MIDSOMMAR
洋画2019年ホラー2010年代アメリカ

ミッドサマー

強い描写を含みます。ホラーが平気な人でも人を選ぶタイプなので、そこは先に書いておきます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
アリ・アスター
出演
フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター
上映時間
147分
日本公開
2020年2月

あらすじ(ネタバレなし)

家族を悲惨な形で失った大学生ダニーは、冷めた関係の恋人クリスチャンに強く依存しています。彼と友人たちがスウェーデンの村の夏至祭へ行くと知り、彼女も同行することになります。

白夜の下、花に囲まれた美しい村。90年に一度の祭りが9日間続くという説明のもと、儀式は穏やかに始まります。しかし何日目かに行われた儀式で、一行は言葉を失うことになります。

ここが見どころ

明るいホラー

白夜なので暗闇がありません。暗さも物陰もない場所で恐怖を作るという前提が、この作品の全部です。

対称的な構図

村の建物も儀式の配置も左右対称で、整いすぎていることが不安になります。

ダニーの物語として

ホラーの外形の下で、依存的な関係から抜け出す話が進んでいます。ラストの表情はその結論です。

この映画について:暗闇が一度も来ない。全部、明るい場所で起きる。

ホラーとしての新しさは、恐怖の条件をすべて奪ったことにあります。暗くない、隠れる場所もない、そして誰も嘘をつかない。村人は最初から全部説明しています。

同時に、これは別れ話の映画でもあります。ダニーが誰にも受け止めてもらえなかった悲しみを、最後に共同体が引き受ける。その構図が救いにも支配にも見える。

難点は147分という長さと、描写の強さです。特に序盤と中盤の数場面は、耐えられない人がいます。無条件には勧められません。

この作品の良さ

  • 暗闇なしで恐怖を作る発想
  • 対称的な構図による不安
  • 別れ話としての構造

当サイトの評価

4.3/5.0

暗闇が一度も来ない。全部、明るい場所で起きる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美4.9
音楽4.6
演技4.6
余韻4.7

世間ではどう評価されているか

IMDb
7.1 /10
評価
分かれる 熱狂と拒絶が同時に起きた
日本
ヒット 口コミで話題に

アリ・アスター監督の2作目です。日本でも公開時に大きな話題となり、ホラーとしては異例のヒットになりました。評価は熱狂と拒絶にはっきり分かれています。

こんな人におすすめ

  • 強い描写に耐えられる人
  • 変わったホラーが観たい人
  • 映像設計に興味がある人

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