

アップグレード
知名度は低いのですが、非常によくできています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- リー・ワネル
- 出演
- ローガン・マーシャル=グリーン、ベティ・ガブリエル、ハリソン・ギルバートソン
- 製作国
- オーストラリア・アメリカ
- 日本公開
- 2019年
- 上映時間
- 100分
- ジャンル
- SF/アクション
あらすじ(ネタバレなし)
近未来。機械嫌いの整備士グレイは、妻とともに襲撃を受けます。妻は殺され、彼は首から下の自由を失いました。
絶望する彼に、若き実業家が実験的なチップの移植を提案します。「STEM」と名付けられたそれは、脊髄を代替する人工知能でした。
身体が動くようになった彼の中で、STEMが話しかけてきます。復讐を望むグレイに、STEMは戦い方を教えると告げました。
ここが見どころ
身体が勝手に動く表現
戦闘中、カメラが身体の動きに完全に追従します。本人の意思と身体が分離している感覚が、撮影方法だけで伝わります。
低予算の使い方
限られた予算を、少数の場面に集中させています。無駄がなく、100分に収まっています。
結末
後味は極めて悪い。この結末があるからこそ、単なるアクションで終わっていません。
この映画について:身体が勝手に動いて、人を殺していく。
低予算のSFアクションですが、着想と撮影方法の一致という点で非常に優秀です。
戦闘場面で、カメラが身体に張り付いて一緒に動きます。本人の顔は怯えているのに身体は正確に人を殺すという、この設定でしか作れない画になっています。
物語も単純ながら整理されています。復讐、正体の判明、そして結末。100分に無駄がありません。
終盤の展開は容赦がなく、後味は悪い。ただ、その苦さが作品を締めています。知名度は低いのですが、勧められる一本です。
この作品の良さ
- 身体と意思の分離を示す撮影
- 低予算を集中させた構成
- 100分に収めた密度
- 容赦のない結末
当サイトの評価
身体が勝手に動いて、人を殺していく。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.8 |
| 映像美 | 3.9 |
| 音楽 | 3.8 |
| 演技 | 3.8 |
| 余韻 | 3.7 |
世間ではどう評価されているか
- 上映時間
- 100 分
- 製作国
- オーストラリア ・アメリカ
- 日本公開
- 2019 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
低予算で製作されたSFアクションで、批評家からの評価が高い作品です。
暴力描写が強く、後味は良くありません。
こんな人におすすめ
- 知られていない良作を探している人
- SFアクションが好きな人
- 後味の悪い結末に耐えられる人
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