ボーダーラインSICARIO
洋画2015年サスペンス・犯罪2010年代ドゥニ・ヴィルヌーヴ

ボーダーライン

正義の側にいるはずの人物が、何も分からないまま連れ回される話です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演
エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン
撮影
ロジャー・ディーキンス
製作国
アメリカ
上映時間
121分
公開
2016年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

FBIの誘拐対応班を率いるケイトは、アリゾナの民家で大量の遺体を発見します。麻薬カルテルの仕業でした。

彼女は、政府の特別作戦チームへの参加を打診されます。しかし目的も指揮系統も、誰も説明してくれません。

同行する謎めいた男アレハンドロの正体も、分からないままでした。

ここが見どころ

国境の渋滞

フアレスからの帰路、車列が止まった数分間の緊張が異様です。撮影と編集だけで恐怖を作っています。

ロジャー・ディーキンスの撮影

夕暮れの砂漠を進む隊列の俯瞰は、この映画を代表する画です。

音楽の低音

ヨハン・ヨハンソンによる低く重い音が、常に不穏さを支えています。

この映画について:国境の向こうには、法の届かない仕事がある。

ケイトは物語を動かしません。観客と同じく「何が起きているのか分からない」立場に置かれ続けます。この構造が主題そのものです。

終盤で視点が移り、それまでの見え方がひっくり返ります。賛否のある選択ですが、私は効果的だと思いました。

メキシコ側の人物描写が薄いという批判は妥当だと感じます。

この作品の良さ

  • 撮影の完成度
  • 音楽の圧
  • 視点の設計

当サイトの評価

4.3/5.0

国境の向こうには、法の届かない仕事がある。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美4.8
音楽4.8
演技4.6
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

IMDb
7.6 /10
上映時間
121
受賞
アカデミー賞 3部門候補

第88回アカデミー賞で撮影賞・作曲賞・録音賞の3部門にノミネートされました。

続編『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』が2018年に公開されています。

こんな人におすすめ

  • 緊張の持続する映画が好きな人
  • 撮影の美しさを味わいたい人
  • 後味の重さを許せる人

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