台風クラブTYPHOON CLUB
台風クラブ
説明の少ない作品です。何が起きているか分からないまま観ることになります。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 相米慎二
- 脚本
- 加藤祐司
- 出演
- 工藤夕貴、三上祐一、大西結花
- 上映時間
- 115分
- 公開
- 1985年8月
あらすじ(ネタバレなし)
地方の中学校。台風が接近するなか、生徒たちの日常が少しずつ狂い始めます。夜のプールでの事故、教師の逃避行、そして無断で東京へ向かう少女。
台風の夜、数人の生徒が学校に取り残されます。閉じた校舎の中で、彼らは制服を脱ぎ、雨の中で踊り出します。
ここが見どころ
長回し
相米慎二監督らしい長いカットが続きます。カメラが動かないまま、その中で子どもたちが暴れる。
雨中のダンス
台風の夜、校庭で踊る数分。意味の説明は一切ありません。この場面のためにこの映画がある。
この映画について:台風で閉じ込められた中学生が、おかしくなっていく。
物語らしい物語はありません。思春期の身体と感情が、台風という異常事態で暴走する。それだけです。
説明を放棄しているので、初見では戸惑います。ただ、中学生の頃の説明のつかない感情を思い出す人は多いはずです。
難点は、その分かりにくさと、終盤の展開が唐突なことです。また性的な描写が含まれており、演出については当時の撮影環境も含めて議論があります。
この作品の良さ
- 長回しによる緊張
- 雨中のダンスの場面
- 説明を放棄する潔さ
当サイトの評価
4.5/5.0
台風で閉じ込められた中学生が、おかしくなっていく。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.5 |
| 映像美 | 4.7 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 4.8 |
世間ではどう評価されているか
- 東京国際映画祭
- グランプリ 1985年
- IMDb
- 7.4 /10
- 評価
- カルト的 後年に再評価
第1回東京国際映画祭のヤングシネマ部門でグランプリを受賞しました。相米慎二監督の代表作とされ、近年は海外での上映機会も増えています。
こんな人におすすめ
- 説明のない作品が平気な人
- 思春期を描いた話に興味がある人
- 定番以外の邦画を探している人
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