ライオン・キング:ムファサ(2024年・洋画)のイメージ
洋画2024年アニメ2020年代アメリカ

ライオン・キング:ムファサ

『ムーンライト』の監督がこれを撮る、という組み合わせが最大の見どころです。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
バリー・ジェンキンス
音楽
リン=マニュエル・ミランダ
製作
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
製作国
アメリカ
公開
2024年
興行収入
22.5億円(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

洪水で家族と離れ離れになった子ライオンのムファサは、流された先で王族の子タカと出会います。二人は兄弟として育てられることになりました。

血のつながりはないものの、二人は強い絆を結びます。しかしムファサの才覚が際立つにつれ、タカの内側には別の感情が芽生えていきました。

白いライオンの群れに追われ、二人は旅に出ます。その道中で、彼らの関係は決定的に変わっていきます。

ここが見どころ

バリー・ジェンキンスの起用

『ムーンライト』でアカデミー作品賞を受けた監督です。兄弟の嫉妬と孤独という主題は、確かにこの人の得意分野と重なります。

タカの造形

後にスカーとなる人物が、悪人ではなく愛されたい子どもとして描かれます。敵役の来歴を描く前日譚として、正しい着眼です。

実写風CGの限界と利点

写実的な動物は表情が乏しく、感情表現には不利です。一方、風景と光の表現は圧倒的で、旅の場面は美しい。

この映画について:シンバの父が、どうやって王になったのか。

2019年の『ライオン・キング』は、写実的なCGゆえに動物の表情が失われるという問題を抱えていました。本作もその制約は変わりません。

しかし、バリー・ジェンキンスの起用によって、物語の芯は明確になりました。愛されなかった子が、どう歪んでいくか。これは監督が繰り返し扱ってきた主題です。

楽曲はリン=マニュエル・ミランダが担当していますが、オリジナル版の曲の印象が強すぎるため、比較すると弱い。ここは仕方のない部分です。

前日譚として必要だったかと問われれば、疑問は残ります。ただ、スカーという人物に別の見方を与えた点には価値があります。

この作品の良さ

  • バリー・ジェンキンスによる主題の掘り下げ
  • タカを悪人として描かない造形
  • 風景と光の表現
  • スカーに別の見方を与えた点

当サイトの評価

3.4/5.0

シンバの父が、どうやって王になったのか。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.2
映像美4.1
音楽4.0
演技3.5
余韻3.3

世間ではどう評価されているか

監督
バリー・ジェンキンス 『ムーンライト』
興行収入
22.5 億円(日本)
公開
2024

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

2019年の実写風CG版『ライオン・キング』の前日譚です。監督は『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス。

作家性の強い監督をディズニーの大作に起用したという点でも注目されました。

こんな人におすすめ

  • 『ライオン・キング』を観た人
  • バリー・ジェンキンスの作品が好きな人
  • 悪役の来歴に興味がある人

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