MAD MAX
FURY ROAD
洋画2015年アクション2010年代SF

マッドマックス 怒りのデス・ロード

話の単純さと映像の物量が両立している稀な作品です。シリーズを知らなくても問題ありません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ジョージ・ミラー
出演
トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト
上映時間
120分
日本公開
2015年6月

あらすじ(ネタバレなし)

文明が崩壊し、水と燃料を独占する男イモータン・ジョーが支配する荒野。彼の配下の女性隊長フュリオサは、輸送任務の途中で進路を外れます。

彼女はジョーに囚われていた5人の妻を密かに連れ出し、自分の生まれ故郷を目指していました。捕らわれていた男マックスも巻き込まれ、大規模な追跡劇が始まります。

ここが見どころ

実車と実爆発

CGは補助に留め、改造車とスタントを実際に走らせて撮っています。重量と埃が画面にあるので、迫力の質が違います。

中央に置き続ける編集

重要な被写体を常に画面中央に置くことで、猛烈な速度でも目が迷いません。速いのに分かりやすいという稀な達成です。

この映画について:行って、戻ってくる。話はそれだけ。

物語は行って、引き返して、戻るだけです。台詞も少なく、設定の説明もほとんどない。それでも成立するのは、必要な情報が全部画に入っているからです。

実質的な主人公はフュリオサで、マックスは同行者にすぎません。この配置がシリーズの流れを変えました。

難点は、アクションが続くぶん静かな時間がほとんどないことです。また、世界設定を知りたい人には説明が足りません。逆に言えば、それを潔いと取れるかどうかです。

この作品の良さ

  • 実車とスタントによる重量感
  • 速くても分かりやすい編集設計
  • 台詞に頼らない情報提示

当サイトの評価

4.7/5.0

行って、戻ってくる。話はそれだけ。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美5.0
音楽4.9
演技4.5
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
6冠 編集賞・美術賞・衣装デザイン賞ほか
IMDb
8.1 /10
評価
最高位 2010年代のベストに挙がる常連

第88回アカデミー賞で編集賞・美術賞・衣装デザイン賞など6部門を受賞。技術系の主要部門をほぼ独占し、アクション映画としては異例の評価を受けました。

こんな人におすすめ

  • アクション映画を一本選ぶなら、という人
  • 実写のスタントが好きな人
  • 説明の少ない作品が平気な人

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