リトル・ダンサーBILLY ELLIOT
洋画2000年ドラマ2000年代イギリス映画

リトル・ダンサー

感動作として紹介されがちですが、背景にあるのは厳しい労働争議です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
スティーヴン・ダルドリー
出演
ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス
製作国
イギリス
上映時間
110分
公開
2001年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

1984年、イングランド北東部の炭鉱町。父と兄はストライキの最前線に立ち、家計は限界に近づいています。

11歳のビリーは、父に言われるままボクシング教室に通っていました。しかし同じ体育館の隅で行われていたバレエ教室に、目を奪われます。

父に知られてはならない。ビリーは、隠れて通い始めます。

ここが見どころ

怒りとしての踊り

言葉にできない感情が、そのままタップと回転になります。上手いから感動するのではありません。

父親の変化

分かり合えない父が、ある一点で折れます。その場面の演出が抑制されていて見事です。

ストライキの背景

町の困窮が、家族の選択に直接影響します。個人の夢の話に閉じていません。

この映画について:炭鉱町の少年が、ボクシングをやめてバレエ教室の隅に立つ。

踊る少年の話であると同時に、負けた側の共同体の話でもあります。ストライキは実際に敗北で終わりました。

ジェイミー・ベルは本作が初出演です。技術より、身体から出てくる感情が観る側に届きます。

終盤の展開は、やや駆け足に感じます。

この作品の良さ

  • ジェイミー・ベルの身体
  • 父親の描き方
  • 社会背景の組み込み

当サイトの評価

4.2/5.0

炭鉱町の少年が、ボクシングをやめてバレエ教室の隅に立つ。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美4.2
音楽4.6
演技4.6
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

IMDb
7.7 /10
上映時間
110
受賞
アカデミー賞 3部門候補

第73回アカデミー賞で監督賞・脚本賞・助演女優賞の3部門にノミネートされました。

後にエルトン・ジョンの音楽で舞台化され、こちらも高い評価を受けています。

こんな人におすすめ

  • ダンスの映画が好きな人
  • 親子の物語が好きな人
  • イギリスの労働史に関心がある人

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