プリシラPRISCILLA
プリシラ
『エルヴィス』と並べて観ると、視点の差がはっきりします。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ソフィア・コッポラ
- 原作
- プリシラ・プレスリーの回想録
- 出演
- ケイリー・スピーニー、ジェイコブ・エロルディ
- 製作国
- アメリカ・イタリア
- 上映時間
- 113分
- 公開
- 2024年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
1959年、西ドイツの米軍基地。14歳のプリシラ・ボーリューは、パーティーで24歳のエルヴィス・プレスリーに声をかけられます。
彼女はやがてメンフィスのグレイスランドへ移り住みます。豪邸の中で、彼女は髪の色も服も、彼の好みに合わせて変えていきます。
エルヴィスは長期間家を空け、戻れば癇癪を起こします。プリシラは、外の世界をほとんど知らないまま年を重ねていきます。
ここが見どころ
屋敷の中だけ
物語のほとんどが、グレイスランドの中で進みます。外に出られないことが、そのまま構成になっています。
ケイリー・スピーニー
14歳から28歳までを演じます。ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞しました。
音楽の不在
権利の関係でエルヴィスの楽曲がほぼ使われていません。結果として、音楽の魔法が働かない世界が生まれています。
この映画について:エルヴィスの妻の側から、同じ時代を見る。
同年に公開された『エルヴィス』が華やかなスターの物語だったのに対し、この作品は同じ人物を、支配者として描きます。
ソフィア・コッポラは一貫して「豪華な場所に閉じ込められた少女」を撮ってきました。この作品はその集大成です。
難点は、テンポが緩やかで、起伏に乏しいことです。
この作品の良さ
- 屋敷の中だけで通す構成
- ケイリー・スピーニーの演技
- 楽曲を使わないことの効果
当サイトの評価
3.9/5.0
エルヴィスの妻の側から、同じ時代を見る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.8 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 4.1 |
世間ではどう評価されているか
- ヴェネツィア
- 女優賞 2023年
- IMDb
- 6.4 /10
- 原作
- 本人の回想録 プリシラ・プレスリー
2023年のヴェネツィア国際映画祭で、ケイリー・スピーニーが女優賞を受賞しました。
原作はプリシラ・プレスリー本人の回想録で、本人が製作総指揮として参加しています。
こんな人におすすめ
- 『エルヴィス』を観た人
- ソフィア・コッポラ作品が好きな人
- 静かな作品を探している人
配信を探す
各サービスで「プリシラ」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。