THE 400 BLOWS
洋画1959年青春1950年代フランス

大人は判ってくれない

99分と短く、話も単純です。それでも最後の数十秒で決まる作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
フランソワ・トリュフォー
出演
ジャン=ピエール・レオ
製作国
フランス
上映時間
99分
日本公開
1960年

あらすじ(ネタバレなし)

パリ。13歳のアントワーヌは、学校では問題児扱いされ、家では両親に疎まれています。嘘をつき、授業をさぼり、映画館に逃げ込む日々。

小さな盗みが発覚し、彼は少年鑑別所に送られます。面会に来た母は彼を見放し、少年は施設から抜け出して走り出します。

ここが見どころ

街での撮影

スタジオを使わず、実際のパリの街路で撮られています。この方法がヌーヴェル・ヴァーグの出発点になりました。

最後のストップモーション

走り続けた少年が海に出て、振り返る。その顔で静止するという終わり方が、映画史に残っています。

この映画について:最後のカットで、少年がこちらを見る。

少年を可哀想に描きません。彼は嘘をつくし、盗みもする。それでも彼の側に立ってしまうのは、大人が誰も彼を見ていないからです。

監督自身の少年時代が下敷きになっており、その具体性が全編に出ています。

難点は、テンポが淡々としていることと、劇的な出来事が少ないことです。ただ99分と短く、最後で確実に持っていかれます。

この作品の良さ

  • 少年を可哀想に描かない距離感
  • 実際の街での撮影
  • 最後のカットの強さ

当サイトの評価

4.8/5.0

最後のカットで、少年がこちらを見る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.9
映像美4.8
音楽4.5
演技4.9
余韻5.0

世間ではどう評価されているか

カンヌ
監督賞 1959年
IMDb
8.1 /10
影響
起点 ヌーヴェル・ヴァーグの出発点

カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。ヌーヴェル・ヴァーグの出発点とされ、以降の青春映画に決定的な影響を与えました。同じ主人公を追った続編が複数作られています。

こんな人におすすめ

  • 青春映画の原点を知りたい人
  • 短い古典を試したい人
  • フランス映画に興味がある人

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