菊とギロチン(2018年・邦画)のイメージ

菊とギロチン

3.8/5当サイトの評価(5点満点)

長く、粗い。それでも記憶に残る種類の作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・共同脚本
瀬々敬久
出演
木竜麻生、韓英恵、東出昌大、寛一郎
上映時間
189分
製作国
日本
公開
2018年
時代設定
1923年前後

あらすじ(ネタバレなし)

関東大震災の直後。当時実在した女相撲の一座が、各地を巡業していました。集まっているのは、家や夫から逃げてきた女性たちです。

同じ頃、社会を変えようとする無政府主義者の若者たちが活動していました。彼らは「ギロチン社」を名乗っています。

偶然出会った両者は、互いに惹かれていきます。しかし震災後の社会は、朝鮮人虐殺と弾圧の時代へ向かっていました。

ここが見どころ

女相撲という題材

実在した興行です。行き場のない女性の受け皿だったという側面が描かれます。

震災後の社会

朝鮮人虐殺、自警団、弾圧。正面から扱われます。

189分という尺

極めて長く、構成も整理されていません。この過剰さも含めての作品です。

この映画について:関東大震災の直後、女相撲の一座と無政府主義者が出会う。

189分という長尺で、構成は明らかに整理されていません。複数の筋が並行し、どれも十分に展開されないまま進みます。

それでも力があるのは、題材の選び方です。女相撲という実在の興行を、女性の避難所として描く着眼が優れています。

震災後の朝鮮人虐殺も正面から扱われます。この時代を描いた作品としては、踏み込んだ内容です。

粗さは多い。ただ、これだけの題材をまとめて一本にしようとした意欲は評価に値します。

この作品の良さ

  • 女相撲という題材の選択
  • 震災後の社会を正面から扱った姿勢
  • 行き場のない人々の受け皿という視点
  • 題材をまとめようとした意欲

当サイトの評価

3.8/5.0

関東大震災の直後、女相撲の一座と無政府主義者が出会う。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.7
映像美4.0
音楽3.8
演技4.0
余韻3.9

世間ではどう評価されているか

上映時間
189
時代設定
1923 年前後
公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

関東大震災後の社会を舞台に、実在した女相撲とアナキスト集団を描いた作品です。

189分という長尺と構成の粗さが指摘されています。暴力・性暴力の描写を含みます。

こんな人におすすめ

  • 長尺に耐えられる人
  • 大正期の日本に関心がある人
  • 粗さを許容できる人

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