メリー・ポピンズ
曲の強さでは、ディズニー作品でも屈指です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ロバート・スティーヴンソン
- 音楽
- シャーマン兄弟
- 原作
- P・L・トラヴァース
- 出演
- ジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 139分
- 公開
- 1965年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
1910年のロンドン。銀行員のバンクス氏は、家庭よりも勤め先の秩序を大事にしています。妻は婦人参政権運動に忙しく、二人の子どもは乳母が次々に辞めていきます。
子どもたちが書いた「理想の乳母」の求人票を、父は破って暖炉に捨てます。その紙片が煙突から空へ舞い上がったあと、東風とともにメリー・ポピンズが降りてきます。
彼女は指を鳴らして部屋を片付け、絵の中に入り、天井で笑い転げます。魔法のような日々の中で、変わっていくのは子どもではなく父のほうでした。
ここが見どころ
実写とアニメの合成
歩道の絵の中に入る一連。ペンギンのウェイターとのダンスは、当時の技術の到達点でした。
シャーマン兄弟の楽曲
『チム・チム・チェリー』『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』ほか。曲の粒がとにかく揃っています。
『2ペンスを鳩に』
終盤、父がこの歌の意味に気づく。子ども向けの体裁の下にある本題が、ここで表に出ます。
この映画について:傘を差した乳母が、東風に乗って降りてくる。
この映画の主人公は、実はバンクス氏です。効率と体面に縛られた父親が、子どもと凧を揚げるまでの話として観ると筋が通ります。
原作者P・L・トラヴァースは映画化に強い不満を持っていたことで知られます。その経緯自体が後に『ウォルト・ディズニーの約束』として映画化されました。
難点は139分の長さと、中盤のエピソードが並列的でやや冗長なことです。
この作品の良さ
- 楽曲の粒の揃い方
- 実写とアニメの合成
- 父親を主題に据えた構造
当サイトの評価
傘を差した乳母が、東風に乗って降りてくる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.5 |
| 音楽 | 4.9 |
| 演技 | 4.4 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 5部門 主演女優賞・歌曲賞ほか
- IMDb
- 7.8 /10
- 原作
- P・L・トラヴァース
第37回アカデミー賞で主演女優賞、歌曲賞、作曲賞、視覚効果賞、編集賞の5部門を受賞しました。
ジュリー・アンドリュースはこの作品が映画デビュー作です。
こんな人におすすめ
- 家族で観たい人
- 楽曲を楽しみたい人
- ディズニーの古典を観たい人
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