劇場版 呪術廻戦 0(2021年・邦画)のイメージ
邦画2021年アニメ2020年代日本

劇場版 呪術廻戦 0

本編を観ていなくても入れる、珍しいタイプの劇場版です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
朴性厚
原作
芥見下々『呪術廻戦 0』
アニメーション制作
MAPPA
声の出演
緒方恵美、花澤香菜、中村悠一
製作国
日本
公開
2021年

あらすじ(ネタバレなし)

乙骨憂太は、幼なじみの里香を交通事故で失いました。しかし彼女は成仏せず、強大な呪霊となって彼に取り憑いています。

里香は彼を守るため、周囲の人間を無差別に傷つけてしまいます。自分を危険な存在だと考えた憂太は、死を望むようになっていました。

そんな彼を呪術高専へ導いたのが、五条悟でした。仲間と出会い、呪術を学ぶうち、憂太は自分と里香の関係を見つめ直していきます。

ここが見どころ

MAPPAの作画

呪霊の動きと戦闘の描写が非常に密度が高い。テレビシリーズの水準をさらに引き上げたアクション作画が全編で見られます。

里香という存在

守ってくれる存在が、同時に最大の脅威でもある。愛情と呪いを同じものとして描いた設定が、この作品の芯です。

単体で完結する構成

本編の前日譚でありながら、始まりと終わりが揃っています。シリーズ未見でも問題なく観られる作りです。

この映画について:本編の1年前。呪いになった幼なじみと生きる少年の話。

テレビシリーズの劇場版は、たいてい本編を観ていることが前提になります。本作は例外で、原作の読み切り作品を単体で映画化したため、独立した物語として成立しています。

扱っている主題も明確で、「呪い」と「愛」が同じものとして描かれる。里香が憂太を守れば守るほど、彼は孤立していく。この構造がきちんと物語を動かしています。

アクションの作画は文句なしで、とくに終盤の戦闘は劇場で観る価値があります。MAPPAの仕事としても上位に来る出来です。

難点は、脇役の掘り下げが薄いことです。同級生たちは魅力的に描かれるものの、それぞれの背景は本編に持ち越されます。

この作品の良さ

  • MAPPAによる高密度のアクション作画
  • 「呪い」と「愛」を同一視した設定
  • 単体で完結する構成
  • シリーズの入り口として機能する

当サイトの評価

4.0/5.0

本編の1年前。呪いになった幼なじみと生きる少年の話。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美4.5
音楽4.2
演技4.0
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

原作
芥見下々 『呪術廻戦 0』
制作
MAPPA
公開
2021

数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。

テレビアニメ『呪術廻戦』の前日譚にあたる劇場作品で、原作の読み切り作品を映画化したものです。

興行収入138億円を記録し、2021年の邦画では最大級のヒットとなりました。

こんな人におすすめ

  • アクションアニメが好きな人
  • シリーズ未見でも観られる劇場版を探している人
  • 本編を観る前に入り口が欲しい人

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