる LIVINGLIVING
洋画2022年ドラマ

生きる LIVING

カズオ・イシグロが脚本を担当したリメイク。原作の骨格を保ちながら、英国的な抑制に置き換えた。

4.1/5
前科者ZENKAMONO
邦画2022年ドラマサスペンス・犯罪

前科者

保護司という制度を題材にした作品。漫画原作で、ドラマ版から続く企画。

4.1/5
さかなのこTHE FISH TALE
邦画2022年コメディ青春

さかなのこ

「男か女かはどっちでもいい」という字幕から始まる伝記映画。好きなことだけを続けた人の話。

4.1/5
ほかげSHADOW OF FIRE
邦画2023年戦争ドラマ

ほかげ

『野火』に続く塚本晋也の戦争三部作の一本。戦後を舞台に、生き残った者の傷を描く。

4.1/5
正体FACELESS
邦画2024年サスペンス・犯罪ドラマ

正体

染井為人の小説を映画化。逃亡劇の形をとりながら、冤罪と報道の問題を扱う。

4.1/5
TEKI COMETH
邦画2024年ドラマ

筒井康隆の小説をモノクロで映画化。日常の描写から、少しずつ現実が壊れていく。

4.1/5
化け猫あんずちゃん
邦画2024年アニメSF・ファンタジー

化け猫あんずちゃん

実写で撮った映像をアニメーションに起こすロトスコープ作品。カンヌ監督週間に選出された、独特の質感を持つ一本。

4.1/5
F1F1: THE MOVIE
洋画2025年アクションドラマ

F1/エフワン

『トップガン マーヴェリック』の監督によるレース映画。実際のレース週末に車を走らせて撮られた。

4.1/5
WEAPONSWEAPONS
洋画2025年ホラーサスペンス・犯罪

WEAPONS/ウェポンズ

章立てで視点を切り替えながら、一つの事件の全体像を組み立てるホラー。

4.1/5
ホープHOPE
洋画2026年サスペンス・犯罪ホラー

ホープ

ナ・ホンジンがカンヌのコンペティション部門に出品した作品。受賞は逃した。

4.1/5
WICKED
FOR GOOD
洋画2026年ミュージカルSF・ファンタジー

ウィキッド 永遠の約束

『ウィキッド ふたりの魔女』の完結編。歌の力で押し切る前作に対して、こちらは友情が壊れていく過程を正面から描く。楽しいだけでは終わらない。

4.1/5
宮本武蔵SAMURAI I
邦画1954年時代劇アクション

宮本武蔵

吉川英治の小説を原作にした三部作の第一作。アカデミー名誉賞を受賞した。

4.0/5
地獄JIGOKU
邦画1960年ホラー

地獄

前半は因果応報の物語、後半は地獄の描写。日本のホラー映画史における特異点。

4.0/5
御用金GOYOKIN
邦画1969年時代劇アクション

御用金

藩ぐるみの犯罪を追う浪人の物語。雪と海の映像が非常に強い。

4.0/5
修羅雪姫LADY SNOWBLOOD
邦画1973年時代劇アクション

修羅雪姫

梶芽衣子主演の復讐劇。『キル・ビル』が全面的に参照したことで知られる。

4.0/5
HOUSE ハウスHOUSE
邦画1977年ホラーコメディ

HOUSE ハウス

大林宣彦の劇場デビュー作。合成、コマ撮り、アニメーション。すべてが過剰。

4.0/5
スクリームSCREAM
洋画1996年ホラーコメディ

スクリーム

ホラーのお約束を自ら解説しながら進む作品。ジャンルの自己言及を定着させた。

4.0/5
ブラス!BRASSED OFF
洋画1996年ドラマミュージカル

ブラス!

閉山寸前の炭鉱町のブラスバンドを描く。音楽映画であり、明確な社会批判でもある。

4.0/5
御法度GOHATTO
邦画1999年時代劇ドラマ

御法度

大島渚の最後の監督作。新選組を舞台に、規律が欲望によって乱れていく過程を描く。

4.0/5
SPIDER-MAN
洋画2002年アクションSF・ファンタジー

スパイダーマン

サム・ライミ版の1作目。CGの古さは否めないが、ヒーローものの型をここまで綺麗に作った例は今も多くない。

4.0/5
蝉しぐれSEMISHIGURE
邦画2005年時代劇恋愛

蝉しぐれ

藤沢周平の代表作の映画化。少年期から壮年期までを追う、恋愛と成長の物語。

4.0/5
バベルBABEL
洋画2006年ドラマ

バベル

4か国を舞台にした群像劇。菊地凛子がアカデミー賞にノミネートされた作品としても知られる。

4.0/5
武士の一分LOVE AND HONOR
邦画2006年時代劇ドラマ

武士の一分

山田洋次の時代劇三部作の完結編。藤沢周平の短編を原作に、視力を失った下級武士とその妻を描く。

4.0/5
空気人形AIR DOLL
邦画2009年ドラマSF・ファンタジー

空気人形

是枝裕和が業田良家の短編漫画を映画化。ファンタジーの体裁で、東京の孤独を描く。

4.0/5
ヒミズHIMIZU
邦画2011年ドラマ青春

ヒミズ

古谷実の漫画を原作に、東日本大震災の被災地で撮影された。二階堂ふみと染谷将太の出発点。

4.0/5
キングスマンKINGSMAN
洋画2014年アクションコメディ

キングスマン

英国紳士のスパイ組織を描いたアクション。品の良さと下品さを意図的に同居させている。

4.0/5
バクマン。BAKUMAN
邦画2015年青春ドラマ

バクマン。

週刊少年ジャンプの連載を目指す高校生二人。ペンとインクの作業を映像で見せる工夫が光る。

4.0/5
母と暮せばNAGASAKI
邦画2015年戦争家族

母と暮せば

井上ひさしの戯曲『父と暮せば』と対になる企画。長崎を舞台に、残された母の時間を描く。

4.0/5
バケモノの子
邦画2015年アニメSF・ファンタジー

バケモノの子

細田守が父性を扱った一本。前半の師弟関係が良く出来ているぶん、後半の展開に対する評価が分かれる。

4.0/5
何者SOMEBODY
邦画2016年青春ドラマ

何者

朝井リョウの直木賞受賞作を映画化。SNS時代の自意識を、就活という場を借りて描く。

4.0/5
新聞記者THE JOURNALIST
邦画2019年ドラマサスペンス・犯罪

新聞記者

政権中枢の疑惑を追う記者と、内閣情報調査室の官僚。企画されたこと自体が事件だった作品。

4.0/5
ひとよONE NIGHT
邦画2019年ドラマ家族

ひとよ

舞台劇の映画化。家族を守るために罪を犯した母と、それによって人生を狂わされた子どもたち。

4.0/5
キングダム
邦画2019年アクション時代劇

キングダム

原泰久の大長編漫画の実写化第1作。中国での大規模ロケと殺陣の作り込みで、以後シリーズ化されるだけの水準を最初に示した。

4.0/5
翔んで埼玉
邦画2019年コメディ

翔んで埼玉

40年近く前の未完の漫画を映画化。バカバカしい設定を全力でやり切ることで、地域差別のパロディとして成立させている。

4.0/5
星の子HIS MASTER'S VOICE
邦画2020年ドラマ家族

星の子

今村夏子の小説を映画化。新興宗教を信じる家庭で育った中学生の視点で、告発も擁護もせずに描く。

4.0/5
スパイの妻WIFE OF A SPY
邦画2020年戦争サスペンス・犯罪

スパイの妻

1940年の神戸を舞台にしたサスペンス。黒沢清がヴェネツィアで銀獅子賞を受賞した作品。

4.0/5
ベルファストBELFAST
洋画2021年ドラマ家族

ベルファスト

監督自身の子ども時代を下敷きにしたモノクロ作品。深刻な題材を、子どもの視点で軽やかに扱う。

4.0/5
エルヴィスELVIS
洋画2022年ミュージカルドラマ

エルヴィス

エルヴィス・プレスリーの生涯を、搾取した側の視点から語る伝記映画。編集は極端に速い。

4.0/5
流浪の月WANDERING
邦画2022年ドラマ家族

流浪の月

凪良ゆうの本屋大賞受賞作を映画化。事実と、世間の物語のずれを扱う。

4.0/5
バービーBARBIE
洋画2023年コメディSF・ファンタジー

バービー

玩具の企業映画でありながら、企業自身を風刺する構造を持つ。世界的な大ヒットとなった。

4.0/5
波紋RIPPLES
邦画2023年ドラマコメディ

波紋

新興宗教にすがる主婦を主人公にした喜劇。笑いと怒りが同時に走る。

4.0/5
山女YAMAONNA
邦画2023年時代劇ドラマ

山女

遠野物語を下敷きにした時代劇。差別と飢餓を扱う、極めて厳しい作品。

4.0/5
WONKA
洋画2023年ミュージカルSF・ファンタジー

ウォンカとチョコレート工場のはじまり

『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚。原作の不気味さは薄く、代わりに真っ当なミュージカルとして仕上げられている。

4.0/5
ラストマイルLAST MILE
邦画2024年サスペンス・犯罪ドラマ

ラストマイル

巨大物流倉庫を舞台にしたサスペンス。テレビドラマ二作と世界観を共有する構成で話題になった。

4.0/5
本心REAL MIND
邦画2024年SF・ファンタジードラマ

本心

平野啓一郎の小説を映画化。近未来を舞台に、格差と自由死とAIを扱う。

4.0/5
ダホメDAHOMEY
洋画2024年ドラマ

ダホメ

ベルリンで金熊賞を受賞したドキュメンタリー。68分と短く、大学生の討論が中心にある。

4.0/5
CloudCLOUD
邦画2024年サスペンス・犯罪ホラー

Cloud クラウド

ネット上の悪意が、現実の暴力に変わる過程を描く。黒沢清による現代の恐怖。

4.0/5
MICHAEL
洋画2026年ドラマミュージカル

Michael/マイケル

マイケル・ジャクソンの伝記映画。甥のジャファー・ジャクソンが本人役を演じるという座組みで、賛否は当然ある。ただ、音楽の再現度は圧倒的。

4.0/5
MINIONS
& MONSTERS
洋画2026年アニメコメディ

ミニオンズ&モンスターズ

舞台はハリウッド。サイレント映画と怪奇映画へのオマージュを大量に仕込みつつ、いつも通り騒がしい。シリーズの中では相当に作り込まれた一本。

4.0/5
GOOD BOY
洋画2026年ホラー

GOOD BOY/グッド・ボーイ

カメラの高さも、聞こえる音も、理解できる情報量もすべて犬に合わせた異色のホラー。飼い主を守ろうとする犬の必死さが、そのまま恐怖になっている。

4.0/5
ALL YOU
NEED IS KILL
邦画2026年アニメSF・ファンタジー

ALL YOU NEED IS KILL

ハリウッド実写版とは別に作られた、STUDIO4℃によるアニメーション版。原作の持つ乾いた感触と、日本のライトノベルとしての骨格をこちらのほうが残している。

4.0/5
キングダム魂の決戦
邦画2026年アクション時代劇

キングダム 魂の決戦

原作の「合従軍編」を映像化。実写化が難しいと言われた大軍勢の戦闘を、ここまで持ってきた継続力は評価されるべきだと思う。

4.0/5
オリバー!OLIVER!
洋画1968年ミュージカル家族

オリバー!

ディケンズの『オリバー・ツイスト』のミュージカル化。アカデミー作品賞を受賞。

3.9/5
グリースGREASE
洋画1978年ミュージカル青春

グリース

曲の強さで語り継がれる青春ミュージカル。物語の価値観には、いま観ると引っかかる点もある。

3.9/5
プライマーPRIMER
洋画2004年SF・ファンタジー

プライマー

極端に低い製作費で作られたタイムトラベルもの。説明を一切省いた作りで知られる。

3.9/5
DEATH NOTE
邦画2006年サスペンス・犯罪SF・ファンタジー

デスノート

漫画実写化の成功例として挙げられることの多い一本。前後編に分けたことで、頭脳戦の面白さを削らずに済んでいる。

3.9/5
死霊館THE CONJURING
洋画2013年ホラー

死霊館

実在の心霊研究家夫妻の事件簿を基にした作品。シリーズ化され、大きな成功を収めた。

3.9/5
来るIT COMES
邦画2018年ホラー

来る

澤村伊智の小説を中島哲也が映画化。ホラーの体裁で、家庭という装置への皮肉を描く。

3.9/5
未来のミライ
邦画2018年アニメ家族

未来のミライ

妹が生まれて拗ねる4歳の男の子が主人公。事件らしい事件は起きないが、家族の時間の積み重ねを扱った作品として独特の位置にある。

3.9/5
薄暮TWILIGHT
邦画2019年アニメ青春

薄暮

震災後の福島を舞台にした短編アニメーション。53分と非常に短い。

3.9/5
TENETTENET
洋画2020年SF・ファンタジーアクション

TENET テネット

時間逆行というアイデアを、アクション映画の物理として徹底的に使う。理解を求めない作りが賛否を呼んだ。

3.9/5
マンクMANK
洋画2020年ドラマ

マンク

モノクロで撮られた1930年代ハリウッドの物語。脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツを描く。

3.9/5
TITANETITANE
洋画2021年ホラードラマ

TITANE/チタン

身体変容と、代替の家族を扱った作品。描写は極端で、上映中に退席者が出たとも報じられた。

3.9/5
アネットANNETTE
洋画2021年ミュージカルドラマ

アネット

スパークスが音楽と原案を手がけたミュージカル。形式が極端で、評価は大きく割れた。

3.9/5
あの頃。ANO KORO
邦画2021年コメディSF・ファンタジー

あの頃。

実在のブログを原作にした青春もの。オタク仲間の関係を、笑いながら描く。

3.9/5
バビロンBABYLON
洋画2022年ドラマコメディ

バビロン

1920年代ハリウッドの狂騒を189分で描く。過剰さで賛否が真っ二つに割れた。

3.9/5
プリシラPRISCILLA
洋画2023年ドラマ恋愛

プリシラ

『エルヴィス』とは正反対の視点から作られた作品。豪邸の中に閉じ込められた14年間を描く。

3.9/5
ゴールデンカムイ
邦画2024年アクション時代劇

ゴールデンカムイ

難しいと言われた原作の実写化第1作。俳優の再現度と北海道ロケで下地を作り、のちの続編につないだ。

3.9/5
ミッキー17MICKEY 17
洋画2025年SF・ファンタジーコメディ

ミッキー17

『パラサイト』のポン・ジュノによるSF。植民惑星を舞台に、使い捨てられる労働という主題を扱う。

3.9/5
TOY STORY 5
洋画2026年アニメ家族

トイ・ストーリー5

今回の主役はジェシー。持ち主がタブレットに夢中になるという、現代の家庭そのものの問題を扱う。ウッディが脇に回ったことで賛否は割れたが、着地は誠実。

3.9/5
HOPPERS
洋画2026年アニメコメディ

私がビーバーになる時

ピクサーのオリジナル新作。動物好きの大学生が意識をロボットビーバーに転送し、動物側の言い分を聞いてしまう。設定はコメディだが、扱っているのは開発と自然の話。

3.9/5
28 YEARS LATER
THE BONE TEMPLE
洋画2026年ホラードラマ

28年後... 白骨の神殿

『28日後...』『28週後...』に続くシリーズ最新作。走る感染者の恐怖もさることながら、隔離された島で28年を過ごした人間たちの変質のほうが怖い。

3.9/5
教場REQUIEM
邦画2026年サスペンス・犯罪ドラマ

教場 Requiem

木村拓哉主演のテレビドラマシリーズの完結編。前編はNetflix、後編が劇場という変則的な形。風間公親という人物の総決算になっている。

3.9/5
クスノキの番人
邦画2026年アニメドラマ

クスノキの番人

願いを預かる木の番人になった若者の話。ミステリ作家として知られる作者の、静かで温かい側面が出た原作を、丁寧にアニメ化している。

3.9/5
呪怨JU-ON
邦画2002年ホラー

呪怨

章立てで時系列を入れ替えた構成のホラー。低予算ながら世界的にヒットし、ハリウッドでリメイクされた。

3.8/5
SAYURIMEMOIRS OF A GEISHA
洋画2005年ドラマ恋愛

SAYURI

ハリウッドが描いた戦前の京都。美術と衣装は絢爛だが、日本描写には議論もある。

3.8/5
永遠の0
邦画2013年戦争ドラマ

永遠の0

興行収入86億円の大ヒット作。空戦場面の完成度は高い一方、戦争の描き方については公開当時から議論が続いている作品でもある。

3.8/5
燃えよ剣BARAGAKI
邦画2021年時代劇アクション

燃えよ剣

司馬遼太郎の代表作の映画化。新選組の結成から函館まで、駆け足で追う。

3.8/5
KUBI
邦画2023年時代劇アクション

北野武が30年温めたという企画。戦国武将を美化せず、暴力と欲望だけで動く存在として描く。

3.8/5
ミッシングMISSING
邦画2024年サスペンス・犯罪ホラー

ミッシング

『空白』の吉田恵輔による作品。報道とSNSによる二次被害を正面から扱う。

3.8/5
THE SHEEP
DETECTIVES
洋画2026年コメディサスペンス・犯罪

ひつじ探偵団

毎晩ミステリ小説を読み聞かせてもらっていた羊たちが、その飼い主の死の真相を追う。設定は完全にコメディだが、推理はきちんと機能している。

3.8/5
HELP
洋画2026年サスペンス・犯罪コメディ

HELP/復讐島

サム・ライミが撮る遭難サスペンス。パワハラ上司と部下が無人島で二人きりになるという、それだけで成立する設定を最後まで引っ張り切る。

3.8/5
OBSESSION
洋画2026年ホラー恋愛

オブセッション 災愛

製作費100万ドル未満で全米オープニング1700万ドル超。ブラムハウスによる低予算ホラーで、恋愛感情が執着へ変わる過程だけで押し切る。

3.8/5
悪の教典
邦画2012年ホラーサスペンス・犯罪

悪の教典

三池崇史が撮った、救いのない一本。後半の展開は日本映画として異例の水準で、観る人を選ぶことがはっきりしている作品。

3.7/5
PASSENGER
洋画2026年ホラーサスペンス・犯罪

パッセンジャー

『ジェーン・ドウの解剖』のアンドレ・ウーヴレダルによるロードホラー。逃げれば逃げるほど遠くへ行けない、という閉塞感を車内だけで作り上げる。

3.7/5
迷宮のしおり
邦画2026年アニメSF・ファンタジー

迷宮のしおり

『マクロス』の河森正治が初めて手がけるオリジナル長編アニメーション映画。設定は異世界ものだが、扱っているのは自分の輪郭が曖昧になることへの不安。

3.7/5
SAKAMOTO DAYS
邦画2026年アクションコメディ

SAKAMOTO DAYS

人気漫画の実写化。アクションの作り込みには見るべきものがあるが、原作の持つ独特のテンポを実写に移す難しさも同時に出ている。

3.7/5
人生を変えたコント
邦画2026年ドラマ青春

人生を変えたコント

霜降り明星・せいやの半自伝小説を、なにわ男子の大橋和也主演で映画化。本稿執筆時点では未公開のため、記述は確認できる事実に限っています。

3.7/5
20世紀少年
邦画2008年SF・ファンタジーサスペンス・犯罪

20世紀少年

浦沢直樹の大長編を3部作で実写化。第1章は設定の面白さで引っ張れるが、原作の膨大さと映画の尺の相性の悪さも見えてくる。

3.5/5
IN THE
LOST LANDS
洋画2026年SF・ファンタジーアクション

ロストランズ 闇を狩る者

ジョージ・R・R・マーティンの短編を、ポール・W・S・アンダーソンがミラ・ジョヴォヴィッチ主演で映画化。良くも悪くも、期待通りのものが出てくる。

3.4/5
MOANA
LIVE ACTION
洋画2026年ミュージカルSF・ファンタジー

モアナと伝説の海(実写版)

批評家からは酷評、観客評価は高いという典型的な分裂。歌と海の映像は良いが、なぜ今これを実写でやるのかという問いには最後まで答えていない。

3.3/5