ビューティフル・ボーイ(2019年・洋画)のイメージ
洋画2019年ドラマ家族アメリカ

ビューティフル・ボーイ

3.8/5当サイトの評価(5点満点)

回復の物語ではありません。繰り返しの物語です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・共同脚本
フェリックス・ヴァン・グレーニンゲン
原作
デヴィッド・シェフとニック・シェフの手記
出演
スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ、モーラ・ティアニー
製作国
アメリカ
日本公開
2019年
上映時間
121分

あらすじ(ネタバレなし)

ジャーナリストのデヴィッドは、成績優秀で明るかった息子ニックが薬物に手を出したことを知ります。

施設に入れ、話し合い、金を出す。父は考えうる手を尽くします。ニックは一度は回復に向かいました。

しかし再発します。何度も。父は自分に何ができるのか、そもそも何かできるのかが分からなくなっていきます。

ここが見どころ

繰り返しの構造

回復と再発が何度も繰り返されます。解決に向かわない構成が、依存症の実際に近い。

父の限界

愛情では解決しないという事実が突きつけられます。助けようとする行為が有害になる場面もあります。

ティモシー・シャラメ

回復期と依存期を演じ分けます。同じ人物が別人のようになる過程が的確です。

この映画について:薬物依存の息子を、父は何度でも助けようとする。

薬物依存を扱った作品です。当事者と家族、両方の手記が原作になっています。

最も誠実なのは、解決に向かわないことです。回復しては再発し、また回復する。その繰り返しが延々と描かれます。

父の無力さが厳しい。できることをすべてやっても、本人が決めない限り何も変わらない。

一方、構成が反復的なぶん、中盤で単調に感じる部分はあります。それも含めて、この題材の現実なのでしょう。

この作品の良さ

  • 回復と再発の繰り返しという構造
  • 愛情では解決しないという提示
  • ティモシー・シャラメの演じ分け
  • 当事者と家族の両方の視点

当サイトの評価

3.8/5.0

薬物依存の息子を、父は何度でも助けようとする。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.8
映像美3.9
音楽3.9
演技4.4
余韻3.9

世間ではどう評価されているか

原作
父子 双方の手記
上映時間
121
日本公開
2019

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

薬物依存の当事者とその父、双方の手記を原作とする作品です。

構成が反復的で単調だという指摘があります。薬物使用の描写を含みます。

こんな人におすすめ

  • 依存症の問題に関心がある人
  • 家族を扱った作品が好きな人
  • 解決を示さない作品に耐えられる人

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