ライトハウス(2021年・洋画)のイメージ
洋画2021年ホラードラマアメリカ

ライトハウス

4.3/5当サイトの評価(5点満点)

説明を求める人には向きませんが、映像と演技は圧巻です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・共同脚本
ロバート・エガース
出演
ロバート・パティンソン、ウィレム・デフォー
撮影
ジャリン・ブラシュケ
製作国
アメリカ・カナダ
日本公開
2021年
受賞
米アカデミー賞 撮影賞ノミネート

あらすじ(ネタバレなし)

19世紀末。人里離れた孤島の灯台に、二人の男が4週間の勤務のためにやってきます。年長のトーマスと、新入りのイーフレイムです。

トーマスは灯台の光を独占し、イーフレイムには重労働ばかりを命じます。二人の間には最初から緊張がありました。

嵐で交代の船が来なくなり、滞在は延びていきます。酒と孤立と睡眠不足の中で、二人は互いを疑い、そして現実の輪郭が崩れ始めます。

ここが見どころ

1.19:1の画面比

ほぼ正方形の、極端に狭い画面で撮られています。縦に長く横がないため、灯台の閉塞感がそのまま観客に伝わります。

二人芝居

登場人物は基本的に二人だけです。ウィレム・デフォーの長台詞は、この作品の名物になりました。

霧笛が延々と鳴り続けます。低い音が常に鳴っている状態が、じわじわと効いてきます。

この映画について:孤島の灯台に、男が二人。それだけで狂っていく。

何が起きているのかは最後まで明示されません。幻覚なのか、神話なのか、単に酒と孤独なのか。解釈は観客に委ねられます。

ロバート・エガースは前作『ウィッチ』でも当時の言葉遣いを再現しており、本作の台詞も19世紀の船乗りの語彙に寄せています。意味より響きで押してくるため、字幕でも異様さは伝わります。

ロバート・パティンソンが、いわゆるスター的な演技を完全に捨てています。汚れ、叫び、みっともなく壊れていく。この時期の彼の仕事は一貫して面白い。

娯楽としては相当きつい部類です。物語が解決しないことに耐えられるかどうかで評価が分かれます。

この作品の良さ

  • 1.19:1の画面比による閉塞感
  • ウィレム・デフォーの長台詞
  • 霧笛を軸にした音響設計
  • 説明を拒む構成

当サイトの評価

4.3/5.0

孤島の灯台に、男が二人。それだけで狂っていく。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美5.0
音楽4.3
演技4.7
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
ノミネート 撮影賞
画面比
1.19 :1
日本公開
2021

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

モノクロ・1.19:1という特殊な形式で撮影され、アカデミー賞撮影賞にノミネートされました。

物語の解釈が観客に委ねられており、評価が分かれる作品です。

こんな人におすすめ

  • 解釈を委ねられる作品が好きな人
  • 撮影・映像を重視する人
  • 『ウィッチ』が良かった人

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