フルメタル・ジャケットFULL METAL JACKET
洋画1987年戦争1980年代キューブリック

フルメタル・ジャケット

前半45分だけでも、観る価値は十分にあります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
スタンリー・キューブリック
出演
マシュー・モディーン、R・リー・アーメイ、ヴィンセント・ドノフリオ
製作国
イギリス・アメリカ
上映時間
116分
公開
1988年3月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

サウスカロライナの海兵隊訓練所。丸刈りにされた新兵たちを、ハートマン先任軍曹が罵倒とともに迎えます。人格を解体し、兵士として組み立て直す8週間が始まります。

「ジョーカー」と名付けられた主人公は、要領よく立ち回ります。一方、太った新兵「微笑みデブ」は、何をやってもうまくできません。

訓練を終えた者たちは、ベトナムへ送られます。ジョーカーは従軍記者として、フエの市街戦に加わります。

ここが見どころ

ハートマン軍曹

演じたR・リー・アーメイは実際の海兵隊教官出身で、台詞の多くを自ら考案しました。当初は指導役として雇われていた人物です。

洗面所の場面

前半の結末。訓練が何を作り出したのかが、そこで示されます。

狙撃手との対峙

終盤、廃墟での一連。この映画が最後に突きつける問いがここにあります。

この映画について:前半は訓練所。後半は戦場。まったく別の映画に見える。

前半と後半で評価が分かれる作品です。訓練所パートの完成度が高すぎて、後半が散漫に見えるという指摘は妥当だと思います。

ただ、後半の狙撃手の場面は、前半で作られた兵士が何をするかという答えになっています。構造としては筋が通っています。

難点は、後半のテンポと、ベトナム側がほとんど描かれないことです。ロケはすべてイギリスで行われました。

この作品の良さ

  • 前半の訓練所パート
  • R・リー・アーメイの存在感
  • 終盤の対峙

当サイトの評価

4.3/5.0

前半は訓練所。後半は戦場。まったく別の映画に見える。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美4.6
音楽4.3
演技4.7
余韻4.5

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
ノミネート 脚色賞
IMDb
8.3 /10
撮影
全編イギリス ベトナムを再現

第60回アカデミー賞で脚色賞にノミネートされました。

ベトナムの場面を含め、撮影はすべてイギリス国内で行われています。

こんな人におすすめ

  • キューブリック作品を追いたい人
  • 軍隊組織に関心がある人
  • 強い言葉に耐性がある人

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