何者SOMEBODY
何者
終盤の展開が、この映画のすべてです。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 三浦大輔
- 原作
- 朝井リョウ
- 出演
- 佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉
- 上映時間
- 97分
- 公開
- 2016年10月
あらすじ(ネタバレなし)
大学生の拓人は、演劇をやめて就職活動を始めています。同じアパートの光太郎、その元恋人の瑞月、留学経験のある理香ら五人が、理香の部屋を対策本部として集まるようになります。
エントリーシート、グループディスカッション、面接。それぞれが選考の段階を踏んでいく中で、内定を得る者と得られない者に分かれていきます。
拓人は、他人を冷静に観察している自分に自負を持っています。しかしその観察は、ある場所に記録されていました。
ここが見どころ
SNSの画面表示
投稿とタイムラインが画面に重ねられます。言葉と本音のずれを、視覚的に扱っています。
終盤の演劇的演出
監督が舞台出身であることを活かした、現実から外れる一連。賛否はありますが、この作品には合っています。
菅田将暉の役
空気の読めない人物として登場しますが、終盤で立場が反転します。
この映画について:就職活動と、裏アカウント。
この作品の刃は、「観察して批評している側こそ、いちばん何もしていない」という一点に向いています。読む側・観る側にも刺さります。
就職活動そのものの描写はやや古びていますが、SNSでの自己演出という主題は、むしろ現在のほうが切実です。
難点は、終盤の演出が唐突に感じられる人がいることです。
この作品の良さ
- 自意識への刃
- SNSの扱い方
- 終盤の反転
当サイトの評価
4.0/5.0
就職活動と、裏アカウント。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.0 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 4.4 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- 原作
- 直木賞 朝井リョウ
- 受賞
- 各映画賞 新人賞ほか
- IMDb
- 6.8 /10
原作は第148回直木賞を受賞した朝井リョウの小説です。戦後生まれの男性作家として最年少での受賞でした。
こんな人におすすめ
- 自意識を扱った作品が好きな人
- SNSの問題に関心がある人
- 就職活動を経験した人
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