PATLABOR 2
邦画1993年アニメ1990年代押井守

機動警察パトレイバー2 the Movie

シリーズの予備知識は最小限で大丈夫です。ただし、娯楽ロボットものを期待すると違います。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
押井守
脚本
伊藤和典
音楽
川井憲次
制作
Production I.G
上映時間
113分
公開
1993年8月

あらすじ(ネタバレなし)

横浜ベイブリッジが戦闘機によって爆破されます。しかし攻撃した機体の所属は不明で、政府は事態を把握できません。

元自衛官の柘植行人による計画が疑われるなか、東京は戒厳令に近い状態へと向かいます。かつての特車二課のメンバーは、警察の枠を超えた行動を求められます。

ここが見どころ

戦争と平和の議論

登場人物が長い台詞で、日本の戦後の在り方を語ります。アニメでこれを正面からやったことが、この作品の位置づけを決めています。

東京の風景

戦車の並ぶ街、閉じた高速道路。日常の風景に軍事を置くという映像が全編を支配します。

この映画について:ロボットアニメの形をした、戦争と平和についての議論。

ロボットが戦う場面はほとんどありません。大半は会議と待機と議論で、シリーズのファンからも作風の変化に戸惑いの声が出ました。

扱われているのは、平和の実態は何かという問いです。1993年の作品ですが、いま観ても古びていません。

難点は、台詞が抽象的で長く、初見では追いにくいことです。またシリーズの人物関係を知っていたほうが分かりやすい。

この作品の良さ

  • 戦争と平和を正面から扱った脚本
  • 日常に軍事を置く映像
  • 川井憲次の音楽

当サイトの評価

4.6/5.0

ロボットアニメの形をした、戦争と平和についての議論。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.7
映像美4.8
音楽4.6
演技4.3
余韻4.7

世間ではどう評価されているか

IMDb
7.6 /10
評価
高い 押井守作品の代表作の一つ
影響
以降の実写作品にも波及

押井守監督の代表作のひとつとされ、後の『GHOST IN THE SHELL』へとつながる作風がここで確立しています。実写映画への影響も指摘されています。

こんな人におすすめ

  • 議論の多い作品が平気な人
  • 押井守作品を追いたい人
  • 戦後日本の在り方に関心がある人

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