ワンダフルライフAFTER LIFE
邦画1998年ドラマ1990年代是枝裕和

ワンダフルライフ

設定が非常に強い作品です。実際の一般人へのインタビューが組み込まれています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
是枝裕和
出演
ARATA、小田エリカ、寺島進、内藤剛志
上映時間
118分
公開
1999年4月

あらすじ(ネタバレなし)

古びた学校のような施設。死んだ人々がここに集められ、職員から告げられます。「生涯でいちばん大切な思い出をひとつ選んでください。それを映像にして、あなたはその記憶だけを持って行きます」。

選べる期間は三日。すぐに決められる人、迷う人、選ぶことを拒む人。職員たちは一人ひとりの話を聞き、簡素なセットで思い出を再現していきます。

ここが見どころ

実際の証言

死者の一部は、実際に一般の人へ行ったインタビューをもとにしています。演技と証言の境目が曖昧になっています。

手作りのセット

思い出の再現は、綿の雲や扇風機の風といった簡素な作り物です。映画作りそのものを描く形にもなっています。

この映画について:死後、思い出をひとつだけ選んで映画にする。

設定が全部です。「一つだけ選べ」と言われたとき、人は何を選ぶか。この問いを120分かけて何十人分も見せていきます。

選ばれるのは、たいてい取るに足らない瞬間です。バスの中の風、母に膝枕をしてもらったこと。この平凡さが効きます。

難点は、テンポが淡々としていることと、職員側の物語が弱いことです。ただ、観たあと自分なら何を選ぶかを必ず考えてしまいます。

この作品の良さ

  • 設定そのものの強さ
  • 実際の証言を組み込んだ手法
  • 選ばれる記憶の平凡さ

当サイトの評価

4.6/5.0

死後、思い出をひとつだけ選んで映画にする。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.8
映像美4.3
音楽4.2
演技4.6
余韻5.0

世間ではどう評価されているか

IMDb
7.7 /10
海外
高評価 是枝作品として最初に国際的評価を得た
影響
多数 同じ設定の作品が多く作られた

是枝裕和監督が国際的に注目されるきっかけとなった作品です。設定の魅力から、以降さまざまな国で類似の企画が作られています。

こんな人におすすめ

  • 設定の面白い作品が好きな人
  • 静かな作品が好きな人
  • 考える余地のある映画を探している人

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