

枯れ葉
笑っていいのか分からないまま、ずっと可笑しい作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- アキ・カウリスマキ
- 出演
- アルマ・ポウスティ、ユッシ・ヴァタネン
- 上映時間
- 81分
- 製作国
- フィンランド
- 日本公開
- 2023年
- 受賞
- カンヌ国際映画祭 審査員賞
あらすじ(ネタバレなし)
ヘルシンキ。スーパーで働くアンサは、賞味期限切れの商品を持ち帰ったことで解雇されます。次の仕事も長続きしません。
工事現場で働くホラッパは、酒が手放せず、そのせいで職を失い続けています。
カラオケバーで顔を合わせた二人は、やがて再会します。しかし電話番号を書いた紙をなくしたり、約束の場所ですれ違ったりと、なかなか近づけません。
ここが見どころ
無表情の徹底
登場人物は感情をほとんど顔に出しません。それでいて何を考えているかは伝わるという、カウリスマキ独特の演出です。
ラジオのニュース
作中で繰り返し戦争の報道が流れます。個人の小さな生活と、進行中の戦争が同じ画面に置かれます。
色の設計
青、緑、赤。古い映画のような色調が全編で保たれ、時代がいつなのか分からなくなります。
この映画について:81分。無愛想な二人が、なかなか会えない。
81分と短く、出来事もほとんど起きません。二人が出会い、すれ違い、また会おうとするだけです。
その最小限の作りが素晴らしい。説明も感情表現もほぼないのに、二人が互いを大事に思っていることが確実に伝わる。
同時に、この作品は現在進行形の戦争を背景に置いています。ラジオから流れるニュースが、日常のすぐ隣にあるものとして扱われます。直接的な主張はしませんが、無関係ではないと示している。
カウリスマキの作品を初めて観る人にも勧められます。短く、優しく、そして少し可笑しい。
この作品の良さ
- 無表情で感情を伝える演出
- 戦争の報道を日常の隣に置いた構成
- 古い映画のような色の設計
- 81分に収めた密度
当サイトの評価
81分。無愛想な二人が、なかなか会えない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.5 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 4.4 |
| 余韻 | 4.6 |
世間ではどう評価されているか
- カンヌ
- 審査員賞 2023年
- 上映時間
- 81 分
- 製作国
- フィンランド
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
2023年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しました。アキ・カウリスマキ監督の作品です。
短い上映時間と最小限の演出で高い評価を得た作品です。
こんな人におすすめ
- 静かな恋愛映画が好きな人
- 短い作品を探している人
- カウリスマキを初めて観る人
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