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Facebook創業の物語。IT起業の映画かと思って観ると、実際に描かれているのは、うまくいけばいくほど孤立していく人間の話。台詞の速度が異常。
恋愛映画のなかでは、最もつらい部類に入ります。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
ペンシルベニアの田舎町。ディーンとシンディの夫婦には、幼い娘がいます。ディーンは塗装の仕事をしながら、朝から酒を飲んでいます。シンディは看護助手として働いています。
会話は噛み合わず、些細なことで衝突します。ディーンは関係を立て直そうと、安いラブホテルへの一泊を提案します。
同時に描かれるのは、6年前のことです。引っ越し業者だった彼が、彼女に一目惚れした頃の日々。
店先で歌い、踊る。過去パートで最も幸福な数分が、現在パートの直後に置かれます。
過去は16mm、現在はデジタル。質感の差が、そのまま時間の差になります。
二人は撮影前に実際に同居し、夫婦としての生活を続けたと伝えられます。
この映画には、決定的な事件がありません。浮気も暴力もなく、ただ噛み合わなくなっていくだけです。それがいちばんつらい。
ミシェル・ウィリアムズはアカデミー主演女優賞にノミネートされました。二人の演技は即興を多く含むとされています。
難点は、観たあとに何も救いがないことです。関係が良好でない時期には勧められません。
出会った頃と、壊れかけの現在を交互に見せる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.2 |
| 映像美 | 4.3 |
| 音楽 | 4.3 |
| 演技 | 4.9 |
| 余韻 | 4.6 |
第83回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされました。
過去の場面は16mmフィルム、現在の場面はデジタルで撮影されており、質感の違いが意図的に使われています。
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