

ヴェノム:ザ・ラストダンス
作品の出来より、この奇妙なシリーズが完結したこと自体に価値がある一本です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ケリー・マーセル
- 出演
- トム・ハーディ、チウェテル・イジョフォー、ジュノー・テンプル
- 製作国
- アメリカ
- 公開
- 2024年
- シリーズ
- 三部作の完結編
あらすじ(ネタバレなし)
前作の出来事の後、エディ・ブロックとヴェノムは逃亡生活を送っていました。どこにも居場所がなく、常に追われています。
一方、宇宙ではシンビオートを生み出した存在が動き出していました。彼が求めているのは、ヴェノムの中にある特別な鍵です。
地球上の政府機関も二人を追い始めます。どこへ行っても安全ではない状況の中、エディとヴェノムはラスベガスを目指すことになります。
ここが見どころ
エディとヴェノムの関係
シリーズの本体はここにあります。共生関係にある二人の掛け合いが、コメディとしても感情としても機能しています。
トム・ハーディの一人二役
宿主と寄生生物の会話を、実質一人で演じています。この芸当がシリーズを成立させてきました。
終盤の選択
詳しくは書きませんが、バディものとしての決着がつけられます。ここは素直に効きます。
この映画について:宿主と寄生生物の、バディものとしての完結編。
ヒーロー映画としての完成度は低い作品です。敵の設定は説明不足で、アクションの見せ場も既視感が強い。物語の運びも雑です。
しかし、このシリーズの魅力はそこにありませんでした。気の合わない二人が共同生活を送るコメディとして、一貫して機能してきた。本作もその路線です。
終盤、関係に決着がつく場面は悪くありません。3作かけて積み上げた掛け合いがあるからこそ、この結末に意味が出ます。
シリーズを観ていない人には、まったく響かない作品です。逆に、追ってきた人には十分な締めくくりでしょう。
この作品の良さ
- エディとヴェノムの掛け合い
- トム・ハーディの一人二役
- バディものとしての決着
- 3作を通した関係の積み上げ
当サイトの評価
宿主と寄生生物の、バディものとしての完結編。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 2.9 |
| 映像美 | 3.6 |
| 音楽 | 3.5 |
| 演技 | 3.3 |
| 余韻 | 3.0 |
世間ではどう評価されているか
- シリーズ
- 完結編 三部作の第3作
- 興行収入
- 15.1 億円(日本)
- 公開
- 2024 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
『ヴェノム』三部作の完結編です。
ヒーロー映画としてよりも、宿主と寄生生物のバディものとして支持されてきたシリーズです。
こんな人におすすめ
- シリーズを観てきた人
- バディものが好きな人
- トム・ハーディの演技を観たい人
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