

ハイ・ライフ
娯楽性はゼロです。それでも忘れがたい作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・共同脚本
- クレール・ドゥニ
- 出演
- ロバート・パティンソン、ジュリエット・ビノシュ、ミア・ゴス
- 製作国
- フランス・ドイツ・イギリス・ポーランド・アメリカ
- 日本公開
- 2019年
- 上映時間
- 113分
- ジャンル
- SF/ドラマ
あらすじ(ネタバレなし)
宇宙船の中に、モンテと赤ん坊の二人だけが残されています。他の乗員はすでにいません。
この船に乗っているのは、地球で死刑判決を受けた者たちでした。恩赦と引き換えに、ブラックホールへ向かう片道の任務に就いています。
船内では、医師のディブスが乗員を使った生殖実験を続けていました。閉じた空間で、暴力と欲望が積み重なっていきます。
ここが見どころ
説明の欠如
時系列も設定も断片的にしか示されません。観客は状況を推測し続けることになります。
赤ん坊との場面
冒頭、男が一人で乳児を世話しています。この静かな場面が、後の暴力と対をなします。
船の造形
宇宙船が箱型で、まったく未来的ではありません。この意匠が独特の質感を作っています。
この映画について:死刑囚だけを乗せた宇宙船が、ブラックホールへ向かう。
SFの体裁ですが、科学的な説明も物語の整理もありません。断片が並ぶだけです。
扱われているのは、閉じた空間での身体と支配です。生殖実験、性的な暴力、そして孤独。極めて不穏な空気が続きます。
冒頭の、男が一人で赤ん坊を育てる場面が印象的です。この静けさがあるからこそ、明かされる過去が効きます。
娯楽性はまったくありません。好みが極端に分かれる作品で、万人には勧められません。
この作品の良さ
- 説明を拒む構成
- 冒頭の赤ん坊との場面
- 未来的でない船の造形
- 閉鎖空間の不穏さ
当サイトの評価
死刑囚だけを乗せた宇宙船が、ブラックホールへ向かう。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.5 |
| 映像美 | 4.3 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 3.9 |
| 余韻 | 3.8 |
世間ではどう評価されているか
- 上映時間
- 113 分
- 監督
- クレール・ドゥニ
- 日本公開
- 2019 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
クレール・ドゥニ監督による英語作品です。
性暴力を含む描写があり、説明を排した構成のため評価は大きく分かれます。
こんな人におすすめ
- 説明のないSFに耐えられる人
- 不穏な作品が好きな人
- ロバート・パティンソンの出演作を追っている人
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