

ロング・ウォーク
見た目は地味ですが、緊張の持続という点では相当なものです。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- フランシス・ローレンス
- 原作
- スティーヴン・キング(リチャード・バックマン名義)『死のロングウォーク』
- 出演
- クーパー・ホフマン、デヴィッド・ジョンソン、マーク・ハミル
- 製作国
- アメリカ
- 日本公開
- 2025年
- ジャンル
- サスペンス
あらすじ(ネタバレなし)
全体主義的な体制のもとにあるアメリカ。年に一度、100人の少年が「ロング・ウォーク」に参加します。
規則は単純です。決められた速度を下回れば警告、三度目で射殺される。休憩も、ゴールもありません。最後の一人になるまで歩き続けます。
参加者たちは、歩きながら会話を交わします。互いを励まし、身の上を語り、そして一人ずつ減っていきます。
ここが見どころ
設定の単純さ
歩き続けるだけです。それ以外の展開が一切ないことが、かえって逃げ場のなさを作ります。
会話の積み重ね
参加者同士の関係が唯一の変化です。親しくなるほど、失われたときの痛みが増すという構造になっています。
原作への忠実さ
キングが最初期に書いた小説です。希望的な改変を加えていないことが、この映画化の要点です。
この映画について:時速6キロを下回ったら、撃たれる。歩き続けるだけの競技。
スティーヴン・キングが学生時代に書いた小説の映画化です。設定は極めて単純で、映像的な見せ場もほとんどありません。
それでも持つのは、脱落が確実に訪れるからです。親しくなった人物が必ず減っていくという設計が、時間とともに効いてきます。
体制批判としての読み方も可能ですが、作品はそれを声高に語りません。制度は説明されず、ただそこにあるものとして提示されます。
後味は非常に悪い。救いのある結末を期待すると裏切られます。それが原作通りであり、正しい選択だと思います。
この作品の良さ
- 極めて単純な設定の徹底
- 関係が深まるほど痛みが増す構造
- 制度を説明しない演出
- 原作に忠実な結末
当サイトの評価
時速6キロを下回ったら、撃たれる。歩き続けるだけの競技。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.0 |
| 音楽 | 3.9 |
| 演技 | 4.3 |
| 余韻 | 4.3 |
世間ではどう評価されているか
- 原作
- スティーヴン・キング の初期作
- 製作国
- アメリカ
- 日本公開
- 2025 年
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
スティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で発表した小説を原作とする作品です。
救いのない結末については、原作に忠実だという評価と、後味の悪さを指摘する声の双方があります。
こんな人におすすめ
- スティーヴン・キングの原作が好きな人
- 後味の悪い作品に耐えられる人
- 単純な設定を突き詰めた作品が好きな人
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