ボーダーラインSICARIO
ボーダーライン
正義の側にいるはずの人物が、何も分からないまま連れ回される話です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ドゥニ・ヴィルヌーヴ
- 出演
- エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン
- 撮影
- ロジャー・ディーキンス
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 121分
- 公開
- 2016年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
FBIの誘拐対応班を率いるケイトは、アリゾナの民家で大量の遺体を発見します。麻薬カルテルの仕業でした。
彼女は、政府の特別作戦チームへの参加を打診されます。しかし目的も指揮系統も、誰も説明してくれません。
同行する謎めいた男アレハンドロの正体も、分からないままでした。
ここが見どころ
国境の渋滞
フアレスからの帰路、車列が止まった数分間の緊張が異様です。撮影と編集だけで恐怖を作っています。
ロジャー・ディーキンスの撮影
夕暮れの砂漠を進む隊列の俯瞰は、この映画を代表する画です。
音楽の低音
ヨハン・ヨハンソンによる低く重い音が、常に不穏さを支えています。
この映画について:国境の向こうには、法の届かない仕事がある。
ケイトは物語を動かしません。観客と同じく「何が起きているのか分からない」立場に置かれ続けます。この構造が主題そのものです。
終盤で視点が移り、それまでの見え方がひっくり返ります。賛否のある選択ですが、私は効果的だと思いました。
メキシコ側の人物描写が薄いという批判は妥当だと感じます。
この作品の良さ
- 撮影の完成度
- 音楽の圧
- 視点の設計
当サイトの評価
4.3/5.0
国境の向こうには、法の届かない仕事がある。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.3 |
| 映像美 | 4.8 |
| 音楽 | 4.8 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- IMDb
- 7.6 /10
- 上映時間
- 121 分
- 受賞
- アカデミー賞 3部門候補
第88回アカデミー賞で撮影賞・作曲賞・録音賞の3部門にノミネートされました。
続編『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』が2018年に公開されています。
こんな人におすすめ
- 緊張の持続する映画が好きな人
- 撮影の美しさを味わいたい人
- 後味の重さを許せる人
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