ウーマン・トーキング 私たちの選択
事件そのものは描かれません。議論だけの映画です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- サラ・ポーリー
- 原作
- ミリアム・トウズ
- 出演
- ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、フランシス・マクドーマンド
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 104分
- 公開
- 2023年6月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
2010年、外部と隔絶した宗教共同体。女性たちが眠っている間に襲われるという事件が、長年にわたって繰り返されてきました。
犯人は男性の住人たちでした。逮捕された彼らの保釈金を集めるため、男たちは町へ出かけています。戻るまで二日。
残された女性たちは、納屋に集まります。選択肢は三つ。何もしない、戦う、去る。彼女たちは読み書きができないため、議事録は男性の教師が取ります。
ここが見どころ
議論の設計
感情論と信仰と現実の折り合いを、一つずつ検討していきます。結論に至る過程そのものが物語です。
彩度を落とした映像
ほぼモノクロに近い色調。納屋の中の閉塞感と、外の光の対比が効いています。
子どもたちの存在
議論の周りで遊ぶ子どもたち。この決断が誰のためのものかが、常に画面にあります。
この映画について:納屋の中で、女たちが二日かけて話し合う。
実際に起きた事件を下敷きにしていますが、原作は「これは事実への女性たちの応答である」という立場を取っています。
事件の描写がほとんどないのが重要です。被害を再現せず、その後をどう生きるかだけを扱っています。
難点は、会話劇のため退屈に感じる人がいることと、人物の描き分けがやや難しいことです。
この作品の良さ
- 議論の設計
- 被害を再現しない判断
- 俳優陣の演技
当サイトの評価
納屋の中で、女たちが二日かけて話し合う。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.4 |
| 映像美 | 4.2 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 脚色賞 2023年
- IMDb
- 6.7 /10
- 原作
- ミリアム・トウズ 小説
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
第95回アカデミー賞で脚色賞を受賞し、作品賞にもノミネートされました。
原作はミリアム・トウズの小説で、実際に起きた事件を下敷きにしています。
こんな人におすすめ
- 会話劇が好きな人
- 重い題材に向き合える人
- 議論の過程を追いたい人
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