焼肉ドラゴン(2018年・邦画)のイメージ

焼肉ドラゴン

3.7/5当サイトの評価(5点満点)

一軒の店と一つの家族だけで、時代が見えてきます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
鄭義信
原作
鄭義信の同名舞台
出演
真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、キム・サンホ、イ・ジョンウン
製作国
日本・韓国
公開
2018年
時代設定
1969〜1971年

あらすじ(ネタバレなし)

1969年、関西の空港近く。在日コリアンの龍吉とその家族は、小さな焼肉店を営んでいます。集落は不法占拠とされ、立ち退きを迫られていました。

長女は片脚が不自由で結婚を諦めかけ、次女は姉の恋人と関係を持ち、三女は日本人の男と付き合っています。

末の息子は日本の学校でいじめに遭い、口を利かなくなっていました。家族はそれぞれの問題を抱えながら、店を続けます。

ここが見どころ

店という舞台

ほぼ全編が店と、その周辺です。限られた場所に人が集まり、争い、笑うという舞台劇の構造が残っています。

二つの言語

日本語と韓国語が混ざります。世代によって使う言葉が違うことが、そのまま歴史を示します。

賑やかさと哀しさ

喧嘩と笑いが絶えない一方で、扱われているのは差別と貧困です。

この映画について:空港拡張で立ち退きを迫られる、在日一家の店。

在日コリアン一家の物語です。舞台劇が原作のため、店という一つの場所に人が集まる構造になっています。

重い題材を扱いながら、調子は賑やかです。怒鳴り合い、酒を飲み、笑う。その勢いが作品を支えています。

しかし各人が抱える問題は深刻です。特に末の息子をめぐる展開は、静かで残酷でした。

群像として人数が多く、一人あたりの掘り下げは浅くなります。それでも、時代と場所の空気は確実に伝わります。

この作品の良さ

  • 一軒の店に集約した構造
  • 二つの言語の使い分け
  • 賑やかさと哀しさの同居
  • 時代の空気の再現

当サイトの評価

3.7/5.0

空港拡張で立ち退きを迫られる、在日一家の店。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.7
映像美3.8
音楽3.7
演技4.1
余韻3.8

世間ではどう評価されているか

原作
鄭義信 の舞台
時代設定
1969 〜1971年
公開
2018

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

鄭義信が自身の舞台を映画化した作品で、日韓の共同製作です。

登場人物が多く、一人あたりの掘り下げが浅いという指摘があります。

こんな人におすすめ

  • 在日コリアンの歴史に関心がある人
  • 群像劇が好きな人
  • 舞台劇的な作品が好きな人

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