別れる決心DECISION TO LEAVE
別れる決心
4.4/5当サイトの評価(5点満点)
一度では掴みきれません。二度目のほうが面白い作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- パク・チャヌク
- 出演
- パク・ヘイル、タン・ウェイ
- 製作国
- 韓国
- 上映時間
- 138分
- 公開
- 2023年2月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
釜山の刑事ヘジュンは、不眠症を抱えながら仕事に打ち込んでいます。妻とは週末だけ会う別居婚です。
登山中の男性が岩場から転落死する事件が起こります。ヘジュンは、中国から来た妻ソレを取り調べます。彼女は涙を見せず、韓国語も不自由です。
張り込みを続けるうち、ヘジュンは彼女を見ることに没頭していきます。そして事件は、思わぬ形で決着します。
ここが見どころ
見る/見られるの反転
監視する側とされる側が、視線の中で入れ替わっていきます。カメラの位置が、そのまま感情の位置です。
翻訳アプリの使い方
言葉が通じない二人の会話が、機械の音声を介して行われます。誤訳とずれが、そのまま関係の比喩になっています。
終盤の砂浜
満ちてくる潮。何が起きたかを説明せずに終わります。
この映画について:刑事が、容疑者の女に惹かれていく。
パク・チャヌクの作品としては、暴力も性的描写も極端に抑えられています。その分、編集の技巧と視線の設計に全力が注がれています。
「崩壊」という一語が全編の鍵になっています。それが何を指すかは、最後まで観ると分かります。
難点は、情報の出し方が非常に細かく、一度では追いきれないことです。138分も長い。
この作品の良さ
- 視線の設計
- 翻訳アプリという道具
- 終盤の砂浜
当サイトの評価
4.4/5.0
刑事が、容疑者の女に惹かれていく。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.5 |
| 映像美 | 4.8 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.7 |
世間ではどう評価されているか
- カンヌ
- 監督賞 2022年
- IMDb
- 7.2 /10
- 製作国
- 韓国
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
2022年のカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しました。
韓国国内の主要映画賞でも作品賞・監督賞を多数受賞しています。
こんな人におすすめ
- 繊細なサスペンスが好きな人
- 二度観る前提で楽しめる人
- パク・チャヌク作品を追いたい人
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