

LION/ライオン 25年目のただいま
前半だけで、すでに強い作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ガース・デイヴィス
- 出演
- デヴ・パテル、サニー・パワール、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマン
- 製作国
- オーストラリア・アメリカ・イギリス
- 日本公開
- 2017年
- 受賞
- 米アカデミー賞 作品賞ノミネート
- 題材
- 実話
あらすじ(ネタバレなし)
1986年のインド。5歳のサルーは、兄について夜の駅へ行き、停車中の列車で眠り込みます。目覚めたとき、列車は千数百キロ先へ走っていました。
言葉も通じない街で、彼は路上で生き延びます。やがて施設に保護され、オーストラリアの夫婦に引き取られました。
25年後。大人になった彼は、自分の生まれた町の名前も思い出せません。しかし衛星地図を使えば探せるのではないかと考え始めます。
ここが見どころ
前半のインド
5歳の少年の視点で、言葉の通じない都市が描かれます。説明が一切なく、ただ怖い。この40分ほどが本作の白眉です。
サニー・パワール
幼少期を演じた子役です。台詞がほとんどないまま、恐怖と生存を演じ切っています。
地図で探すという行為
記憶の断片と衛星写真を突き合わせる作業が続きます。地味ですが、方法が具体的です。
この映画について:5歳で迷子になった少年が、25年後に地図で家を探す。
実話をもとにしています。前半、幼い少年が言葉の通じない都市をさまよう場面が圧倒的です。
後半は一転して、オーストラリアでの内面の話になります。ここでテンポが落ちるのは否めません。探索は机上の作業なので、映像的な変化に乏しい。
養母を演じるニコール・キッドマンが良い。「代わりが欲しかったのではない」と語る場面が、この作品で最も静かで強い。
実話の力に頼っている部分は大きい。ただ、前半の完成度だけでも観る価値があります。
この作品の良さ
- 前半のインドの描写
- 子役サニー・パワールの演技
- ニコール・キッドマンの静かな場面
- 探索方法の具体性
当サイトの評価
5歳で迷子になった少年が、25年後に地図で家を探す。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.0 |
| 映像美 | 4.3 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.4 |
| 余韻 | 4.3 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- ノミネート 作品賞ほか6部門
- 題材
- 実話
- 日本公開
- 2017 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
実話をもとにした作品で、アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされました。
前半の評価が高い一方、後半でテンポが落ちるという指摘があります。
こんな人におすすめ
- 実話ベースの作品が好きな人
- インドを舞台にした映画に関心がある人
- 養子や家族の話に関心がある人
配信を探す
各サービスで「LION/ライオン 25年目のただいま」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。

