コーヒーが冷めないうちに(2018年・邦画)のイメージ

コーヒーが冷めないうちに

3.4/5当サイトの評価(5点満点)

設定の制約が、そのまま物語の骨格になっています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
塚原あゆ子
原作
川口俊和『コーヒーが冷めないうちに』
出演
有村架純、伊藤健太郎、波瑠、深水元基、松重豊
製作国
日本
公開
2018年
原作
同名の舞台・小説

あらすじ(ネタバレなし)

路地裏の小さな喫茶店には、過去に戻れるという席があります。ただし規則がありました。

戻れるのはこの店に来た人にだけ会える。過去を変えても現実は変わらない。そして、コーヒーが冷めるまでに戻らなければならない。

それでも、四人の客がその席に座ります。会えなかった人に、言えなかったことを言うために。

ここが見どころ

制約の設計

現実は変えられません。それでも戻る意味があるのかという問いが、全編を貫きます。

四つの挿話

恋人、姉妹、夫婦、母娘。それぞれ別の関係が扱われます。

一つの店だけ

ほぼ全編が喫茶店の中です。舞台劇に近い構成になっています。

この映画について:コーヒーが冷めるまでのあいだ、過去に戻れる。

時間移動ものですが、現実は何も変わらないという制約が最大の特徴です。

この制約が効いています。過去を変えられないなら、変わるのは自分の受け止め方だけ。その一点に絞られます。

四つの挿話のうち、後半の二つが特に良い。認知症を扱った挿話は、この設定でしか作れない形になっています。

一方、演出は感傷に寄っており、音楽で泣かせにくる場面が多い。設定の面白さに対して、作りが素朴すぎる印象は残ります。

この作品の良さ

  • 現実を変えられないという制約
  • 四つの関係を扱う構成
  • 喫茶店に限定した舞台
  • 受け止め方だけが変わるという主題

当サイトの評価

3.4/5.0

コーヒーが冷めるまでのあいだ、過去に戻れる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.3
映像美3.6
音楽3.6
演技3.6
余韻3.6

世間ではどう評価されているか

原作
川口俊和 の小説
監督
塚原あゆ子
公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

川口俊和の小説を原作とする作品です。

感傷的な演出が多いという指摘があります。

こんな人におすすめ

  • 時間移動ものが好きな人
  • 泣ける映画を探している人
  • 原作小説を読んだ人

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