思い出のマーニーWHEN MARNIE WAS THERE
邦画2014年アニメ2010年代スタジオジブリ

思い出のマーニー

評価が分かれた作品ですが、私は高く買っています。地味さも含めて紹介します。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
米林宏昌
原作
ジョーン・G・ロビンソン
制作
スタジオジブリ
声の出演
高月彩良、有村架純
上映時間
103分
公開
2014年7月

あらすじ(ネタバレなし)

他人と関われず、いつも輪の外にいる12歳の杏奈。喘息の療養のため、北海道の海辺の町にいる親戚の家へ預けられます。

入り江の向こうに建つ古い洋館を見つけた杏奈は、そこで金髪の少女マーニーと出会います。誰にも見えず、いつも夜にしか現れないマーニーと、杏奈は急速に親しくなっていきます。

ここが見どころ

水の描写

入り江の潮の満ち引きが繰り返し描かれます。道が現れたり消えたりすることが、そのまま二人の関係になっています。

「あなたのことが大好き」

少女同士の関係が、恋愛のような強度で描かれます。この曖昧さを曖昧なまま残したことが、この作品の良さです。

この映画について:少女が少女に出会う、それだけの話。

ジブリ作品としては地味で、冒険も魔法もありません。描かれているのは、自分を好きになれない子どもが、誰かに必要とされる話です。

背景美術が非常に良く、特に湿地と水の描写は突出しています。

難点は、終盤の説明が長く、それまでの余韻を減らしてしまうことです。ここは説明せずに終わってもよかったと思います。

この作品の良さ

  • 潮の満ち引きを関係の比喩にする構成
  • 湿地と水の背景美術
  • 関係を曖昧なまま残す判断

当サイトの評価

4.4/5.0

少女が少女に出会う、それだけの話。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.4
映像美4.7
音楽4.5
演技4.3
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

国内興行収入
35.3 億円
米アカデミー賞
ノミネート 長編アニメ映画賞
IMDb
7.6 /10

アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされました。この作品を最後に、スタジオジブリは長編制作を一時休止しています。

こんな人におすすめ

  • 静かなジブリ作品が観たい人
  • 少女同士の関係を描いた話に関心がある人
  • 背景美術を味わいたい人

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