CLOSECLOSE
洋画2022年ドラマ2020年代ベルギー

CLOSE クロース

前半だけ観ると、とても幸せな映画に見えます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ルーカス・ドン
出演
エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル、エミリー・ドゥケンヌ
製作国
ベルギーほか
上映時間
105分
公開
2023年7月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

ベルギーの花農家。13歳のレオとレミは、幼い頃から兄弟のように過ごしてきました。同じ布団で眠り、自転車で並んで走り、互いの家を行き来しています。

中学に上がった二人に、同級生が問いかけます。「あなたたちは付き合っているの?」。悪意のない質問でした。

レオは距離を取り始めます。アイスホッケーを始め、レミを避けるようになります。レミは、その理由が分かりません。

ここが見どころ

花畑の映像

季節ごとに色を変える花畑。時間の経過と、関係の変化が重ねられます。

何も説明しない転換

作品の中盤で起きる出来事は、直接描かれません。観客も、レオと同じ順序で知ることになります。

エミリー・ドゥケンヌ

レミの母。終盤、車の中での場面が、この作品でいちばん重い数分です。

この映画について:13歳の親友二人が、周囲の視線で引き離される。

この映画が扱っているのは、「男の子同士がこれ以上親密であってはいけない」という規範が、どれほど暴力的に働くかです。誰も悪意を持っていません。

監督のルーカス・ドンは前作『Girl』でも思春期を扱っています。ただ、こちらのほうが批判は少ない。

難点は、後半の展開が非常につらいことです。心の準備をして観てください。

この作品の良さ

  • 前半と後半の落差
  • 花畑の映像
  • 規範の暴力性の描き方

当サイトの評価

4.3/5.0

13歳の親友二人が、周囲の視線で引き離される。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美4.6
音楽4.6
演技4.8
余韻4.7

世間ではどう評価されているか

カンヌ
グランプリ 2022年
アカデミー賞
ノミネート 国際長編映画賞
IMDb
7.7 /10

2022年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞しました。

アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされています。

こんな人におすすめ

  • 思春期を扱った作品に関心がある人
  • つらい展開でも平気な人
  • ヨーロッパ映画を追いたい人

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