教誨師(2018年・邦画)のイメージ
邦画2018年ドラマ日本

教誨師

3.9/5当サイトの評価(5点満点)

動きはありませんが、これほど緊張する会話劇は稀です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
佐向大
出演
大杉漣、玉置玲央、烏丸せつこ、五頭岳夫
製作国
日本
公開
2018年
備考
大杉漣の遺作
上映時間
114分

あらすじ(ネタバレなし)

牧師の佐伯は、拘置所で教誨師を務めています。死刑を待つ人々と面会し、話を聞くのが仕事です。

訪ねてくるのは六人。反省の言葉を並べる者、宗教を馬鹿にする者、饒舌に自分語りをする者、一言も話さない者。

彼らの話を聞き続けるうち、佐伯自身の過去と信仰も揺らいでいきます。そして、面会が終わる日が来ます。

ここが見どころ

面会室だけの構成

ほぼ全編が同じ部屋です。机を挟んだ会話だけで114分を持たせます。

大杉漣の遺作

本作の公開前に急逝しました。製作にも関わっており、実質的な代表作となっています。

六人の書き分け

死刑囚それぞれに異なる態度が与えられ、単純な同情も断罪もさせません。

この映画について:死刑囚と、面会室で話し続けるだけの映画。

死刑制度を扱いながら、賛成も反対も表明しません。あるのは、面会室での会話だけです。

六人の死刑囚の書き分けが優れています。反省している者もいれば、まったくしていない者もいる。観客がどう思うかは委ねられます。

大杉漣の演技が素晴らしい。相手の話を聞くという行為だけで、この人物の迷いが伝わります。

動きはなく、盛り上がりもありません。それでも、会話の緊張だけで最後まで持つという稀な作品です。

この作品の良さ

  • 面会室だけの構成
  • 六人の死刑囚の書き分け
  • 大杉漣の聞く演技
  • 制度への立場を表明しない姿勢

当サイトの評価

3.9/5.0

死刑囚と、面会室で話し続けるだけの映画。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美3.8
音楽3.6
演技4.5
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

上映時間
114
備考
遺作 大杉漣
公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

大杉漣の遺作となった作品で、本人が製作にも関わっています。

死刑制度への立場を表明しない構成が特徴です。

こんな人におすすめ

  • 会話劇が好きな人
  • 死刑制度について考えたい人
  • 大杉漣の演技を観たい人

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