突撃PATHS OF GLORY
洋画1957年戦争1950年代キューブリック

突撃

88分。無駄がひとつもありません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
スタンリー・キューブリック
原作
ハンフリー・コッブ
出演
カーク・ダグラス、アドルフ・マンジュー、ジョージ・マクレディ
製作国
アメリカ
上映時間
88分
公開
1957年

あらすじ(ネタバレなし)

1916年、西部戦線。膠着した戦況の中、フランス軍の将軍が「アリ塚」と呼ばれるドイツ軍陣地への突撃を命じます。成功の見込みは、彼自身も分かっています。

ダックス大佐は無謀だと反対しますが、命令は覆りません。突撃は失敗し、多くの兵が死にます。

将軍は、部隊が臆病だったせいだと主張します。見せしめとして、3名の兵士が軍法会議にかけられることになります。

ここが見どころ

塹壕の移動撮影

カメラが塹壕の中を後退しながら進む長い一連。戦場の閉塞感が、カメラの動きだけで伝わります。

軍法会議

手続きだけが整っていて、結論は最初から決まっている。ここが作品の中心です。

最後の酒場

捕虜のドイツ人少女が歌わされる場面。数分間で、この映画の全部が回収されます。

この映画について:勝てない突撃を命じ、失敗した責任を兵に取らせる。

軍の描写が不名誉であるとして、フランスでは長く公開されませんでした。スイスやスペインでも上映が制限されています。

キューブリック29歳の作品です。すでに構図と移動撮影の癖が確立しています。

難点は、告発の姿勢が明確すぎて、人物が図式的になっている箇所があることです。

この作品の良さ

  • 塹壕の移動撮影
  • 軍法会議の場面
  • 88分という締まり

当サイトの評価

4.4/5.0

勝てない突撃を命じ、失敗した責任を兵に取らせる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.7
映像美4.5
音楽4.1
演技4.7
余韻4.7

世間ではどう評価されているか

評価
反戦映画の代表作
IMDb
8.4 /10
経緯
フランスで長く未公開

軍の描写をめぐって、フランスでは長期間にわたり公開されませんでした。

反戦映画の代表作として、各国の批評家投票で高く評価され続けています。

こんな人におすすめ

  • 反戦映画を観たい人
  • キューブリック作品を順に観たい人
  • 短くて濃い映画を探している人

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