トイ・ストーリー3
1作目を観ていれば十分に楽しめます。というより、1作目を観てからのほうが確実に効きます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- リー・アンクリッチ
- 製作
- ピクサー・アニメーション・スタジオ
- 音楽
- ランディ・ニューマン
- 上映時間
- 103分
- 日本公開
- 2010年7月
あらすじ(ネタバレなし)
アンディは17歳になり、大学へ発とうとしています。長く遊ばれていないおもちゃたちは、屋根裏に入れられるのか、捨てられるのかを気にしています。
手違いから寄付に出された彼らは、保育園「サニーサイド」にたどり着きます。毎日子どもに遊んでもらえる楽園に見えたその場所には、しかし厳格な支配者がいました。
ここが見どころ
保育園という監獄
中盤は完全に脱獄映画の構造になります。楽園に見えた場所が管理社会だったという展開が、シリーズの主題と噛み合っています。
焼却炉の場面
子ども向け作品としては異例なほど絶望的な数分。ここで全員が手を取り合う描写が、この作品の到達点です。
この映画について:持ち主が大人になる、という当然のことを正面から扱う。
シリーズを通しての主題は「おもちゃは持ち主に必要とされなくなる」という一点で、3作目はそれを正面から扱います。逃げずに終わりを描いたことが、この作品の価値です。
構成も堅実で、脱獄もののフォーマットを借りることで、感情的な主題を娯楽として成立させています。
難点は、1作目・2作目を観ていないと感情の蓄積が働かないことです。単体では、よくできた脱獄コメディで終わります。またラストの数分は、泣かせにくる力がかなり強い。
この作品の良さ
- 終わりを逃げずに描いた主題
- 脱獄ものの構造を借りた娯楽性
- 焼却炉の場面の到達点
当サイトの評価
持ち主が大人になる、という当然のことを正面から扱う。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.8 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 4.8 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 2冠 長編アニメ映画賞・歌曲賞
- IMDb
- 8.3 /10
- 興行
- 大ヒット シリーズ最高の成績
数字は2026年8月時点で確認できたものです。IMDbのスコアや公開中の作品の興行収入は、その後も変動します。
第83回アカデミー賞で長編アニメ映画賞と歌曲賞を受賞し、作品賞にもノミネートされました。アニメーション作品が作品賞候補に入るのは例外的なことです。
こんな人におすすめ
- 1作目を観た人
- 家族で観られる作品を探している人
- きちんと終わる物語が好きな人
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