デッドプール&ウルヴァリン(2024年・洋画)のイメージ
洋画2024年アクション2020年代アメリカ

デッドプール&ウルヴァリン

予備知識の量で、面白さが極端に変わる作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ショーン・レヴィ
出演
ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマン、エマ・コリン
製作国
アメリカ
公開
2024年
レイティング
R指定(MCU初)

あらすじ(ネタバレなし)

ヒーローを引退し、中古車販売員として働いていたウェイド・ウィルソン。彼のもとに、時間を管理する組織TVAが接触してきます。

彼の暮らす世界は、中心となる存在を失ったために消滅しかけていました。世界を救うには、別の宇宙から代わりの人物を連れてくる必要があります。

ウェイドが目をつけたのは、ウルヴァリン。しかし彼が見つけたのは、自分の世界で最悪の失敗をした、すさんだ一人でした。二人は反目しながら旅を続けます。

ここが見どころ

ヒュー・ジャックマンの復帰

『LOGAN/ローガン』で完結したはずの役に戻ってきました。あの結末を尊重したうえで別の個体を出すという処理が丁寧です。

20世紀フォックス作品への言及

過去のマーベル映画の、失敗作も含めた大量の参照。買収によって失われた作品群への弔辞という構造になっています。

R指定のアクション

MCU初のR指定で、暴力描写に制限がありません。デッドプールというキャラクターの本領が発揮されています。

この映画について:20世紀フォックス時代のマーベルへの、長い弔辞。

この作品を楽しむには、2000年代以降のマーベル映画の歴史をかなり知っている必要があります。誰が誰の役だったか、どの作品が失敗したか。その知識が笑いの前提です。

その意味で、極めて内向きな映画です。初見の観客にはほとんど意味が伝わりません。それを承知で作られているのは確かですが。

根底にあるのは、ディズニーによる20世紀フォックス買収という現実の出来事です。失われた作品群を弔い、まとめて片づける。この構造は、映画産業の歴史の記録でもあります。

ヒュー・ジャックマンの復帰については、『LOGAN/ローガン』の結末を損なわない処理がされています。ここは配慮が行き届いていました。

この作品の良さ

  • ヒュー・ジャックマンの復帰の処理
  • 20世紀フォックス作品群への弔辞という構造
  • R指定によるアクションの自由度
  • 映画産業の歴史への言及

当サイトの評価

3.9/5.0

20世紀フォックス時代のマーベルへの、長い弔辞。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.7
映像美4.1
音楽4.2
演技4.1
余韻3.7

世間ではどう評価されているか

レイティング
R指定 MCU初
公開
2024
備考
20世紀フォックス 買収を背景にした内容

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

MCU初のR指定作品で、世界興行収入は13億ドルを超えました。

ディズニーによる20世紀フォックス買収により終了したマーベル映画群への言及が全編に散りばめられています。

こんな人におすすめ

  • マーベル映画の歴史に詳しい人
  • 『LOGAN/ローガン』を観た人
  • 下品な冗談に耐性がある人

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