

ウォレスとグルミット 復讐のペンギン
シリーズの定型を守りながら、いまの話をしている作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ニック・パーク、メルリン・クロッシンガム
- 制作
- アードマン・アニメーションズ
- 形式
- ストップモーション・アニメーション
- 製作国
- イギリス・フランス
- 日本公開
- 2024年
- シリーズ
- 『ウォレスとグルミット』長編第2作
あらすじ(ネタバレなし)
発明家ウォレスと、賢い犬グルミットの生活は相変わらずです。ウォレスは新たに、自分で考えて動く小型ロボット「ノーボット」を作りました。
便利に見えたその発明は、しかし次第にグルミットの居場所を奪っていきます。庭仕事も、家事も、すべて機械がこなすようになりました。
そしてノーボットは、かつてウォレスたちに捕らえられた悪党ペンギンに乗っ取られます。復讐の計画が動き出しました。
ここが見どころ
手作業のアニメーション
粘土の指紋が残る画面です。自動化を主題にした作品を、最も手間のかかる方法で作ったという皮肉が効いています。
グルミットの表情
この犬は一言も喋りません。眉と目の動きだけで感情を伝えるという技術が、シリーズの核です。
悪党ペンギンの復活
1993年の短編に登場した人物が再登場します。シリーズを追ってきた観客には大きな要素です。
この映画について:16年ぶりの長編。あの悪党ペンギンが戻ってくる。
シリーズの定型は完全に守られています。朝の支度装置、追跡劇、グルミットの無言の呆れ顔。期待されるものがすべて揃っています。
そのうえで、扱っている主題は現代的です。自動化が人から役割を奪うという話を、手作業のアニメーションで描く。この構図自体が主張になっています。
終盤の追跡場面は、シリーズの伝統である長い一連の仕掛けです。物理的な動きだけで笑わせる技術は健在です。
新規性という点では控えめです。過去作の水準を守っているが、超えてはいない。それでも十分に楽しめます。
この作品の良さ
- 手作業のストップモーションの質感
- 自動化を主題にしたことの皮肉
- グルミットの無言の演技
- シリーズの定型を守った安心感
当サイトの評価
16年ぶりの長編。あの悪党ペンギンが戻ってくる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.4 |
| 映像美 | 4.2 |
| 音楽 | 4.1 |
| 演技 | 4.1 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- 形式
- ストップモーション
- 制作
- アードマン
- 日本公開
- 2024 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
アードマン・アニメーションズによるストップモーション作品で、『ウォレスとグルミット』の長編としては2作目にあたります。
自動化を主題にした内容を、手作業のアニメーションで作った点が評価されました。
こんな人におすすめ
- シリーズの過去作が好きな人
- ストップモーションに興味がある人
- 家族で観られる作品を探している人
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