

エターナルズ
野心は買いますが、うまくいっているとは言いがたい作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・共同脚本
- クロエ・ジャオ
- 出演
- ジェンマ・チャン、リチャード・マッデン、アンジェリーナ・ジョリー、サルマ・ハエック、クメイル・ナンジアニ
- 製作国
- アメリカ
- 日本公開
- 2021年
- シリーズ
- マーベル・シネマティック・ユニバース
- 上映時間
- 156分
あらすじ(ネタバレなし)
紀元前5000年。エターナルズと呼ばれる10人の存在が地球に送り込まれました。人類を脅かす怪物を排除することが、彼らの任務です。
任務を終えた後も、彼らは地球に留まりました。歴史の各所に姿を見せながら、人類の争いには決して介入しません。
現代。長く姿を消していた怪物が再び現れます。散り散りになっていた仲間を集める過程で、彼らは自分たちの存在理由そのものを疑うことになります。
ここが見どころ
実景を多用した撮影
クロエ・ジャオはドキュメンタリー的な手法で知られる監督です。自然光と実際のロケ地を多用し、他のMCU作品と質感が違います。
配役の多様性
民族、体格、障害。ヒーロー像の幅を意識的に広げた配役になっています。
時間の規模
7000年を扱うため、メソポタミアからバビロン、現代までが描かれます。この規模はシリーズでも例がありません。
この映画について:7000年間、人類を見守ってきた10人。
野心的な企画です。10人の新キャラクターを一本で紹介し、7000年の歴史を扱い、しかも創造主への疑問まで持ち込む。
しかし詰め込みすぎました。156分あっても一人あたりの時間が足りず、多くの人物が説明されるだけで終わります。感情が乗る前に場面が変わってしまう。
撮影は美しく、自然光を活かした画面は他のMCU作品と明確に違います。ただ、その落ち着いた画づくりとアクションの相性が良くありません。
批評家の評価はシリーズで最も低い部類となりました。意欲は評価しつつ、成功していないと見るのが妥当だと思います。監督の個性と大型シリーズの要求が噛み合わなかった例です。
この作品の良さ
- 自然光と実景を活かした撮影
- ヒーロー像の幅を広げた配役
- 7000年という時間の規模
- 創造主への疑問という主題
当サイトの評価
7000年間、人類を見守ってきた10人。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 2.9 |
| 映像美 | 4.2 |
| 音楽 | 3.8 |
| 演技 | 3.3 |
| 余韻 | 3.1 |
世間ではどう評価されているか
- 上映時間
- 156 分
- シリーズ
- MCU
- 日本公開
- 2021 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
『ノマドランド』でアカデミー賞監督賞を受賞したクロエ・ジャオが監督したマーベル作品です。
批評家からの評価はマーベル作品の中でも低い部類となり、賛否が大きく分かれました。撮影や配役の方針は評価される一方、人物の描き分け不足が指摘されています。
こんな人におすすめ
- MCUを追いかけている人
- クロエ・ジャオの作品に興味がある人
- 壮大な設定が好きな人
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