宮本から君へ(2019年・邦画)のイメージ

宮本から君へ

4.0/5当サイトの評価(5点満点)

みっともなさを、これほど正面から撮った作品は稀です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・共同脚本
真利子哲也
原作
新井英樹『宮本から君へ』
出演
池松壮亮、蒼井優、井浦新、ピエール瀧
製作国
日本
公開
2019年
上映時間
129分

あらすじ(ネタバレなし)

文具メーカーの営業マン・宮本浩は、要領が悪く、感情をすぐ表に出す男です。取引先でも社内でも空回りしています。

彼は靖子という女性と出会い、交際を始めます。しかしある夜、彼女は取引先の男に暴行を受けました。

何もできなかった自分に打ちのめされた宮本は、相手に立ち向かうことを決めます。勝てる見込みはありませんでした。

ここが見どころ

池松壮亮の身体

殴られ、吐き、泥まみれになります。格好よさを完全に捨てた身体の使い方です。

みっともなさの肯定

主人公は最後まで情けない。それでも一度だけ戦うという一点に、作品のすべてが賭けられています。

蒼井優

被害者としてだけ描かれません。怒り、拒み、選び直す人物として立っています。

この映画について:情けない営業マンが、一度だけ本気で戦う。

新井英樹の漫画が原作です。暴力と性の描写が強く、観るのに体力が要ります。

主人公は最後まで立派になりません。要領が悪く、周囲に迷惑をかけ、泣き喚く。その情けなさが徹底されています。

終盤の対決が本作の核です。勝ち目のない相手に、それでも向かっていく。ここに至るまでの積み重ねが効いています。

性暴力の描写があり、その扱いには議論もありました。ただ、被害者を沈黙させずに描いた点は評価できます。

この作品の良さ

  • 池松壮亮の身体の使い方
  • みっともなさを肯定する構造
  • 蒼井優の演じる人物の主体性
  • 終盤の勝ち目のない対決

当サイトの評価

4.0/5.0

情けない営業マンが、一度だけ本気で戦う。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美3.9
音楽3.9
演技4.5
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

原作
新井英樹 の漫画
上映時間
129
公開
2019

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

新井英樹の漫画を原作とする作品です。

性暴力と暴力の描写が強く、鑑賞には留意が必要です。その扱いについては議論もあります。

こんな人におすすめ

  • 強い描写に耐えられる人
  • 池松壮亮の演技を観たい人
  • 情けない主人公の話が好きな人

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