アイリッシュマン(2019年・洋画)のイメージ
洋画2019年サスペンス・犯罪ドラマサスペンスアメリカ

アイリッシュマン

4.2/5当サイトの評価(5点満点)

長いのですが、この長さでなければ成立しません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
マーティン・スコセッシ
出演
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテル
上映時間
209分
製作国
アメリカ
日本公開
2019年(配信)
受賞
米アカデミー賞 作品賞ほか10部門ノミネート

あらすじ(ネタバレなし)

老人ホームで車椅子に座るフランク・シーランが、自らの半生を語り始めます。かつて彼は、組織の「家のペンキ塗り」を請け負う殺し屋でした。

トラック運転手だった彼は、マフィアの幹部ラッセルに引き立てられます。やがて全米トラック運転手組合の会長ジミー・ホッファの護衛を任されました。

ホッファは巨大な権力を持ちながら、組織との関係を悪化させていきます。そしてフランクは、二人の間で選択を迫られることになります。

ここが見どころ

老いの描写

栄光の場面より、その後の何十年が長く描かれます。友人も家族も失った後の時間です。

娘という存在

台詞がほとんどない娘が、父を見続けています。この人物の沈黙が、作品の裁きになっています。

ジョー・ペシ

静かで、決して声を荒らげない組織の幹部です。過去作の役柄とは正反対の造形が見事です。

この映画について:209分。老いた男が、誰もいない部屋で過去を語る。

209分という長さです。しかしこの長さでなければ、老いという主題は成立しません。

スコセッシは長くギャング映画を撮ってきました。本作はその終着点で、栄光を描いた後に、誰もいなくなった時間を延々と映します。

娘の扱いが優れています。ほとんど喋らないまま、父を見続け、そして口をきかなくなる。言葉のない裁きです。

若返らせるCGについては違和感を指摘する声もありました。ただ、老いた身体の動きこそが主題である以上、それも含めて作品の一部です。

この作品の良さ

  • 老いた後の時間を長く描く構成
  • 娘の沈黙という裁き
  • ジョー・ペシの静かな造形
  • ギャング映画の終着点としての位置

当サイトの評価

4.2/5.0

209分。老いた男が、誰もいない部屋で過去を語る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美4.2
音楽4.1
演技4.7
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

上映時間
209
米アカデミー賞
ノミネート 作品賞ほか10部門
日本公開
2019 年(配信)

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

配信を中心に公開され、アカデミー賞で作品賞を含む10部門にノミネートされました。

俳優を若返らせるCGについては違和感を指摘する声もあります。

こんな人におすすめ

  • ギャング映画を観てきた人
  • 長尺に耐えられる人
  • 老いを扱った作品に関心がある人

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