真田十勇士(2016年・邦画)のイメージ

真田十勇士

3.3/5当サイトの評価(5点満点)

史実ものを期待すると、まったく違う作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
堤幸彦
原作
マキノノゾミ・鈴木哲也の舞台
出演
中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、加藤雅也
製作国
日本
公開
2016年
ジャンル
時代劇

あらすじ(ネタバレなし)

関ヶ原の戦いの後、真田幸村は九度山に幽閉されていました。世間で語られるほどの傑物ではなく、覇気もありません。

そこへ猿飛佐助が現れます。彼は幸村を担ぎ上げ、英雄に仕立てることを思いつきました。噂を流し、演出を重ね、伝説が作られていきます。

やがて大坂の陣が始まります。作られた英雄は、自らの虚像とどう向き合うのか。

ここが見どころ

英雄が作られる過程

伝説は誰かが意図的に作ったものだ、という視点です。史実ものの定型を裏返しています。

猿飛佐助の役割

松坂桃李が演じる佐助が実質の主役です。演出家として英雄を作り上げるという立ち位置が面白い。

舞台的な様式

原作が舞台であるため、様式的な演出が多く残っています。

この映画について:英雄は、作られたものだった。

真田幸村を、実際には凡庸で、周囲が英雄に仕立て上げた人物として描くという着想です。この視点自体は面白い。

しかし演出が散漫です。コメディ、アクション、悲劇が混在し、調子が定まりません。

松坂桃李演じる猿飛佐助が実質の主役で、彼の場面は締まっています。英雄を作る側の視点が、この作品の芯です。

史実ものとして観ると違和感しかありません。伝説の成り立ちを扱った寓話として受け取るのが正しいでしょう。

この作品の良さ

  • 英雄が作られるという着想
  • 松坂桃李演じる猿飛佐助
  • 史実ものの定型を裏返した視点
  • 舞台的な様式の残り方

当サイトの評価

3.3/5.0

英雄は、作られたものだった。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.2
映像美3.6
音楽3.5
演技3.6
余韻3.3

世間ではどう評価されているか

原作
舞台 『真田十勇士』
監督
堤幸彦
公開
2016

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

舞台作品を原作とする時代劇です。

史実に基づく作品ではなく、演出の調子が定まらないという指摘があります。

こんな人におすすめ

  • 伝説の成り立ちを扱った話が好きな人
  • 様式的な時代劇に抵抗がない人
  • 松坂桃李の出演作を追っている人

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