教皇選挙CONCLAVE
教皇選挙
宗教の知識がなくても、政治劇として十分に楽しめます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- エドワード・ベルガー
- 原作
- ロバート・ハリス
- 音楽
- フォルカー・ベルテルマン
- 出演
- レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリーニ
- 製作国
- アメリカ・イギリス
- 上映時間
- 120分
- 公開
- 2025年3月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
教皇が急死します。首席枢機卿ローレンスは、新しい教皇を選ぶ会議「コンクラーベ」を取り仕切ることになります。
世界中から集まった枢機卿たちは、システィーナ礼拝堂に閉じ込められ、決着がつくまで外部との連絡を断たれます。
有力候補たちにはそれぞれ思惑があり、票は割れます。そして投票を重ねるうち、各候補の過去が次々に明らかになっていきます。
ここが見どころ
美術と構図
赤い衣と白い大理石。人物の配置だけで力関係が示される構図設計です。
レイフ・ファインズ
信仰に疑いを持ちながら手続きを進める男。抑制された演技が全編を支えています。
投票の反復
同じ手続きが繰り返されるたびに、状況が変わっていく。反復を退屈にしない構成が見事です。
この映画について:扉が閉まる。次の教皇が決まるまで、誰も外に出られない。
宗教の内幕ものですが、実質は組織における権力闘争の話です。会社でも政党でも成立する構造になっています。
終盤に大きな仕掛けがあり、これについては賛否が分かれています。私は問題提起としては有効だと思いますが、唐突さは否めません。
難点はそこと、キリスト教の制度への最低限の理解があったほうが楽しめることです。
この作品の良さ
- 密室政治劇としての完成度
- 美術と構図
- レイフ・ファインズの演技
当サイトの評価
4.2/5.0
扉が閉まる。次の教皇が決まるまで、誰も外に出られない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.3 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.8 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 脚色賞 8部門ノミネート
- IMDb
- 7.4 /10
- 原作
- ロバート・ハリス 小説
第97回アカデミー賞で脚色賞を受賞し、作品賞を含む8部門にノミネートされました。
原作はロバート・ハリスの小説『コンクラーヴェ』です。
こんな人におすすめ
- 密室の政治劇が好きな人
- 組織の権力闘争に興味がある人
- 落ち着いた作品を観たい人
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