KUBI
邦画2023年時代劇2020年代北野武

従来の大河ドラマ的な描き方を期待すると、かなり驚きます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本・出演
北野武
出演
ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、大森南朋、木村祐一
上映時間
131分
公開
2023年11月

あらすじ(ネタバレなし)

戦国時代末期。織田信長に謀反を起こした荒木村重が姿を消し、その行方をめぐって家臣たちが動き始めます。

信長は家臣を人とも思わず、気まぐれに扱います。明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康。それぞれが天下を意識しながら、表向きは忠誠を装います。

百姓上がりの茂助は、侍になることを夢見て戦場に立ちます。武将たちの思惑が交錯するなか、本能寺へ向かっていきます。

ここが見どころ

首が転がる

題名どおり、首は道具として扱われます。手柄も忠義も、物としての首に還元されていきます。

加瀬亮の信長

威厳のない、癇癪持ちの暴君。従来の信長像を意図的に壊しています。

秀吉一党の会話

たけし演じる秀吉と、木村祐一らのやりとり。北野映画特有の下卑た笑いがあります。

この映画について:本能寺の変を、武将たちの醜い欲望として描き直す。

武将同士の関係を、権力と性の両面から描いています。戦国時代の男性同士の関係を正面から扱った大作は珍しい。

ただし、群像が多く整理されておらず、誰が誰なのか分かりにくい。歴史の予備知識がないと厳しい場面が続きます。

難点はそこと、暴力描写の強さです。北野武作品としては、まとまりに欠ける印象が残ります。

この作品の良さ

  • 武将を美化しない描写
  • 加瀬亮の信長
  • 北野武らしい笑いと暴力

当サイトの評価

3.8/5.0

本能寺の変を、武将たちの醜い欲望として描き直す。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.7
映像美4.4
音楽4.0
演技4.4
余韻3.8

世間ではどう評価されているか

カンヌ
出品 2023年
企画
約30年 北野武が長年温めた題材
IMDb
6.3 /10

2023年のカンヌ国際映画祭で上映されました。

北野武が長年温めていた企画で、自身の小説『首』を原作としています。

こんな人におすすめ

  • 北野武作品を追いたい人
  • 戦国時代に詳しい人
  • 暴力描写に耐性がある人

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