ナイト・オブ・ザ・リビングデッド
以降のゾンビ作品はすべて、この映画の子どもです。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・撮影・編集
- ジョージ・A・ロメロ
- 出演
- デュアン・ジョーンズ、ジュディス・オディア
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 96分
- 公開
- 1968年
あらすじ(ネタバレなし)
ペンシルベニアの田舎の墓地。バーバラは兄と父の墓参りに来ていました。そこへ、ふらつく男が現れて襲いかかります。
兄を失った彼女は、近くの一軒家に逃げ込みます。そこには、同じように逃げてきたベンという男がいました。
地下室には別の一団が隠れています。外では、死者が次々と歩き出しています。ラジオとテレビは、断片的な情報しか伝えません。
ここが見どころ
規則を作った
頭を破壊すれば止まる、噛まれると感染する、群れで襲う。現在まで使われるゾンビの規則は、ほぼこの作品が定めました。
黒人俳優の主演
1968年に、黒人俳優が英雄役を務めています。制作側は意図的ではないと述べていますが、結末の意味は避けられません。
最後の数分
ニュース写真のような静止画で終わります。公民権運動の時代の空気と直結した幕切れです。
この映画について:現代のゾンビは、この一本から始まった。
12万ドル程度の予算で作られました。モノクロなのは、予算がなかったからです。結果としてニュース映像のような質感が生まれています。
作中に「ゾンビ」という語は出てきません。ロメロはブードゥーの伝承ではなく、吸血鬼小説から発想したと語っています。
難点は、演技と録音に粗さがあることと、いまの目には展開が古典的すぎることです。
この作品の良さ
- ゾンビの規則を作った歴史的意義
- 低予算を活かした質感
- 最後の数分
当サイトの評価
現代のゾンビは、この一本から始まった。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.3 |
| 音楽 | 4.0 |
| 演技 | 4.0 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- 影響
- ゾンビ映画の原点
- IMDb
- 7.8 /10
- 製作費
- 約12万ドル 自主製作
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
約12万ドルという低予算の自主製作でありながら、現在に至るゾンビ映画のほぼすべての規則を作った作品です。
著作権表記の不備により、長くパブリックドメインとして流通してきた経緯もあります。
こんな人におすすめ
- ゾンビものが好きな人
- 映画史に関心がある人
- 低予算映画の工夫を見たい人
配信を探す
各サービスで「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。