対峙(2022年・洋画)のイメージ

対峙

4.3/5当サイトの評価(5点満点)

地味な作りですが、観たあとしばらく動けなくなる種類の映画です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
フラン・クランツ
出演
ジェイソン・アイザックス、マーサ・プリンプトン、リード・バーニー、アン・ダウド
製作国
アメリカ
日本公開
2022年
上映時間
111分
ジャンル
ドラマ

あらすじ(ネタバレなし)

小さな教会の一室に、二組の夫婦が通されます。テーブルと椅子だけが用意されました。

数年前、高校で銃乱射事件が起きました。一方の夫婦は殺された生徒の親であり、もう一方は加害者となった少年の親です。

話し合いは、当たり障りのない挨拶から始まります。しかし時間が経つにつれ、抑えていたものが噴き出していきます。

ここが見どころ

ほぼ一室の会話劇

場面転換がほとんどありません。四人の会話だけで111分を持たせます。

加害者の親の立場

責められる側でありながら、彼らもまた子を失っています。その二重性が丁寧に扱われます。

アン・ダウドの演技

加害者の母を演じます。終盤の長い独白は、この作品の頂点です。

この映画について:銃乱射事件の加害者の親と、被害者の親が、同じ部屋で向き合う。

銃乱射事件を扱いながら、事件そのものは一切映されません。あるのは、数年後に向き合う四人の会話だけです。

この形式が正しい。再現映像を入れれば、消費される見世物になっていたはずです。言葉だけで進めることで、残されたものの重さが伝わります。

四人全員に、責める理由と責められる理由があります。誰も完全な被害者ではなく、誰も完全な加害者でもない。その配分が精確です。

終盤に和解らしきものが訪れますが、問題は解決しません。許すことができるかどうかは、最後まで宙に浮いたままです。

この作品の良さ

  • 事件を一切映さない形式
  • 四人全員に理由を与えた脚本
  • アン・ダウドの終盤の独白
  • 解決を提示しない着地

当サイトの評価

4.3/5.0

銃乱射事件の加害者の親と、被害者の親が、同じ部屋で向き合う。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.5
映像美3.9
音楽3.8
演技4.8
余韻4.5

世間ではどう評価されているか

上映時間
111
製作国
アメリカ
日本公開
2022

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

銃乱射事件から数年後、加害者と被害者それぞれの両親の対話を描いた作品です。

ほぼ一室の会話だけで構成された形式と、四人の演技が高く評価されました。

こんな人におすすめ

  • 会話劇が好きな人
  • 赦しをめぐる問題に関心がある人
  • 重い題材に耐えられる人

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