ハナレイ・ベイ(2018年・邦画)のイメージ

ハナレイ・ベイ

3.4/5当サイトの評価(5点満点)

短編らしく、余白の多い作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
松永大司
原作
村上春樹『ハナレイ・ベイ』
出演
吉田羊、佐野玲於、村上虹郎、佐藤魁
製作国
日本
公開
2018年
舞台
ハワイ・カウアイ島

あらすじ(ネタバレなし)

サチの19歳の息子は、ハワイのハナレイ・ベイでサーフィン中にサメに襲われ、命を落としました。

遺体を引き取りに行った彼女は、それから毎年同じ時期に同じ海を訪れるようになります。3週間、ただ海を眺めて過ごすのです。

10年目のある年、二人の日本人サーファーと出会います。彼らから、片脚のない日本人サーファーを見たという話を聞かされました。

ここが見どころ

説明のなさ

母が何を思っているかは語られません。ただ海を見ている時間が続きます。

吉田羊

感情を表に出さない母を演じます。息子とは生前も良い関係ではありませんでした。

ハワイの風景

美しい観光地が、喪失の場所として撮られています。

この映画について:息子を亡くした海に、母は毎年通い続ける。

村上春樹の短編が原作です。短編らしく、余白が多く、説明もありません。

母子の関係が良好でなかったことが示されます。それでも通い続けるという行為の理由は、最後まで語られません。

吉田羊が良い。泣かず、取り乱さず、ただ海を見ているという状態を持たせています。

劇的な展開はなく、救いもありません。短編を短編のまま映画にしたという点で、原作に忠実です。

この作品の良さ

  • 説明を与えない構成
  • 吉田羊の抑えた演技
  • 観光地を喪失の場として撮る視線
  • 短編の余白を保った翻案

当サイトの評価

3.4/5.0

息子を亡くした海に、母は毎年通い続ける。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.3
映像美3.9
音楽3.7
演技3.6
余韻3.6

世間ではどう評価されているか

原作
村上春樹 の短編
舞台
ハワイ ・カウアイ島
公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

村上春樹の短編小説を原作とする作品です。

大きな出来事が起きない構成で、評価は好みによって分かれます。

こんな人におすすめ

  • 村上春樹の作品が好きな人
  • 静かな作品を求めている人
  • 喪失を扱った映画に関心がある人

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