

アナイアレイション 全滅領域
理解しようとするほど、遠ざかる種類の作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- アレックス・ガーランド
- 原作
- ジェフ・ヴァンダミア『全滅領域』
- 出演
- ナタリー・ポートマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、テッサ・トンプソン
- 製作国
- アメリカ・イギリス
- 日本公開
- 2018年(配信)
- 上映時間
- 115分
あらすじ(ネタバレなし)
アメリカ南部の海岸に、正体不明の領域「シマー」が発生し、少しずつ拡大していました。派遣された調査隊は、誰一人戻ってきません。
生物学者のリーナは、行方不明だった夫が突然帰宅したことで事態を知ります。しかし夫は別人のようになり、まもなく重篤な状態に陥りました。
彼女は次の調査隊に志願します。五人の女性で構成された隊が領域に入ると、そこでは生物の形が混ざり合っていました。
ここが見どころ
映像の質感
植物と人体が混ざった造形、光の屈折。美しさと気味悪さが同時に来る画面です。
熊の場面
中盤にある生物との遭遇が、本作最大の恐怖です。音の使い方が異様で、忘れがたい。
終盤の抽象
最後の10分は、ほぼ抽象映像と音楽です。説明は一切ありません。
この映画について:入った者は戻ってこない領域へ、五人の女性が入る。
SFですが、科学的な説明はほとんどありません。何が起きているのかは最後まで曖昧なままです。
本作が扱っているのは、自己破壊の衝動です。調査隊の全員が、何かを壊したいという理由を抱えている。この主題が、領域の性質と重なります。
映像が優れています。特に生物が混ざり合った造形は、美しくて気持ちが悪い。
終盤は完全に抽象へ向かい、多くの観客を置き去りにします。劇場公開が限定的になった経緯もあり、評価は分かれました。
この作品の良さ
- 生物が混ざり合う造形
- 中盤の遭遇場面の音響
- 自己破壊という主題
- 説明を拒む姿勢
当サイトの評価
入った者は戻ってこない領域へ、五人の女性が入る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.8 |
| 映像美 | 4.5 |
| 音楽 | 4.3 |
| 演技 | 3.9 |
| 余韻 | 4.1 |
世間ではどう評価されているか
- 上映時間
- 115 分
- 原作
- ジェフ・ヴァンダミア の小説
- 日本公開
- 2018 年(配信)
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
日本では劇場公開されず、配信での公開となりました。
説明を排した構成のため、評価は大きく分かれています。
こんな人におすすめ
- 説明のないSFが好きな人
- 映像の質感を重視する人
- 『エクス・マキナ』が好きだった人
配信を探す
各サービスで「アナイアレイション 全滅領域」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。

