EVERYWHEREALL AT ONCE
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
コインランドリーを営む移民女性が、並行世界の自分の能力を借りて戦う。悪ふざけの密度と、母娘の話の真面目さが同居する。
176分あります。アクションより捜査が中心です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
ゴッサム・シティ。バットマンとして夜の街に出るようになって2年、ブルース・ウェインは復讐者として恐れられています。
市長がハロウィンの夜に自宅で殺されます。現場には、バットマン宛の暗号入りのカードが残されていました。
犯人「リドラー」は、次々と市の有力者を殺し、そのたびに謎を残します。捜査を進めるうち、ブルースは自分の父の過去にも行き当たります。
赤とオレンジの光が滲む夜。グレイグ・フレイザーの撮影は、暗さの中に階調を保っています。
重い4音の主題が繰り返されます。ニルヴァーナの楽曲も効果的に使われています。
炎の中を走るバットモービル。短いですが、この作品で最も高揚する数分です。
ヒーローの起源譚ではなく、すでに活動している人物が「復讐者では街は変わらない」と気づくまでを描きます。
リドラーの造形は、明らかに現代のネット上の過激化を意識しています。この点はいま観るとより生々しい。
難点は176分の長さと、暗すぎて画面が見づらい場面があることです。
ヒーロー映画ではなく、猟奇殺人ものとして撮る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.0 |
| 映像美 | 4.8 |
| 音楽 | 4.6 |
| 演技 | 4.3 |
| 余韻 | 4.1 |
第95回アカデミー賞で撮影賞、視覚効果賞、音響賞にノミネートされました。
興行的にも成功し、続編とテレビシリーズの製作が進められています。
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