LION/ライオン 25年目のただいま(2016年・洋画)のイメージ
洋画2016年ドラマ家族オーストラリア

LION/ライオン 25年目のただいま

4.1/5当サイトの評価(5点満点)

前半だけで、すでに強い作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ガース・デイヴィス
出演
デヴ・パテル、サニー・パワール、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマン
製作国
オーストラリア・アメリカ・イギリス
日本公開
2017年
受賞
米アカデミー賞 作品賞ノミネート
題材
実話

あらすじ(ネタバレなし)

1986年のインド。5歳のサルーは、兄について夜の駅へ行き、停車中の列車で眠り込みます。目覚めたとき、列車は千数百キロ先へ走っていました。

言葉も通じない街で、彼は路上で生き延びます。やがて施設に保護され、オーストラリアの夫婦に引き取られました。

25年後。大人になった彼は、自分の生まれた町の名前も思い出せません。しかし衛星地図を使えば探せるのではないかと考え始めます。

ここが見どころ

前半のインド

5歳の少年の視点で、言葉の通じない都市が描かれます。説明が一切なく、ただ怖い。この40分ほどが本作の白眉です。

サニー・パワール

幼少期を演じた子役です。台詞がほとんどないまま、恐怖と生存を演じ切っています。

地図で探すという行為

記憶の断片と衛星写真を突き合わせる作業が続きます。地味ですが、方法が具体的です。

この映画について:5歳で迷子になった少年が、25年後に地図で家を探す。

実話をもとにしています。前半、幼い少年が言葉の通じない都市をさまよう場面が圧倒的です。

後半は一転して、オーストラリアでの内面の話になります。ここでテンポが落ちるのは否めません。探索は机上の作業なので、映像的な変化に乏しい。

養母を演じるニコール・キッドマンが良い。「代わりが欲しかったのではない」と語る場面が、この作品で最も静かで強い。

実話の力に頼っている部分は大きい。ただ、前半の完成度だけでも観る価値があります。

この作品の良さ

  • 前半のインドの描写
  • 子役サニー・パワールの演技
  • ニコール・キッドマンの静かな場面
  • 探索方法の具体性

当サイトの評価

4.1/5.0

5歳で迷子になった少年が、25年後に地図で家を探す。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.3
音楽4.2
演技4.4
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
ノミネート 作品賞ほか6部門
題材
実話
日本公開
2017

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

実話をもとにした作品で、アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされました。

前半の評価が高い一方、後半でテンポが落ちるという指摘があります。

こんな人におすすめ

  • 実話ベースの作品が好きな人
  • インドを舞台にした映画に関心がある人
  • 養子や家族の話に関心がある人

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