ワンダフルライフAFTER LIFE
ワンダフルライフ
設定が非常に強い作品です。実際の一般人へのインタビューが組み込まれています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 是枝裕和
- 出演
- ARATA、小田エリカ、寺島進、内藤剛志
- 上映時間
- 118分
- 公開
- 1999年4月
あらすじ(ネタバレなし)
古びた学校のような施設。死んだ人々がここに集められ、職員から告げられます。「生涯でいちばん大切な思い出をひとつ選んでください。それを映像にして、あなたはその記憶だけを持って行きます」。
選べる期間は三日。すぐに決められる人、迷う人、選ぶことを拒む人。職員たちは一人ひとりの話を聞き、簡素なセットで思い出を再現していきます。
ここが見どころ
実際の証言
死者の一部は、実際に一般の人へ行ったインタビューをもとにしています。演技と証言の境目が曖昧になっています。
手作りのセット
思い出の再現は、綿の雲や扇風機の風といった簡素な作り物です。映画作りそのものを描く形にもなっています。
この映画について:死後、思い出をひとつだけ選んで映画にする。
設定が全部です。「一つだけ選べ」と言われたとき、人は何を選ぶか。この問いを120分かけて何十人分も見せていきます。
選ばれるのは、たいてい取るに足らない瞬間です。バスの中の風、母に膝枕をしてもらったこと。この平凡さが効きます。
難点は、テンポが淡々としていることと、職員側の物語が弱いことです。ただ、観たあと自分なら何を選ぶかを必ず考えてしまいます。
この作品の良さ
- 設定そのものの強さ
- 実際の証言を組み込んだ手法
- 選ばれる記憶の平凡さ
当サイトの評価
4.6/5.0
死後、思い出をひとつだけ選んで映画にする。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.8 |
| 映像美 | 4.3 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 5.0 |
世間ではどう評価されているか
- IMDb
- 7.7 /10
- 海外
- 高評価 是枝作品として最初に国際的評価を得た
- 影響
- 多数 同じ設定の作品が多く作られた
是枝裕和監督が国際的に注目されるきっかけとなった作品です。設定の魅力から、以降さまざまな国で類似の企画が作られています。
こんな人におすすめ
- 設定の面白い作品が好きな人
- 静かな作品が好きな人
- 考える余地のある映画を探している人
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