ディストラクション・ベイビーズ(2016年・邦画)のイメージ

ディストラクション・ベイビーズ

3.8/5当サイトの評価(5点満点)

説明を求める人には、まったく応えない作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・共同脚本
真利子哲也
出演
柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎
製作国
日本
公開
2016年
舞台
愛媛県松山市
上映時間
108分

あらすじ(ネタバレなし)

愛媛の港町。芦原泰良は、弟と二人で暮らしていました。ある日、彼は町から姿を消します。

松山の市街地に現れた泰良は、通りすがりの人間に喧嘩を売り始めます。相手が誰でも構いません。倒されても、また立ち上がって挑みます。

その姿に魅せられた高校生の裕也が同行するようになります。二人の行動は次第にエスカレートしていきました。

ここが見どころ

説明の完全な排除

なぜ殴るのかは一言も語られません。過去のトラウマも社会的な理由も提示されない。

柳楽優弥

台詞がほとんどありません。表情と身体だけで、理解不能な人物を成立させています。

菅田将暉の同行者

暴力に憧れて付いていく高校生です。暴力が伝染していく過程が、この人物を通じて描かれます。

この映画について:理由もなく、通りすがりの人間を殴り続ける。

動機を説明しない映画です。主人公はただ殴り、殴られ、また殴ります。そこに意味を見出そうとすると裏切られます。

この徹底ぶりが本作の性格です。暴力に理由を与えた瞬間、それは理解可能なものになってしまう。そうさせないという選択でしょう。

同行する高校生の描写が効いています。暴力そのものより、それに憧れる側の心理のほうが恐ろしい。

極めて後味が悪く、女性への暴力も含まれます。勧められる相手は限られます。ただ、この題材をここまで説明せずに撮った例は稀です。

この作品の良さ

  • 動機を一切説明しない徹底
  • 柳楽優弥の台詞のない演技
  • 暴力が伝染する過程の描写
  • 理解を拒む構造

当サイトの評価

3.8/5.0

理由もなく、通りすがりの人間を殴り続ける。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.7
映像美4.0
音楽3.9
演技4.3
余韻3.8

世間ではどう評価されているか

上映時間
108
舞台
愛媛県 松山市
公開
2016

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

動機を説明しない暴力を描いた作品で、ロカルノ国際映画祭で監督が評価されました。

女性への暴力を含む描写があり、後味は極めて悪い作品です。

こんな人におすすめ

  • 説明のない作品に耐えられる人
  • 暴力を扱った映画に関心がある人
  • 柳楽優弥の演技を観たい人

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