ルノワールRENOIR
ルノワール
子どもの視点で通した、静かな作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 早川千絵
- 出演
- 鈴木唯、リリー・フランキー、石田ひかり
- 上映時間
- 120分
- 公開
- 2025年6月20日
あらすじ(ネタバレなし)
1987年の東京郊外。小学5年生のフキは、少し風変わりな子どもです。テレパシーが使えると信じており、人の心を読もうとします。
父は病で入院しており、母は仕事と看病に追われています。フキは一人でいる時間が長い。
彼女は、家庭の外でさまざまな大人と接触します。危うい出来事もありますが、彼女は淡々と受け止めていきます。
ここが見どころ
1987年の空気
テレビ番組、ダイヤルQ2、団地。バブル前夜の日本が、子どもの視界の範囲で再現されます。
鈴木唯の演技
表情をほとんど変えません。何を考えているか分からない子どもという造形です。
説明しない演出
危険な場面も、感情の説明なく通り過ぎます。
この映画について:1987年の夏。11歳の少女が、父の死と向き合う。
『PLAN 75』が制度の問題を扱ったのに対し、この作品は完全に個人の記憶の話です。早川千絵の自伝的な要素があるとされます。
2025年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に、日本から唯一出品されました。受賞は逃しています。
難点は、起伏がないことと、エピソードが並列的で焦点が定まりにくいことです。
この作品の良さ
- 1987年の再現
- 鈴木唯の演技
- 説明しない演出
当サイトの評価
4.2/5.0
1987年の夏。11歳の少女が、父の死と向き合う。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.6 |
世間ではどう評価されているか
- カンヌ
- コンペティション出品 2025年・日本から唯一
- 監督
- 早川千絵 『PLAN 75』に続く第2作
- 上映時間
- 120分
第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に、日本作品として唯一出品されました。
『PLAN 75』でカンヌのカメラ・ドール特別表彰を受けた早川千絵監督の第2作です。
こんな人におすすめ
- 子どもの視点の作品が好きな人
- 1980年代の日本に関心がある人
- 『PLAN 75』を観た人
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