

ソウルの春
史実ものとして、近年の韓国映画で最も完成度が高い一本だと思います。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- キム・ソンス
- 出演
- ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュン
- 製作国
- 韓国
- 日本公開
- 2024年
- 題材
- 1979年12月12日の粛軍クーデター
- 上映時間
- 141分
あらすじ(ネタバレなし)
1979年10月、大統領が暗殺され、韓国は権力の空白に置かれました。民主化への期待が高まります。
しかし12月12日の夜、保安司令官チョン・ドゥグァンが動きます。軍内の私的な派閥を使い、参謀総長を逮捕したのです。
首都警備司令官イ・テシンは、これを阻止しようとします。しかし部隊は動かず、命令系統は混乱していました。夜明けまでの9時間が、その後の国の行方を決めます。
ここが見どころ
9時間という時間
ほぼ一晩の出来事に絞られています。時刻が繰り返し表示され、刻々と状況が悪化していく構成です。
電話による攻防
戦闘場面より、電話と会議の場面が多い。誰が誰を説得できるかで勝敗が決まるという描き方が緊張を生みます。
ファン・ジョンミン
クーデターを主導する人物を演じます。特殊メイクで外見を変え、俗物性と狡猾さを同居させています。
この映画について:1979年12月12日。9時間で軍が乗っ取られた。
結末は誰もが知っています。クーデターは成功し、その後の軍事政権につながりました。それでも最後まで緊張が続きます。
理由は、阻止できた可能性が何度も提示されるからです。あと一歩で止められた場面が積み重なることで、観客は「もしかしたら」と思ってしまう。
戦闘はほとんどありません。あるのは電話と、部隊を動かせるかどうかの交渉です。権力が実際にどう奪われるかを、手続きとして描いています。
韓国で大きな興行的成功を収め、若い世代がこの出来事を知る契機になったと報じられました。歴史を扱った映画が果たせる役割の一例です。
この作品の良さ
- 9時間に絞った構成
- 電話と交渉で緊張を作る演出
- 権力奪取を手続きとして描いた視点
- ファン・ジョンミンの造形
当サイトの評価
1979年12月12日。9時間で軍が乗っ取られた。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.4 |
| 映像美 | 4.2 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- 上映時間
- 141 分
- 題材
- 1979 年12月12日
- 日本公開
- 2024 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
1979年12月12日に韓国で起きた粛軍クーデターを題材にした作品です。
韓国で大きな興行的成功を収め、若い世代がこの出来事を知る契機になったと報じられました。
こんな人におすすめ
- 史実をもとにした作品が好きな人
- 韓国の現代史に関心がある人
- 会話と交渉で進む緊張が好きな人
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